Thread by @uehara_sato4

クレジットカード業界の収益構造を図でまとめてみました。

①消費者がカードで買い物をする
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②加盟店がアクワイアラとイシュアに3.24%の手数料を支払う（イシュアの取り分は2.3%）
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③アクワイアラとイシュアがカードブランドの会社に0.05%のライセンス手数料を支払う

クレジットカード業界についてもう少し深掘りします。

まず、国内の個人消費は300億円弱あって、このうちクレジットカード決済は20%弱を占めています。

そしてクレジットカードの発行会社（イシュア）の市場シェアは画像の通りです。

三井住友、三菱、クレディセゾン、楽天が強いです。

そして、主なクレジットカード会社の売上収益の内訳はこちらです。

どこの会社も加盟店手数料とリボ払いやキャッシングの利息が主な収益源となっています。

会社によってけっこう差がありますが、エポスカードはリボ払いからの収益の比率がかなり高いのが特徴的です。

クレジットカード業界にはプロセシングというあまり知られていない業種があり、これが実はすごく儲かります。

①プロセシングとはカード会社のデータ処理などを行うITプラットフォームです。

②NTTデータのCAFISというシステムが国内トップ。決済バリューチェーンの様々な場所でCAFISが使われます。

ちょっとマニアックな古い記事ですが、もともとプロセシングは金融機関がインハウスでやっていました。

ですが多くの金融機関にとってプロセシングはノンコア事業だったので、外部にアウトソースするケースが増えました。そこで業績を伸ばしたのがNTTデータのCAFISです。

jri.co.jp/MediaLibrary/f…

プロセシングの市場は国内で1,800億円程度。これが2025年には3,100億円まで拡大すると予想されています。

NTTデータが強い市場ですが、ITサービス企業のTISがその市場を狙っていて、NTTデータのCAFISに対抗してPAYCIERGEというプラットフォームを拡販しようとしています。