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Feb 25 83 tweets 1 min read
記憶が薄れないウチに今日の東海高校でのZUNさん講演会の概要を書き起こす ※メモと記憶を頼りに書いているので若干不正確な点があります
(リプツリーに続く)
幕が上がって神主登場
前方のスライドには大きく霊夢の絵と、「出てくる人 東方Project原作者ZUN」の文字
ZUN「スライドは行きの新幹線の中で作りました(笑)」
ZUN「講演会ってね、今までもう結構やり尽くしちゃって語ることがないの。でね、こういう会で一番盛り上がるのは何かって言うと、質疑応答。なので今回は90分間全部質疑応答でやろうと思います」(会場から割れんばかりの拍手)
(前半が司会からのZUN氏人生振り返り質問、後半が客席からの質問)
司会「ゲームや音楽に触れたのはいつから?」
ZUN「いつからかって言うと保育園からになる。実家が喫茶店やってたので、ご飯テーブルがそのまんまゲーム台になってたものだから」
司会「印象深いゲームは?」
ZUN「こういう話、皆の世代じゃないんだよね(笑) 『ソンソン』とか……分かんないよね。皆が知ってるのだと、『スーパーマリオブラザーズ』は感動した。今まで背景って宇宙みたいな暗いものしか無かったのに、地上のステージがあったり海のステージがあったり」
司会「少年時代のゲーム以外の趣味は?」
ZUN「虫取りかな。小学生の頃はゲームと虫取りしかしてなかった」
司会「その後、靈異伝が1996年に発売されるわけですが……」
ZUN「いや、靈異伝が発売されたのって1995年だよ。1996年って言ってるのはWikipediaだけ。原作者の言う事の方が上だと思うんだけど、Wikipediaは客観的な事実が無いと正しいと認めてもらえないらしい(笑)」
司会「コミケの印象はどうでしたか?」
ZUN「コミケ自体全然知らなかったんだよ。大学のサークルの先輩が『こんなの作れるヤツいるならコミケ申し込んどけば良かったな』って言ってきて、えっなにそれ?って」
司会「主人公の霊夢について」
ZUN「当時は巫女さんが主人公のゲームとか全然なかった。奇々怪界とかぐらいじゃないかな。そういう捻くれてる主人公にしたかった。実は、昔から神社が好きとかそういうわけじゃなかったんだよね」
司会「タイトーに就職した頃について」
ZUN「会社でゲーム作れるわけだし、個人じゃなくても良いよねってことで一度東方卒業を考えてた。5作も作ったし自分の中では満足かなって。それに、当時は副業とか厳しかったし、ゲーム会社に勤めながらゲーム作るなんてコンプラ的にも……ね」
司会「タイトーを選んだ理由は?」
ZUN「アーケードが好きで、タイトーはアーケードが多かったので一番入りたかった。あの頃は、インベーダーが廃れても、どうせまたその次のヒットが生まれるだろうって思うぐらいの勢いだったし」
司会「紅魔郷制作に至るまでに何が?」
ZUN「ゲーム作るのはコンプラ的に厳しいだろうってことで最初は音楽サークル作ろうと思って、だから幻樂団なんて名前付けてるんだよね。当時の音サーは捻くれた名前を付けるのが流行ってて、だから東洋と西洋がごちゃまぜみたいな名前にした。」↓(続)
ZUN「けど、2001年のコミケは落ちちゃって。考える時間ができたから次はコンプラとか気にせずゲーム作りしてみようと思って、紅魔郷を作った」
司会「STGと音楽CDに世界観の繋がりはある?」
ZUN「明確に繋がってるってしちゃうと矛盾が起きちゃったりするかもしれない。なのでふんわりと繋がってる世界観のつもり」
司会「スペカはどういうイメージで作った?」
ZUN「弾幕STGって東方と同時多発ぐらいに出て来て、紅魔郷の頃は黎明期だけど、今後消えゆくジャンルのような気がしていた。弾幕STGの良いところを出すにはどうしたらって考えて、楽しい部分に名前をつけて識別出来るようにすれば良いんじゃないかって」
司会「必殺技みたいな感じですね」
ZUN「そうそう。自分ではかなり良いアイデアだと思ったので、思いついてすぐ会社で企画書を書いた。けど通らなくて(笑)、だったら自分で作るしかない!ってなった」
司会「初の例大祭が2004年にありましたが、その頃の印象は?」
ZUN「個人的には東方の盛り上がり度合いが今と変わらないような印象だけど、数としては全然多くないものだった。多分パワーがもの凄かったんだろうね」
司会「永夜抄の次作はかなり間隔があきましたが、その頃も作る予定自体はあった?」
ZUN「そもそもゲームって1個作って終わりじゃ勿体なくて、3個ぐらいが丁度良い。初回で原型を作って、次で可能性を広げて、最後に集大成を作る。だから永夜抄で個人的にはやり切って満足してた」↓(続)
ZUN「けど思いの外盛り上がっちゃって、このままだと終われないと思ってダラダラ続けちゃって今に至るんだよね」
司会「その頃には書籍も」
ZUN「こういうのやりませんかって出版社に声をかけられて、『自分でやらせてもらえるなら』って条件付けて返したらオッケーもらっちゃって。結果自分で自分の首を締めることになったんだけどね(笑)。自分でやりたいなんて言ったことはなくて、基本的には向こうから」
司会「その頃の二次創作について」
ZUN「永夜抄の頃が一番盛り上がってたよね。その後にニコニコ動画が始まるけど、あれは既に流行ってたものを色んな人に広める役割を果たしてた」
司会「二次創作に対する公式ガイドラインについて」
ZUN「あれは……うーん、仕方なく作ったんだよ。当時は公式に直接問い合わせるってNGの文化で、公式はダメって言わざるをえないんだよね。でも聞かれることが多くなっちゃって、それで仕方なく……」
司会「風神録以降の3部作について」
ZUN「永夜抄までは僕が作りたいものを作っていた。それ以降は『東方Projectって何?』をどんどん詰めていく作業。世界観のクォリティアップをしたかった」
司会「風神録は長野県舞台ですが、特別な思いがありましたか?」
ZUN「『東方とは何か?』を考えるに連れて、自分が子供の頃に体験してきたものを入れようと思った。東方でないと出来ないやり方だし、だからこそ僕は東方しか作れないんだけどね」
司会「ゆっくりについて」
ZUN「話すと色々……(笑)。元は2chの文化だけど、あの頃は2chって東方が出禁になってたんだよね。したらばでしか話せなくなっちゃった(会場爆笑)。で、東方アンチが2chの東方関係ないとこに貼りまくるAAとして生まれたんだよね」
司会「それが今やこんなに広まることに」
ZUN「色んな人がそういうの経由で東方を知ってくれてて、東方はサブカルの王様、みたいに言われることがあるけど、でも実際は名前だけ知ってて中身を知らないことが多くて、大きいのかそうじゃないのか分からないジャンルだよね」
司会「最近は原作に時事ネタが多い印象がありますが」
ZUN「あれは日記みたいなものだからね。今感じてることをゲームに入れてる」↓(続)
ZUN「明確な時事ネタは多分輝針城あたりからじゃないかな。あの頃は海外のインディーズゲームがまるで元から主流だったかのようにこっちを侵食していて、『いやいや日本には前から同人ゲーっていう凄い文化があるぞ!』って"反逆"の気持ちをゲームに入れたんだよ」
司会「虹龍洞なんかも時事ネタですよね」
ZUN「あれは……まぁ色々あるけど、コミケが出来なくなったことが一番だよね。そういう今しか表現出来ないことをゲームに入れるってのがライフワークになってる」
司会「最近はSteamに進出もしていますね」
ZUN「いやもう……CD買って遊ぶ人なんて今いないじゃん(笑)。そもそもPCに付いてないよね。お店とかでも取り扱われないし、世の流れに乗るしか無いなって思って」
司会「人との繋がりが薄れる世の中になっていますが、同人ゲー製作者としてどう思いますか」
ZUN「ゲーム作るのに繋がりは要らないかな。一人で作ってるし(笑)。でも、イベントに行く楽しさは失われた。オンラインチャットだと妙に物寂しい」↓(続)
ZUN「かつては交流することでゲーム制作のモチベになってた。今はそういうのが失われて、これから毒のように回っていくのかも」
司会「最近は公認のソシャゲも増えましたが、心境の変化が?」
ZUN「今でも苦手だよ(笑)。自分で作ろうとは思わないかな……。基本無料なんて嘘くさいじゃん。絶対そんな訳ないだろって」
司会「今後の東方の方向性について」
ZUN「もう年だからね。作りたくなくなるまで作ろうと思ってるけど、その時が来るのが怖い。だから、どうすれば作りたいと思い続けられるかを模索している」
司会「東方以外は作らないんですか?」
ZUN「作るもの全部東方になっちゃうからダメ(笑)」
司会「東方にはよく月が出てきますが、何か思い入れは?」
ZUN「なんか、月って良いじゃん(笑) 『月の都』とか、『月面探査』とか、言葉が好き。あと火星も好きだよ」
司会「火星は東方に出ますか?」
ZUN「うーん……火星に人類が行くのはこれからだよね。まだ何があるかよく分からないじゃん。面白いとは思うけど、幻想郷に火星は……うーん、まだ微妙かな」
司会「収入ってどのぐらいですか?」
ZUN「言えない言えない(笑)。でもそう……売れるものじゃなくて好きなものを作っていられる程度には稼がせてもらってる。有名Youtuberよりはちょっと少ないくらいじゃないかな」
司会「ゆっくり茶番劇事件について」
ZUN「ドワンゴがすぐに動いてくれた。向こうもすぐ取り下げたからそれ自体は終わったんだけど、第二第三の事件を防がなきゃいけないからね。それでつい先日特許庁から『ゆっくり』がジャンルを表すっていう公式見解が出た。もう安心」↓(続)
ZUN「でも正直、あの事件でゆっくりの宣伝をしてもらった気分(笑)。地上波で放送された時はワクワクしたよね。ああいう出方は楽しい。今まで謎の存在だったゆっくりを皆が知るキッカケになった。そういう意味ではあの人に『ありがとうございます』って言いたいぐらい(笑)」
(ここから客席からのQ&A)
Q.小中学生からの人気をどう思いますか?
ZUN「例大祭ほんと多いよね。オタクコンテンツは大学生が主流だと思ってたし、実際東方のメインターゲット層はそこなんだけど。原作って小中学生が遊ぶには難しいよね。でもそっちに合わせにはいかないようにしてる」↓(続)
ZUN「結果として原作買いに来るのはおっさんばっか(笑)。二次創作の方には小中学生がいっぱい居てずるいなって思ったり(笑)」
Q.蓬莱人形のピエロはいるんですか?
ZUN「ピエロ?何のことだろう……ジャケットの絵の話?あれはイメージでしかないから……。もう正直昔過ぎて覚えてないこと多いよ」

※脚注:恐らくブックレットの中身の話とジャケ子とを勘違いしています
Q.究極反則生命体って何人ぐらい報告に来ましたか?
ZUN「たくさん(笑)。中には中学生ぐらいの子もいた。凄いよね」
Q.ZUNさんは究極反則生命体ですか?
ZUN「出来ない。でも不可能ではない難易度にして作った」
Q.ZUNさんは弾幕STGはどれぐらい出来ますか?
ZUN「昔は出来たんだけどね。今はもうルナを通しでクリアするのはキツくて……1面ごとにクリアできれば良いやって思って作ってる。自分がクリア出来る難易度にしても良いんだけど、難易度上げていかないと凄い人はすぐクリアしちゃうから」
Q.旧作キャラの復活はありますか?
ZUN「あるともないとも言えない。そういう質問は要望として受け取ることにはします」
Q.ZUNさんの好きなキャラは?
ZUN「うーん……そりゃ霊夢だよ。そうしておこう。……正直この質問、良い答えが無くて困るよね(笑)」
Q.キャラ名はどう決めていますか?
ZUN「名前はギリギリまで悩む。よくある名前だと別の作品のキャラと同姓同名になっちゃうし、イメージに合う名前にしなきゃだし」↓(続)
ZUN「しっくりこない時は時間経ってからまた見てみる、それでしっくり来たらもうオッケーって感じ。来なかった時はギリギリに変える。そうするとどこかに昔の名前が残ってて変えたのがバレることがある(笑)」
Q.好きなお酒は?
ZUN「ビール。ハートランド美味しいよね……いやこれ高校でする話題じゃないな(笑)」
Q.紅美鈴は何の妖怪ですか?
ZUN「確か……求聞史紀に書いた気がするんだけど、『妖怪』ってのは『その他』って意味。何の妖怪?ってのは基本無くて、『人間じゃない何者か』だと思ってほしい」
Q.最初にやるべき原作はどれですか?
ZUN「それ僕じゃなくてファンに聞くべきじゃない?(笑) でもそうだね、最新作……今だったら虹龍洞が良いんじゃないかな。あれは日記だから、昔すぎるのは今見てもピンと来なくなっちゃうし」
Q.ZUNさん自身が傑作だと思う東方曲は?
ZUN「(しばらく考えて)いっぱいあるなぁ」

Q.「最近のだと?」
ZUN「『あの賑やかな市場は今どこに』かな。ファンの評価低いけど(笑) 僕自身は『こんなに自分は色んな表情の曲を作れるのか』って感動したんだけどな」
Q.人気投票をどう思いますか?
ZUN「見ていてワクワクする。妖夢が1位だったりフランが1位だったり、意味が分かんないよね(笑) 東方ってもっと捻くれた人が多いはずなのに」
Q.秘封CDでアレンジされる曲の基準はなんですか?
ZUN「CDは最初にテーマを決めてるから、それに合うやつ。本当は全部やりたいんだけど、労力が結構かかっちゃうから。あと、ゲームみたいに起承転結を付けるようにしてる。あんまり盛り上げ方はゲームと変わらないかな」
Q.20歳男性です。霧雨魔理沙になるにはどうしたら良いですか?(会場大爆笑)
ZUN「その……とんがり帽子でも買って被ってみたら?(笑) でもアレだよ、魔理沙は人間だからまだなりやすいんじゃないかな。そうじゃなかったら人間やめないといけないから(笑)」
Q.設定上の名前しかないキャラにビジュアルはありますか?
ZUN「無いよ。今後登場でもしない限りは」
Q.結婚したりお子さんが産まれたりしましたが、何か心境の変化は?
ZUN「大学では寝て起きてゲーム作って、そこから30代ぐらいまでは修羅場がオッケーだった。体力無くなったり、子供の頃から培ってきた知識を全部吐き出しちゃって、今は気力も知識もないのに気概だけは大きくなって(笑)」↓(続)
ZUN「でも、家庭を持つことで強制的に自分の知らない情報が色々と手に入る。創作するにあたってとても重要なことだと思う。子供と生活できて良かった」
Q.星蓮船から曲調が変化したような気がしますが、ご自身ではどう思いますか?
ZUN「えっ、そう? 確かに星蓮船と地霊殿はテーマとしても明確に差をつけて作ってるけど、それ以前以後では……ちょっと分からない。あ、そういえばその頃結婚したから私生活の変化かも。でもそんな変わってないと思うよ」
Q.東方は曲や世界観が他になく特別だと思うのですが、何から影響を受けたのですか?
ZUN「アニメもあんま見てないし、他のコンテンツに詳しくないんだよね。子供の頃に味わったものを自分の中で解釈して出力してる感じ。そういう意味ではあんまり特別影響を受けたものはないかな」
Q.蓬莱山輝夜の性格はどんな感じですか?
ZUN「二次創作でよくある引きこもりのイメージで間違ってないと思うよ。外に興味がなくて、お嬢様気質。そもそも昔話のかぐや姫って結構ひどいやつだよね(笑)」
Q.曲名とキャラ名はどう結びつけていますか?
ZUN「実は曲名ってゲームに合わせて付けてない。キャラ→曲の順で作るけど、曲調さえ合っていれば、曲は単体で名前を付ける。だからゲーム中だと出て来ないような単語を平気で付けてたりする」
Q.ひろゆきについてどう思いますか?(会場爆笑)
ZUN「仲良いっすよ。あぁいうイメージになっちゃってちょっと怖いけど(笑) 僕のこと褒めてる動画なんかも見たし。根は良い人。時々一緒にお酒も飲んでるし、来週ひろゆきと生放送やるかも。まぁ、炎上に巻き込まれないように気をつけます(笑)」
Q.冴月麟の読み方は?
ZUN「あぁ……いや、あれはね。ギリギリまで3人目の主人公として出す予定だったんだけど時間なくて。絵もちゃんと描いたんだよね。でも……そう、あれはただのボツキャラです」
Q.昔はスペプラを付けるの嫌がっていたようですが、何か心変わりが?
ZUN「永夜抄にあったのは、永夜抄が最終作の予定だったから。今入ってるのはゲームの遊び方の変化だね。難しいとこだけつまんでやるのは昔はNGだった。スコア稼ぎが目的だったか、雰囲気を楽しんでもらうかの変化が大きい」
Q.一番ビジュアルで苦労したキャラは?
ZUN「大体難産ばっかだけど……最近だと、ラスボスの装飾がごちゃごちゃしてるのは苦労した証。描いてるウチに分からなくなっちゃって。埴安神袿姫とか」
Q.最近フランちゃんの出演が多くて供給過多で死にそうです(会場爆笑)
ZUN「特に何かあったわけじゃないけど(笑) 息子の学校行ったら、掲示板にフランが書いてあって。だからってわけじゃないけど、あんな隠しキャラみたいなやつでも人気なんだって思って、それがキッカケではあるかも」
Q.蓬莱人形の初版とその後のブックレットの違いは何故?
ZUN「初版は手焼きだったんだよね。その後ちょっと作り直したってだけ。紅魔郷を作った後のリマスター版だと思ってほしい」
Q.二次創作で思い入れのある作品は?
ZUN「そんなに見てないなぁ。音楽が好きだから、ライブ行って騒いでるときが一番楽しいね。あれも二次創作の一種だと思う。えーりんえーりんとか(笑)」
Q.妹キャラの方が強いのは何故?
ZUN「こだわりがあるわけじゃないけど……クセなのかもしれない。若い方が元気で、年取ってると落ち着いた感じになるとか、そういうイメージがあるのかも」
Q.15年後、100年後の東方はどうなりますか?
ZUN「100年後は無いだろ(笑) 15年後は……未来のことは分からないし、無責任なことは言わないようにしてる。でも、既にクトゥルフみたいな感じになってるよね。媒体の形が変わったり周りがオワコンになっても、東方は馴染み続けるんじゃないかな」
Q.座右の銘は?
ZUN「(しばらく考え込んで)……紅魔郷の頃から好きな諺があって、『人を呪わば穴二つ』。僕は人を恨まないようにするから、皆も僕を恨まないでね(笑)」
Q.最近読んだ中で一番人におすすめしたい本は?SFとかお好きだと思いますが
ZUN「ここ最近は現実の方が面白い。フィクションはあんまり読まないな。宇宙の話とか、量子力学なんかも面白いなって思い始めてる」↓(続)
Q.SFで「三体」とか話題ですが、ご存知ですか?
ZUN「読んじゃうと影響受けちゃうから……」
Q.ではノンフィクションだと?
ZUN「皆がオススメしてたものは大体面白いよ、サピエンス全史とか。……本当は自分の中にはいっぱいあるんだけど、作品のネタになるから言いたくないんだよ(笑)」
Q.学生は自由な時間が多いですが、学生のうちにやっておくべきことは?
ZUN「授業はほどほどに……自分の目指すべき姿に向かうことかな。それも好きなものにダラダラ時間を費やすんじゃなくて、『これが好き!』って思いをきちんと自分で考えて。あ、勉強はちゃんとした方が良いよ(笑)」
Q.弾幕アマノジャクの8日目の1で針妙丸が途中から弾を打たないのは何故?
ZUN「基本それまでには倒せるから……(会場爆笑) 僕は基本そういう捻くれた仕込みはしないようにしてはいるのでバグだと思うけど、でも君の解釈として針妙丸の行動に何かを感じ取るのは良いと思う」
Q.一番楽しかったSTGは?
ZUN「ダライアス。……ごめん、こういう話しようとするといつまでも喋っちゃうからやめておく。30年も前のゲームだよ(笑)」
Q.秘封CDそろそろ出ませんか?
ZUN「あるともないとも言えない。楽しみにはしておいて。秘封はゲーム出す余裕が無い時に作るものだから、出るのが幸せなことかは分からないけど(笑)」
Q.天空の花の都はどういった気持ちで作りましたか?
ZUN「妖々夢の4面道中だよね、良いよねアレ。妖々夢は冬コミで3面まで出来てて、夏コミまで結構時間あったから、4面作る時に色々考えちゃって、雲の上に来た瞬間に優しいピアノが始まるようにとか……その結果道中が長くなりすぎたのは反省(笑)」
これで質疑応答は終了
最後に神主サイン入り原作CDを賭けた会場ジャンケンバトルロワイヤルをして講演(?)会はお開きになりました
この部分に関して補足があるので追記します

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