Thread by @ogi_fuji_npo

文章の児童ポルノ犯罪化が、来年のAH委で世界標準化される気配なので、日本の小説家で18歳未満の登場人物の性行為等のシーンがある方は、自分の作品を原稿含め完全に廃棄するか、（外国法の外国籍国外犯処罰規定の関係で）海外旅行を諦めるかの選択をしなくてはならない機会が増えるかもしれません。

特に欧州やオセアニア方面に海外旅行をされる際は、念のため、当該法域の制度運用の動向に注意されることをお勧めいたします。

非実在人物についての描写や、視覚以外のフォーマットについての除外を認めるセーフガード規定が付きそうですが、そちらを採用する法域がどの程度になるかは不明です。

文章の児童ポルノ犯罪化を巡る国際動向に関心のある方は、
講演抄録「子どもの権利条約と表現規制に関する整理と展望」の「文字情報」に関する部分や、

「ヘンゼルとグレーテル事件判決」などを参考になさるとよろしいかと思います。
jfsribbon.org/2019/07/blog-p…
jfsribbon.org/2021/02/blog-p…

こういう勉強会の開催とか、資料の翻訳にも、けっこうお金がかかっているので、資金協力してもらえると助かります。地道な作業でしか現実は変えられないし、表現の自由も守れないので。
jfsribbon.org/p/blog-page_5.…

なお、新サイバー犯罪条約については、サイバー犯罪と（いうことに）された犯罪について、旧来の国際的慣習でいうところの属地主義を超えた捜査を常態化させる効果がそもそも期待されているわけでして、そうした手続法的側面を加味して今後の問題を考慮する必要があることを申し添えます。