Thread by @shuzenjionsen

本日放映された大河ドラマ鎌倉殿の13人のタイトルが「修善寺」だったということで、中の人もとても楽しく視聴させて頂きました。
興味がない方には申し訳ございませんが、ちょっとそれ関連のツイートを続けさせて頂きます。
#鎌倉殿の13人

皆様が予想されていた通り「修善寺」は「終・善児」という読みがズバリで、注目されるはずだった源頼家の死が善児の死にもっていかれた感が半端ないです。
しかしそれが頼朝と比べその名すらあまり知られていない頼家らしいと言えば頼家らしいのかもしれないなと。
#鎌倉殿の13人

それにしても修善寺の農家の娘だったトウが修善寺で敵討ちをする演出は痺れました。
修善寺民としてはトウが今後どうなっていくのかも気になるところではあります。
とにかく修善寺回をこんなに面白くして頂いた三谷幸喜さん、出演者およびスタッフの皆様、誠にありがとうございました。

個人的には善児の衰えとは子の見ている前で親を殺してしまったことであり、その子に殺されることで真の世代交代とするつもりだったのかと。

さて余談はほどほどにして修善寺としては頼家が本日の主役であります。
テレビでは触れらなかった源頼家に関するエピソードを３つほど紹介したいと思います。

①十三士の墓
頼家の死から数日後、修善寺の頼家を慕う者たちが仇を討つため挙兵しようとしているところを見つかり殺戮されてしまいました。
名前も素性も全く分かっていませんが、その数なんと13人。
運命を感じずにはいられません。
#鎌倉殿の13人

表の13人が「鎌倉殿の13人」であるなら裏の13人はこの「修善寺の13人」、誰も知らない修善寺だけに伝わるドラマがここにあったのです。
少なくとも頼家は慕われる人物であったと修善寺は考えております。

ちなみにこの十三士の墓を鎌倉殿の13人の墓と勘違いして来られる方もチラホラいます。

②月見が丘
地元民でも知らない人も多い隠れ頼家スポットです。

以下看板から抜粋
---この月見が丘は、幽閉された頼家が、温泉場から下って来てここに登り、愛宕山の頂から登る月をながめては鎌倉に残してきた家族や思い出の数々を偲んで時を過ごしたと伝えられている。
続く

時には里の子供達を集め相撲を取らせたり、共に野山を巡ったりしては、生き別れとなった我が子の姿を思い重ねていただろう。
束の間ではあったが民の温かい人情に触れ、ひとりの人間として心穏やかな日々を過ごしたことであろう。---

頼家の面倒見の良さも伺える話ですね。
※私有地の為立入禁止

③筥湯
ドラマでは普通に館で殺された頼家ですが、実際はこの筥湯の入浴中に殺されたと言われております。
湯口から漆を流されかぶれて体力が落ちているところを首に紐をまきつけ急所を切り取って殺されるという他に例を見ない残忍な殺され方をしたと伝えられています。
#鎌倉殿の13人

また鎌倉の討手が押し寄せた時、僧が指を食いちぎりその血で笹の葉に書き、湯元から流し込み頼家に伝えたという話も残っています。
病床に伏せたり柔弱な印象を受けやすい頼家ですが実は武芸に秀でて簡単には暗殺できないだろうと見られていたからこそこんな残忍な殺され方をしたと言われております。

書物には「頼家の御閑居は桂川の南、門前のまともに一亭を建て、そこへ温泉を引き、朝夕湯あみするのみ楽しみとしたまひける」と書かれており、頼家は修善寺温泉が大好きだったようです。
もちろん現在の筥湯は当時のものではありませんが位置はほぼほぼ同じではないかと思われます。
#鎌倉殿の13人

そんな源頼家を虜にした修善寺温泉に入ってみませんか？と申し訳ない程度に観光の仕事をしたところでツイートを締めさせて頂きます。
連続ツイート失礼いたしました。
たくさんのリツイート、いいね誠にありがとうございます。
今後も修善寺を宜しくお願い申し上げます。

【月見が丘を見たい方へ】
観光スポットでは無く私有地ですので立入はご遠慮下さい。
また駐車場もありません。
修善寺駅から歩ける距離にありますので、そこから歩いて下から眺めるだけにして下さい。
何卒宜しくお願い申し上げます。

すみません…もう書かないつもりでしたがあまりにもとんでもない反響を頂いてしまい御礼をかねて少しツイートさせて頂きます。
このような爆上げもして頂きまして大変恐縮しております。
そんな大層な人物ではございません。
大河愛も皆様よりは薄いと思います。続く

実は中の人、この日誕生日でして、誕生日なのに夜中に1人で何やっているんだろうと（強制ではなく自主的にやりました）自嘲的に連投しておりました。
そんなツリーを皆様が素敵なものに変えてくれました。
やって良かったなと思いました。
バズというプレゼント本当にありがとうございました。続く

これを読まれている方は大河ドラマを見ている方が多いと思いますのでもう一つだけ紹介させて頂きます。
過去にも紹介しましたが修善寺にある源義経像の話です。
こちらは私の想像による部分が大きいのですが、興味がありましたらお読み下さい。
ameblo.jp/izuno-yukari/e…