3.11関連の調べ物してたら海兵隊のサイトでこの写真が出てきた
場所は宮城県気仙沼大島
これ、なにやってるのかわかります?
(続く)
写真の説明に入る前に簡単な状況を説明しますと
気仙沼大島は面積約8.50㎢、人口約3000人と東北地方最大の島
震災当時は交通手段が船しかない離島でしたが、玄関口である港は大津波で船は流され、港湾設備は文字通り破壊されてしまいます
(続く)
さらに島は一部水没し南北に分断され、北部山林では広範囲で火災が発生
本土側の気仙沼湾も甚大な被害を受け、島は完全に孤立してしまいます
救助が来るまでの約2週間、飲み水は学校のプールの水を使っていたほどだと言います
赤:火災被害
青:津波被害
(続く)
その救助に来たというのが、在日アメリカ海兵隊 第31海兵遠征部隊
ヘリによる救援物資の搬入に続き、上陸用舟艇で物資・重機等を揚陸
約300名の兵士が「トモダチ作戦」により派遣されてきました
(続く)
海兵隊が上陸したことにより本格的な瓦礫撤去が行われる中、とある兵士が綺麗にしたばかりの道路に土を盛る少年を発見します
その道を使うために綺麗にしたので、当然、車両が通るたびに破壊される盛り土
しかし少年は何度も盛り土を繰り返します
(続く)
流石に気になり、何をしているのかと尋ねると、曰く「橋をかけている」と
この島は離島
橋さえかけられれば、もっと沢山の人を助けられるかもしれない
少年は母親に問うと、そしたらみんなのために橋をかけておいで、と言われたという
(続く)
でも本物の橋はかけられないから、せめて少しでも、水に浸からないように歩けるような土の橋を作っている
との事だった
兵士は少年の優しさにいたく感銘を受けた
そこで、俺たちにも手伝わせてくれ、と申し出た
(続く)
土の橋を作るため、上官に相談し許可をもらい、まず車両の移動ルートを変更した
そして話に賛同した他の兵士数人も加わり、大人が乗っても崩れないような立派な土の橋が完成した
この写真はその橋を作っている最中のもの
(続く)
流石に今、土の橋は残っていないが、2019年、気仙沼湾大島には本土と島を陸路で結ぶとても立派な本物の橋がかかった
少年の夢が現実となった、多くの人が待ち望んだ橋だ
(続く)
そして震災から10年の節目となる2021年、この地に海兵隊が助けに来たという伝承を残すための記念碑が建てられ、除幕式は海兵隊員も出席した
記念碑には日本語と英語で「絆を永遠に…萬謝をこめて」と記されている
(終わり)
⚠️かなり昔に見た話の記憶の書き起こしです。現実と異なる部分が多分に含まれる可能性があります。ご注意ください。
参照:海兵隊公式サイトのニュースより
japan.marines.mil/News/Article/2…
⚠️追加
細かいその他の情報をだいぶ端折ってます。
気仙沼大島で海兵隊の行った取り組みは震災後も長いこと続き、この島の人達が石碑を建てるほどと言うのも納得の交流が続いています。
全部書くとツリーが3倍くらいになりそうなのでゆるして
なんかフォロワー30人以上増えましたが普段こんな真面目な投稿してないのでフォロー非推奨です
多分がっかりします
あと申し訳ないけど何故か食ってかかってくるような人や「なんだこいつ」と思った反応をした人は普通に相手にするだけ無駄なので自衛のためにもブロックします
悪しからず
Share this Scrolly Tale with your friends.
A Scrolly Tale is a new way to read Twitter threads with a more visually immersive experience.
Discover more beautiful Scrolly Tales like this.