ソ連MSX物語⑥ついにPC黄金郷日本へ!
①父の尽力もありソ連MSXユーザー達は研修の名目で日本にやってきたのでした。
時は85年という冷戦真っ只中、東西が完全に分断されていた時代のお話です。
#MSX を世界最強のPCと信じて疑わなかった彼らは一体何を見たのでしょうか。続
②目的地は聖地秋葉原。改札を降りると5秒で狂気のPC販売の洗礼を受けます。
ラジカン前で「PC安いよ~」との客引きと、ずらりと並んだ展示用PCが彼らの度肝を抜きました。
👨🔧おい、ここは国営のPC生産拠点なのか?」
👨💻いや、これは売り物らしいぞ」
👨🔧まるでPCのバザールじゃないか!信じられん」続
③特に彼らの目を引いたのが16bit機で運用され始めていたCADシステム。建築技師が食い入るように画面をのぞき込むと
👨🔧「まさかPCの中で設計図を構築しているのか!」
👨💻「なんてことだ、俺達は文房具だけが頼りだって言うのに」
👨🔧「タダシ、君はMSXを最高のPCだと言ったじゃないか、騙したな!」続
④父は憮然とした表情で応えます
😤「私は最新のPCと言ったんだ」
👨🔧「このPC一体幾らなんだ?これさえあればどんな設計図だって作れそうだぞ」
残念ながら、彼らが一生働いても購入することは適わない金額なのでした。
しかしめげずに、PC少年丸出しの気分ではしゃぎまくる彼らを父が一括しました。続
⑤😤「私達にはバクーで待っている仲間達の為にも、やらなければならないことがあった筈だ。それを忘れたのか」
神妙な面持ちで頷く一行。そうです今回の遠征には、実はソ連MSXチームにとって重要な任務が課せられていたのでした。
メンバー達はとある有名店のMSXブースに急ぐのでした。
次回へ続く😊
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