朝日新聞 NMB48連載担当🌅📰 Profile picture
#NMB48のレッツ・スタディー!です。 小論文編は #吉見純音 さん #田中美空 さん #青原優花さん 経済編は、 #安部若菜 さんと #松岡さくら さん #坂本理紗 さん スポーツ編は #川上千尋 さん 演劇編は #佐月愛果 さん 番外編も色々。 NMB48のライブ報告を時々(48Gのレポもごくたまに)。

Jun 7, 2023, 124 tweets

#NMB48 の冠ライブ「#夢は逃げない2023」が7日、NMB48劇場で開かれ、ドラ3、6期のみなさんが出演しました。13日に卒業公演を控えた中野美来さんも。
3年余りぶりに披露された「夢逃げ公演」。写真を中心にゆるゆるとご紹介します。
※明日早いので本当に簡潔なバージョンです…
写真=©朝日新聞社

中野美来さん影アナ。
みなさんこんばんわ~(客席:こんばんわ~)。あれれ、聞こえないぞ?こんばんわ~(客席:こんばんわ~)
約3年ぶりの夢は逃げない公演。わたしは来週卒業させていただくので(客席:え~!)、この10人で公演ができることをすごくうれしく思います。

みなさん、最後、目にやきつける準備できてますか?(客席:おー!)。コールもいっぱいしてくれますよね?(客席:おー!)
ありがとうございます!

本日出演したのは、ドラフト3期生、6期生から
安部若菜さん
泉綾乃さん
塩月希依音さん
中野美来さん
前田令子さん
山本望叶さん(以上ドラ3)

貞野遥香さん
新澤菜央さん
出口結菜さん
原かれんさん(以上6期)
のみなさん。

夢逃げ公演の初日は2018年9月26日。
山本彩さんプロデュース公演として始まりました。
その年に加入したドラ3、6期研究生の公演です。
加入時期が近く、当初29人もいた最大の勢力でした。出演は16人。ほぼ同期といえるドラ3、6期がその狭き門をめぐって激しく競い合っていた…と、

今もドラ3や6期生のみなさんが往事を振り返るこの公演。NMB48を卒業する予定だった創業の立役者・山本彩さんがプロデュースし、新人の後輩たちに置いていった公演であることから、「彩さんが私たちのために作ってくれた公演」とか、「私たちに残してくれた曲(※表題曲の「夢は逃げない」)」と、

ドラ3、6期の人たちが特別な思いをもって語るこの公演。「夢は逃げない」というストレートなメッセージがタイトルにうたわれた表題曲を軸として、なかなか壮絶な運動量を求める鬼セトリ。新人さんたちが演るにはあまりにハードなんでは、と当時思っていた弊アカウント(神戸総局のデスクでした)。

ドラ3の佐藤亜海さんと6期の新澤菜央さんに神戸マラソン応援レポーターを委嘱したのはその年の秋でしたが。「夢逃げ公演って大変じゃないですか」と何げなく聞いたら、二人ともげっそりしたような声で「はい、本当にキツいです…」。初日メンの2人にして、この感想。これは、
digital.asahi.com/articles/ASLCM…

相当なカロリーを消費する公演なんですね、と思った弊アカウント。
「助け合わないとできない」とぼそっと述べたのが、あみまるさんとしんしんさんのどっちだったか記憶が曖昧ですが、「まあ、公演ってそういうもんでしょうね」とそのときは思っただけでした。

「助け合わないと」。
その言葉が再びよみがえったのは、12周年ライブで、貞野遥香さんが、当初バチバチだったドラ3と6期の関係について言及したときでした。

運動量は多い。
歌は高低ある。
振り付けも簡単じゃない。
終盤にある「夢逃げ」が一番体力使う。

みんながお互いにできることを教え合わないとできない。自分だけ飛び抜けていても、周りを置いていったら公演が成立しない。
…そんなこんなで、新人研究生どうし、助け合わないと前に進めないという、

なかなか巧みに考え抜かれたセトリだったのかも知れないなと改めて思った次第でした。
ドラ3、6期もいまは10人。それぞれがNMB48の、そしてチームの屋台骨として活躍中です。
「夢は逃げない」が先月のリクアワで2位になったとき、ドラ3や6期のみなさんは、わんわん泣いていました。

伝統と格式の「夢は逃げない」を、私たちのために残してくれた曲を1位にできなくて、山本彩さんごめんなさい。の涙、つまり悔し涙なのだろうと先月のリクアワ時点では受け止めていた弊アカウントですが…。
後日、わかぽんさんにお話を聞くと「決して悔し涙だけではない。感謝と感慨、色んな感情が、

一気に押し寄せてきたのです」と(詳細は後日、「わかぽんの読むラジオ」にて)。
リクアワ2位となった「夢は逃げない」。ステージに飛び出す直前、ドラ3と6期は、かつての新人研究生時代のようにぐっと手をつなぎあっていたそうです。

みんなが立場やキャリアを超えて、たった一人の新人アイドルとしての初心に戻れる曲(そして公演)が「夢は逃げない」なんだということを、改めて感じられたエピソードでした。
さまざまな感情のこもった涙。
その涙をぬぐい去って、全力笑顔の「夢逃げ」をファンの皆さんに…という、

「夢逃げ2023」にかけるメンバーさんがたの思いもまた、強かったのではないかと想像します。
(すみません、まだセトリの紹介にまで至っておりません)

きょう、カメラを構えながら「夢逃げ公演2023」を観させていただいていましたが。
ずっと激しいダンスまたは見せ場が続くセトリなので、途中でカメラを下ろしてひと息つけるような場面がほとんどなく。腕が筋肉痛になりそうでした。撮ってるだけでこの有り様。ここまでのセトリはそうそうありません…

では、セトリ紹介ゆるゆるここから。
前置きが少々長くなってしまってすみません。

すみません、セトリ紹介の前に。
「夢逃げ」公演の初日(2018年)を弊アカウントは取材してません。確か、配信で観たような記憶。観たとしても、今のように長々と公演の感想を投稿することはしていませんでした。
なので、なるべく初見のときの気持ちになりきって、素人っぽいことも書きます。

ここだけ2018年9月26日の空気感で進む感想スレッドです。あしからずご了承ください。

【1曲目】
僕以外の誰か

1曲目が「僕以外の誰か」って!
(※2018年の感覚になりきっています)

2016年12月の16枚目シングル。センターを務めた山本彩さん自身が「ゴリゴリなダンスナンバーであり、アクロバティックな曲です」と評していた曲であり、ラップも採り入れられた挑戦的楽曲でした。

曲自体がパフォーマンスするに難しい(高度なスキルを要する)ということはもとより、1曲目に持ってくるには激しすぎるんじゃないかという驚き。5年前の客席のみなさんもびっくりしたことだと思います。

1曲目から「僕以外の誰か」。それは起き抜けにステーキを出されるようなものでは…と当時思ったかどうか定かではありませんが、それより意外感があったのは、その歌詞世界。
「君」のためと称して、別れを突きつけ、背を向ける「僕」の心情を謳ったもの。普通のラブソングとはかなり趣向が違います。

「近くに僕が
このままいたら
君はきっと生まれ変われない」

なんて冷たいセリフだ~と思いますが…。
この、全体的に相手を突き放し、自立を求めるような歌詞世界には、同曲の成り立ちがかかわっているといわれています。

2016年に神戸であったコンサートで、チケットが完売しなかったら次のシングルのセンターを山本彩さんが務め、完売すれば彩さん以外にセンターが渡るという企画がありました。結局、若干の数が売れ残り、彩さんがセンターを務めたのがこの「僕以外の誰か」。

私もいつまでもNMB48にいるわけじゃないからね。自分の足で立って、新しい、力強いNMB48を築いていってね。
…そんなメッセージなりが込められていると解釈すれば、突き放したような歌詞も深甚な愛情の裏返しということになるわけですが。
これを新人研究生たちに贈るセトリの1曲目に据えたあたりに、

厳愛というかなんというか、プロデューサーの深い気持ちを改めて感じる2023年(※5年遅れです)。
「Someone but me!」
リアルで誰かにいわれたら、なかなか凹んでしまいそうな一言ではあります。
新人教育の狙いがあったとしても、アイドルの公演セトリの1曲目としてはやっぱり異色。それでも、

通り一遍の公演にはしないという燃え上がるような熱意も感じられる1曲目。
「セトリは1曲目が決まるまでが地獄の苦しみ、1曲目が決まればあとはパズルが組み上がるように曲目が決まっていくもの」とは、彩さんではない某初期メンバーの一人が語っていた言でしたが、

この「僕以外の誰か」の複雑で深い歌詞世界をいきなり1曲目で表現するというミッション(むちゃぶりと言ってもいいような…)を課せられた当時のドラ3と6期は頭を抱えたことでしょう…。

「僕以外の誰か」に謳われているような、こんな突き放した言葉は言われるほうもつらい、言うほうもつらい。だけど好きだからこそ言わないといけないこともある。悲しみとともにある凛とした気持ちを、貞野遥香さんが見事な表情で表現していました。

1年生は、1年生なりに。
中堅は、中堅なりに。
それぞれ表現に違った味わいが出てくるものだと思いますが、NMBを引っ張る先輩の立場となって、より、当時の山本彩さんの心情を読み解ける部分はあるのかも、とファインダー越しに思いました。

すみません。まだ1曲目しか紹介できていませんが、あした朝早いのでいったん撤収します。
続きは明日以降、ゆるゆると。

2曲目。
「転がる石になれ」

「転がる石になれ」
「僕以外の誰か」に続く、息をつく暇もない全力疾走の冒頭2曲目。つくづくハードなセトリ…と思っていると、メンバーみなさんの目が爛々と凄みをもって光っているのをファインダー越しにみる。

歌は、ある時代に私を連れていってくれる
頭ではなく、心が反応する
すっかり忘れていた記憶も、また感情も
一つの曲で蘇る

――卒業を控えていた某1期生さんの言葉から。

路傍の花は誰のために咲いているのだろう
過ぎ行く人に気付かれないまま…

聴けば聴くほど体育会系なこの曲。
2018年のメンバーさんたちはこの曲と歌詞にどんな気持ちを託していたのか。
「いまにみてろ」なのか、「絶対のし上がってやる」なのか…そんなことを想像しながら聴きました。

「オネストマン」

オネストマン。

オネストマン。ハードボイルドな冒頭2曲と少し雰囲気変わり、笑顔、笑顔。メンバーみなさんの楽しそうな雰囲気が全開になっていました。

しんしんさん。みなさん研究生時代の固定髪形で演じた「夢逃げ2023」ですが、しんしんさんのお団子ヘアは神戸マラソン応援リポーター当時を思い出してひたすら懐かしかったです。
オネストマン。なぜかしんしんさんのカットが多かったのでまとめてご紹介。

しんしんさんinオネストマン。

SNSを駆使し、「あざとい」キャラクターを前面に出しているしんしんさんですが、「しんしんが一番あざといのは舞台上のパフォーマンスに於いてですよ」というのは、しんしんさんファンの某知り合い談。透徹したプロの技芸としての、舞台人としてのあざとさ。確かに…と思いながら撮りました。

2019年、神戸マラソン応援リポーター第二期。川嶋あいさんと対談したしんしんさんは、川嶋さんが「マラソンでいえばまだ10キロ地点」というのを聞いて「それなら、私たちは1キロ未満…」と自らを称していました。ドラ3と6期生のみなさんはあれから様々な経験を積み、
digital.asahi.com/articles/ASMBV…

立派な中堅どころ。
改めてマラソンでたとえたら、いまはどのあたり…。
そんな気持ちにもなりながら、5年ぶんの経験と表現力が乗っかった「夢逃げ2023」を見守りました。

MC自己紹介挟んでユニット曲へ。
「Bird」
山本さん、中野さん、前田さん

「Bird」

続いて「始まりの雪」。
初演は4人ユニットでしたが、昨日はきょうは2人。新澤さん、泉さん。

「始まりの雪」
泉さん、新澤さん

「始まりの雪」
泉さんは、のちほどのMCで、こちらの衣装が私物のドレスであることを明かしていました。

「始まりの雪」
新澤さん。

続いて「君のC/W」
前田さん、安部さん、原さん。

君のC/W。
アイドル感全開、かわいい全開の曲。
独特の才能と世界観、キャラクターをもつ多芸多才な3人。アイドルをステップとして、様々な活動に手を広げる3人でもありますが…
まだまだ「かわいい」の最前線に立つ、いつでも純正アイドル100%に戻れるという迫力と実力をみせつけられる一幕でした。

前田さん、安部さん、原さんファンのみなさまへ。

まだまだある前田さん、安部さん、原さんの「君のC/W」。

続き。

なんか不思議な装いだなあと思ったら、のちほどMCで明かされたところによると「パジャマ衣装で歌う」という世界観だったそう。
パジャマ衣装となると、靴が悩ましかったが、結局サンダルに落ち着いたそうです(MCで原さん談)。

かわいいは剣術の修行である
場数を踏めば踏むほど
手強い相手(ファン)を相手にするほど
経験によって
研ぎ澄まされるもので
結局は研究と修練によって
「かわいい」はさらなる高みへ上る
経験豊富なベテランがかわいいに振り切ったとき
その破壊力はすさまじい
(某オタク談

そんな戯れ言はさておき…。
前田さん、安部さん、原さんの3人による、「かわいい」の魔法にかけられてしばらくぼーっとしていたら、「レッツスタディー!経済編第18回、締め切りも近いしテーマ決めを早くしなきゃなあ」と我に返った曲終わりでした。

原さんin「君のC/W」

続いて「ピーク」。

「ピーク」続き

「ピーク」続き

すみません、別の仕事しながら合間みつつの投稿なので、いつも以上にスピードが遅いです。気長にお付き合いいただけたらと。

MCを挟んで…

「噓の天秤」
recochoku.jp/song/S21179420/

「噓の天秤」
刑事ドラマのOPみたいなかっこいい前奏。
歌詞の内容は、浮気現場を目撃してしまった女の人の心情。我が方に対する噓と、相手に対する噓のどっちにより重い罪悪感をもっているのかと問いただすもの。歌詞だけを聞くとなんか重い気分になる1曲。

彼氏の浮気現場に遭遇してしまった同曲の主人公は、悲劇のヒロインであり、基本的には嘆きの曲ではあるのですが。
でも、この曲をNMB48が演ると、そこにもうひと解釈加わるというか、別の世界が見えてくる気がして面白いなと思います。それは演じるメンバーの表情から読み取れるもの。

主人公は「新しい彼女傷つけないで 私のことは話さないでいい」と身を引いて相手を思いやるような言を口にしつつ、「そういう素行は生まれもってのものだから直らないよ、新しい彼女さんも気の毒なことに」と見下ろし、ちょっと皮肉な笑いを浮かべるような心情もあわせ持っているのかなあ…と。

その文脈にたてば、結局は主人公の方が一枚上手だったということになるわけですが。
例えば出口結菜さんのこの表情。
シリアスな表現の中にも、ときどき不敵な笑みなんぞを含ませることで、何というか悲嘆一色じゃない世界を演出できるのはドラ3、6期の皆さんの芸達者なとこだなあと思いました。

最近はグルメ方面での活躍が目立っているとはいえ、いうまでもなく出口さんの舞台パフォーマンスのすごさは知っているつもりでしたが。こうしてみると、やはりただ者ではないのだなと再確認。
そういえばドラ3、6期の先輩にあたる某メンバーさんが「推し変、推し増しは瞬時にばれますよ」と、

笑いながら語ってくれていたことを思い出しました。
「ばれてないと思っているのはファンの方だけですからね!私たちは人の心を読むプロだから、なめないほうがいいですよ!(笑)」という、そういう話でしたが。
複数の推しメンさんに「噓の天秤」をかけているファンの方、気をつけてください…。

それはそうと。「噓の天秤」を聴き、コールが解禁されて劇的に公演が盛り上がるようになったなと実感しました。この曲、お客さんのコールのはまりがよく、客席とメンバーで一緒に舞台をつくっている感があります。

♪キャンセルされた約束の時間…(はるちゃん!)

弊も心の中でコールしました。

続いて「従順なSlave」

「従順なSlave」

「従順なSlave」
新澤さん、泉さん

「従順なSlave」 新澤さん、塩月さん

「従順なSlave」
安部さん

「従順なSlave」 新澤さん、塩月さん

「従順なSlave」
これはどっちかというとオタクさんのほうが感情移入しながら聴けるかもしれない曲。
無理難題をいう「女王」さんに振り回されるのを楽しみながら、「愛なんて力のバランス 支配する者とされる者…」とどこか達観した恋愛観を示す歌詞の主人公。「限界まで愛の鞭が飛ぶよ」と、

ちょっとおっかない歌詞もありますが。
昔からのアイドルオタクさん(初期NMB48からのオタクさんを含む)とお話をする「少し前のアイドルは、自分の推しも含め、ファンに高い要求を課し、気分次第でファンを振り回すタイプがそれなりにいた。振り回されるのも楽しいというかオタ活の一部であったが、

…近年は皆さん礼儀正しく、挙措端正で、わがままをあまり言わないというか、いわゆる常識人的なアイドルがほとんどになったと思いますね」との言。
本当にそうなのかはわかりませんが、「従順なSlave」って曲は、その時代にオタクをしていた人(&今もしている人)には染み入る部分がある曲なのかと

思った次第ですが、古参のファンのみなさまいかがでしょうか。
例えるなら、アイドル戦国時代に激しく立ち回っていたアイドルはそれこそ荒々しく馬を乗りこなして戦場を駆ける戦国武将であって、オタクとしてはペンラや鳴り物をガチャガチャ言わせながら必死に後ろからついていくしかなかったなと、

そんな感慨もわいてくる「従順なSlave」。
(そんな曲じゃない!と怒られそうな気もしますが…)
現在のアイドル江戸時代(※松岡さくらさん命名)の文化揺籃期にはまた新しいアイドルーオタクの関係性も育っているのだと思いますが、これはこれで時々聴きたくなるスルメ曲。

続いて「理不尽ボール」。
客席のボルテージ、最高度に上がる。
あー!よっしゃいくぞー!タイガー!ファイヤー!…
ドラ3、6期の歩みを思い、そして、仕事や学校や、自分の身の回りにあるもろもろの理不尽を思い(?)、客席の気持ちが完全に乗っかった「理不尽ボール」。
recochoku.jp/song/S21320047/

理不尽ボール。
原さん、塩月さん。

理不尽ボール。原さん、中野さんほか。

理不尽ボール。中野さん、新澤さん、前田さん、塩月さん、出口さんほか。

理不尽ボール。中野さん、山本さん、泉さん、原さんほか。

この曲に謳われているのは、アイドルもファンも、大なり小なり味わってきたであろう「理不尽ボール」。大人たちの都合で、あちらへ行け、こちらへ来い。
転勤のある勤め人のオタクさんはもちろん、世の中で働くということは畢竟、自分以外の誰かの都合に振り回されることであるという面はあるにせよ、

「理不尽ボール」が描く世界。
せめてアイドルという場所ぐらい、そういう世間的な理不尽とは無縁ではいられないのか…とつい思ってしまうのは人情というもんですが、その昔、とある古参のオタクさんの言っていた言葉を思い出す「理不尽ボール」。

アイドルって世界は本質的に理不尽ですよ
運営がどれだけ公平を期しても
細心の注意を払っても
或いはファン投票に委ねても
そこには必ず結果としての理不尽が生じる
努力の総量と結果が必ず結びつく世界ではないからです
だから究極には「神との対話」なんですよ
アイドルは…

―某古参オタクさん談

究極的には、神に愛されるしかないアイドルという世界。人智の及ぶところには限界がある。
そういう意味かなあと思って聞きました。
「でも、神に愛されるための努力は無駄にはならない。これが、アイドルの世界が理不尽であり、同時に合理的ともいえるもう一つの理由なので…」と古参オタクさん。

そんな話を思い出しながらしみじみ聴いた「理不尽ボール」。
歴戦をのりこえてきたドラ3、6期のみなさんの胸に去来する思いはなんだったのだろうか、と想像しながら見守った次第でした。

この曲では、特に中野さんの表情にひきつけられ、多く撮ってました。

続いて「場当たりGO!」。原さん。
recochoku.jp/song/S21255408/

場当たりGO!
出口さん、新澤さんほか。

場当たりGO!
撮影地点的に出口さんのカットが多かったので厚めにご紹介します。

場当たりGO!

場当たりGO!の楽しそうな曲世界に、出口さんたちの笑顔がとてもマッチしていて、ずっと聴いていられる感じでした。

場当たりGO!に描かれている能天気な世界…「テキトー過ぎる生き方で十分!」と歌えども、ある人はチームキャプテンであり、またある人は副キャプテンであり、またある人は日刊スポーツさんの新連載を背負い、それぞれキャリアに応じた重責を負う身。
そういう重責を一瞬だけ忘れて、

新人時代の、何も背負ってはいなかったけれど身軽だった頃の気持ちに戻って、同窓会な気分の「場当たりGO!」でもあったのかなと、みなさんのはじける笑顔を見て思いました。
夢逃げ公演が再演されるまでの3年4カ月の間に、メンバーみなさん、それぞれ大きな存在になったということでもあるんですが。

客席のファンの方々にも、そんな感慨を抱かせたかも知れない「場当たりGO!」

明日は管理職に帰る身の
きょう一日の新人の
自由と夢を味わって
歌って踊る初夏の宵

…だなあと思いました。チームキャプテンが会社における管理職といえるかどうかは、#レッツスタディー経済編 第3回でも扱っていますので、よろしければぜひ。
asahi.com/articles/ASQ1N…

MC挟んで、名曲「夢に色がない理由」

夢に色がない理由。

夢に色がない理由。

夢に色がない理由。

夢に色がない理由。

この曲を聴くと、漫画 #推し武道 の1シーンを思い出すのですが。
アイドルグループ「ChamJam」の、野心家だけどときどき空回り気味のメンバー「ちっちゃなグリーン」あや(=横田文)が、グループ結成当初のメンカラー決めで、緑を割り当てられる場面。

横田文は「緑なんて絶対センターになれない色じゃん」と反発するも、「とりあえず」ということで緑を背負うことになり、そのまま正式なメンバーカラーに。メンカラーが緑ということで、ファンからのプレゼントはカエル絡み(※最近カエルが何かと話題ですが)のもの多数。
oshibudo.com/character/#/aya

ファンから届いたカエルグッズを前に、「わたしカエル好きじゃないのに…」とぼやきつつ、「いや、そんなこと言えない!」と笑顔でカエルグッズとともに自撮り。緑のメンカラーに恨み節…かと思いきや、
oshibudo.com/character/#/aya

ファンの一人から四つ葉のクローバーに「あやちゃんの夢がかないますように」と添え書きされた手紙を受け取り、考え直す。緑色のラナンキュラスという花も好きになる。嫌いだった緑をだんだん好きになる…というようなエピソードでした。
無色透明なところに色をつけていく良さもあれば、

最初は特段の意味もなかった色、特に深く意識せずに決めた色に、ファンとの歩みやアイドルとしての歴史がだんだん乗っかって、自分にとってそれが特別な色になっていく、というパターンもある…という話。
「夢に色がない理由」を聴きながら、そんな「推し武道」の一節を想起しました。

弊アカウントは川嶋あいさんのファンでもあるのですが(なので、2019年の神戸マラソンに際して、川嶋さんと、佐藤亜海さん・新澤菜央さんの対談記事を企画したのですが)。
「夢に色がない理由」を初めて聴いたときに、川嶋さんの「明日への扉」を想起しました。

「明日への扉」の歌詞で一番好きな箇所が「これから描いて行く恋の色 始まりのページ彩るよ」って一節であるためです。
「これから描いて行く」というのが、恋愛に限らず、人生万端において常にそうだよなあ…と感銘を受けたし、「夢に色がない理由」を聴いて感じた感動もそんな感じでした。

すみません、#推し武道 や川嶋あいさんの話につい脱線していたら、きょうじゅうに投稿が完結しない風向きになってきました。もう少し簡潔にするはずでしたが、すみません。

川嶋あいさんと、あみまるさん・しんしんさんが対談する様子と、当時の記事です(再掲)。夢逃げ2023に引きつけて(やや)強引に再訴求していますが、ご容赦ください…。

digital.asahi.com/articles/ASMBV…

アンコール発動。客席から「ドラ3、6期の29人全員の名前をコールしたいと思います」と声が上がり、周りから「おおっ!」。順次コールされていくメンバーの愛称。ファンの方々の温かい気持ちとともに「29人ってやっぱりすごく多いなあ…そりゃ当時大変だったろうなあ…」としみじみ思うアンコール。

アンコール明け。「スクラップ&ビルド」「絶滅黒髪少女」「Done」
みなさん生誕Tシャツで登場。色とりどりだが、色かぶりがないという奇跡的な(?)光景。
この日に合わせて、みなさん黒髪にそろえていることにようやく気付きました。

アンコール明け。

研究生時代の固定髪形、そして黒髪。極め付けの生誕Tシャツ。
凝りに凝った演出にうなった夢逃げ2023のアンコール明け。

山本さん生誕Tの「望叶推し」という文字がシュールさな味わいを醸し出すアンコール明け(この生誕Tで「Done」をやりきっていました)。

アンコール明け。

すみません…途中でスレッドが切れていました。
続きはこちらです(またやってしまった…

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