ここで再度、狂犬病ワクチンについて考えてみましょう。
「集団免疫」
聞いたことありますよね?
ある感染症に対して、たくさんの人が免疫を持っていたら、その感染症が集団に入ってきても広まらずに収束するってアレです。
続きますよ
計算方法があるんですよ。
その値をH(集団免疫閾値)と言い、R0(基本再生産数)を用いて
H(%)= (1 - 1/R0)×100
と計算します。
ちょっと待て、R0ってなんだよってなりましたね?
続きます
つまり1人、1頭あたり何人、何頭に感染させるか の数値です。
ちなみにR0はアールノートと読みます。
続きます
39~57%となります。
(Coleman PG and Dye C, Vaccine 14: 185-186, 1996)
idsc.nih.go.jp/iasr/28/325/tp…
つまり…
ちなみにWHOは接種率を70%にすべきと言っています。
では現在の日本の狂犬病ワクチン接種率は…?
実は50%を切っています。
続きます
狂犬病は全ての哺乳類に感染します。何かの荷物に隠れて狂犬病に感染したネズミが入り込んできたら…?
検疫を通さずに船員が動物を日本に連れ込んだら…?
そうです、お察しの通り感染が広がり日本は清浄国ではなくなります。
続きます
ほんとやることはこれだけ。
なーんにも難しいことはありません。お金もほとんどかかりません。
みなさんのワクチン接種が日本が清浄国であることを保ちます。
本当に…本当にお願いします。
以上です。
すぐ消します。
理論上60%でOKとはなりますが、理屈は理屈、余裕を持っておくべきでしょう。
ワクチン接種しても抗体価の上がらないローレスポンダーやノンレスポンダーもいますし、考えたくありませんが「正しく」狂犬病ワクチンを接種しない獣医師がいるためです。
周囲の努力にタダ乗りするってみっともないと思いません?
ありがとうございます!
ぜひ、そのまま狂犬病ワクチン接種をお願いいたします!
普段は( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!しか言ってないアカウントですが、たまに真面目な獣医療に関するツイートもします。
よろしければフォローしていってください。