メルセデス - 2022年オーストラリアGP報告

オーバーカット戦略、ハミルトンの無線メッセージ、追加センサーを搭載したことによる成果など、ファンから寄せられた質問にチーフストラテジストのジェームズ・ボウルズが答えています

#AustralianGP

ハミルトンの「難しい状況に追い込まれた」という無線

ジェームズ:
「あれはレース中のPUの冷却に関するものだった。我々は、あらゆるものを限界まで追い込んでいて、そのうちの1つがエンジンの冷却にある。ボディワークや車体後部のルーバーのデザインを変更することでそれを実現していて[…]」
ジェームズ:
「[…]その判断は土曜日に下され、その24時間後の日曜日にはレースが行われる。今回は気温が予想していたよりも1度か2度ほど高く、その結果、我々の車だけでなく、他チームでも同じようにPUの冷却に関して限界に達してしまった[…]」
ジェームズ:
「[…]レース中に他の車に追従して走行していると、温度が上がってしまう。あの時ルイスは、前の車のダーティーエアから離れ、ラジエーターに冷たい空気を送り込んでPUの温度を下げる必要があり、そうなれば前の車と競うことは難しくなる。それがあのようなメッセージに繋がった。」
センサーを搭載したことで得られたデータ

ジェームズ:
「平年であれば車にセンサーを搭載しないということは考えられないが、今年は車が最低重量を超過していたということもあり、最初の2レースではセンサーを取り外していた[…]」
ジェームズ:
「[…]車が重いからとセンサーを取り外せば情報が得られなくなり、答えのない疑問だらけになるという結果になってしまった。そこで何が起きているかを理解するために、必要なものを車に搭載することにした。ジョージとルイスの車は何千ものパーツで構成されていて[…]」
ジェームズ:
「[…]これらの部品は全く同じ重さではなく、ところどころにバラつきがあり、FIAの重量計測では実際には2台の間には数グラムほどの違いしかなかった。ルイスは車にこれらのセンサーを搭載した上で素晴らしい仕事をしたし、良いデータも得られた[…]」
「[…]たった1レースで突然すべてを覆すような解決策が見つかるわけではないが、我々が前進するために何が必要かを理解するための手がかりにはなる。」

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Apr 15
メルセデスは、プラクティスでフロアの外縁部分にレーザー車高センサーを、予選/レースではHAMがフロント下部に光学式スリップアングルセンサーを搭載。。スリップアングルセンサーの役割は、対地速度、走行距離、車体方向、ステアリング角度などの測定。

#AustralianGP

いくつかのメディアは、このスリップアングルセンサー1つで1.5kgほどと報告していますが、これはセンサー本体とケーブル、記録装置を合わせた値です。この1.5kgは1周で0.004秒、50周で約2秒に相当するため損失はゼロではありません。
チームは、メルボルンの週末から得たデータをファクトリーに持ち帰り、サスペンション、空力、パフォーマンス、レースエンジニアらがデータを見て、何が原因でバウンシングが引き起こされているかを正確に把握しようとしています。
Read 5 tweets
Apr 14
#AMuS メルセデスのエンジニアは、予選で少しグリッドポジションを妥協することになったとしても、一貫してレースでのタイヤ保護を優先。そのやり方はメルボルンでも成功し、ミディアムで左フロントにグレイニングが発生しない方法を見つけたのはフェラーリとメルセデスだけでした。

#AustraliaGP
#AMuS トト・ヴォルフは、到着した時よりも良い気分でメルボルンを離れられると安堵:
「この結果は、チームの精神と仕事に対する姿勢が間違いっていないということを示している。しかし、フェラーリやレッドブルについていけないことも分かっているし、ラップタイムを見つける必要がある[…]」
#AMuS メルセデスには、バウンシングという大きな問題があります。エンジニアは、「車高を上げたり下げたり、減衰力を強めたり弱めたり、フラップを変更したり、リアウイングを変更したりとこれまでに100以上もの実験を行ってきた。」

それでも問題解決の兆しがなく、この問題はあまりに複雑です。
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