ウクライナ戦争「ロシアは圧倒的に勝っている」

前国連兵器査察官スコット・リッター
マックス・ブルーメンソール(ザ・グレイゾーン)
アロン・マテ(ザ・グレイゾーン) 6/7
The battle for Ukraine, with ex-UN weapons inspectorScott Ritter
“Russians are winning in a big way.”

Max Blumenthal (The Grayzone), Arron Mate (The Grayzone) (全訳) 6/7
①アロン:スコット、国連兵器査察官だったあなたに質問したい事が一つあります。それは、アメリカが兵器削減条約を次から次へと廃止していった事がこのウクライナ危機に与えている影響です。
②アロン:冷戦時代の最後を飾る遺産としてレーガンとゴルバチョフとの間で結ばれたINF条約(中距離核戦力全廃条約)はほとんど全てのクラスのミサイルを削除するという画期的なものでした。そして、あなたは条約履行のために現場で活躍していました。
③アロン:そのINF条約を廃止したのがドナルド・トランプでした。あの時、INF条約を保持したいというロシアの真剣な要求をアメリカは完全に無視したのです。
④アロン:トランプによるINF条約廃止や、ブッシュによるABM条約(弾道弾迎撃ミサイル制限条約)廃止や、同じくブッシュによるCFE条約(ヨーロッパ通常戦力条約)廃止や、トランプによるオープン・スカイズ条約廃止が、
⑤アロン:実際にロシアにどのような圧力をかけ、今回のウクライナ介入にまで追い詰めていったのか、話してもらえますか?

スコット:ロシアがウクライナに介入した大きな背景は、ヨーロッパ-ロシア安全保障の枠組みを書き換えなければならないというロシアの大きな危機感です。
⑥スコット:なぜなら現在の安全保障制度はロシアにとって文字通り存亡の危機を意味するからです。つまり止まる事を知らないNATOの拡大・東進です。ついにロシアの玄関口ウクライナまで来てしまいました。
⑦スコット:しかもあろうことか、NATOは自らを国連憲章51条の枠外で行動できる軍事同盟であると解釈しているのです。

※第51条:国連加盟国の一つに対し、ある武力攻撃が実行された場合、攻撃されている国はその本質的権利である個別的自衛権ないし集団的自衛権を行使することを妨げられない。
⑧第51条(続き):自衛権行使の目的で使用される方法については直ちに安全保障理事会へ報告されなければならない。また、いかなる形であれ、それが、現在の国連憲章に基づき、国際社会の平和と安全の維持し、回復するために安全保障理事会が採用する行動の権威、責任を傷つけるものであってはならない。
⑨スコット:このように国連憲章51条は武力行使を明確に自衛権に限定していますが、NATOは自分たちは”国”ではないし、従って、もちろん国連加盟国でもないから51条には拘束されないと開き直ったのです。彼らの考えによれば、何者もNATOを制御することができないということになります。
⑩スコット:つまり、NATOは全く法の抑制の効かない極めて攻撃的な軍事同盟であるということになるでしょう。この解釈によってNATOは1999年にセルビアを空爆しました。2001年にアフガニスタンを空爆しました。2003年にイラクを空爆しました。2011年にリビアを空爆しました。
⑪スコット:その全てが明確な51条違反です。しかし、たとえ人道的介入という嘘がどんなに明らかになっても、侵略の結果、標的となった国家が徹底的に破壊されたとしても、誰もNATOを裁くことができません。そして、現実にいまだに誰もNATOの行為を裁いていません。
⑫スコット:自衛的どころか、完全な無法者、ならず者、海賊、山賊がNATOの本質なのです。そしてNATOがポーランドとルーマニアでやったことを見てください。彼らはそこにイージス・アショア・サイトを作りました。

Aegis Ashore in Poland
Aegis Ashore Site in Romania
⑬スコット:大掛かりなレーダと一緒になったミサイル発射施設Mk41システムを作りました。そこからアンチ弾道ミサイルSM-3ミサイルを発射できます。

Mk41
sm-3
⑭スコット:もともと艦船発車用だったMk41システムを改良して地上発車用とし、同時にトマホーク・ミサイルにも対応できるようにしました。このトマホーク・ミサイルを地上発射型に改造すると、それはそのまま中距離弾道ミサイルとなり、INF条約違反となります。

Tomahawk Missile
⑮スコット:ですから、アメリカはINF条約が邪魔になったのです。そして廃止したのです。ところで、その間も私たちはSM-3ミサイルを改良してSM-6ミサイルを開発していました。SM-6Typhonは地対地ミサイルとしての機能を持っています。これがポーランドとルーマニアに配備されました。

SM-6
SM-6Typhon
⑯スコット:ロシアはもちろんそれが好きではありません。なぜなら、この地対地ミサイル・システムは発射されるとモスクワやセント・ペテルスブルクまで5分から7分で着弾するからです。

ここに核が加わると、話は一段と深刻になってきます。
⑰スコット:兵器削減条約が登場する以前の米ソの軍拡競争は全く凄まじいものでした。ソ連が新しい核兵器を作ればアメリカがすぐにそれを超えるものを作り、またすぐにソ連が新しいものを作るといった具合で、全く無制限でした。
⑱スコット:私たちが気づいた事は、その戦争の結果は人類の滅亡であるという事でした。それが究極的な結果ならば両者が血眼になってやっている軍拡競争はそもそも無意味という事になります。そこで私たちはついに弾道ミサイル条約・アンチ弾道ミサイル廃止条約を考案することに成功したのです。
⑲スコット:ですから、ABM条約は、人類の生存を保証するたいへん画期的な条約であるということができます。なぜなら、どちらが先にミサイルのボタンを押したとしても、その意味するところは人類の滅亡だからです。その安心の平衡状態が中距離弾道ミサイル開発の瞬間まで続きました。
⑳スコット:まず、最初に不安を感じ始めたソビエトが1950年代の兵器を更新すべく新しい兵器システムを開発し始めました。ちなみにその1950年台の兵器というのがキューバに配備予定だったSS-4とSS-5でした。古いSS-4とSS-5に代わって、ソ連が開発したのがSS-20です。
㉑スコット:これは三つの弾頭を持つ移動式ミサイル・システムで、基本的に言って、一瞬で全ヨーロッパを破壊する能力を持つシステムでした。当然、ヨーロッパは「これはたいへんマズイことになった」と感じました。そしてアメリカにそれに対抗するシステムを依頼したのです。

SS-20
㉒スコット:アメリカが考案したシステムが地上発射巡航ミサイル・システム・パージングⅡミサイル・システムでした。パージングⅡは固形ロケット燃料超高速ミサイルで、発射すると西ドイツから約5分でモスクワに着弾します。

Pershing II
㉓スコット:そこでロシア人は「これにはとても我慢できない。私たちの状況は極めて不安定なものとなった」と感じました。東西がお互いにそんなことを際限なく繰り返していたのです。そのうちに1983年の軍事演習中にあることが起きました。
㉔スコット:そのNATOの軍事演習はリフォージャー演習で、エーブル・アーチャー83という洒落た名前がついていましたが、演習をしているうちに、演習を監視していたソビエトがそれを核の先制攻撃と勘違いしてSS-20をハイアラートにスイッチしたのです。
㉔スコット:幸い人類滅亡の危機は間一髪のところで避けれらましたが、あの時1983年11月を生きていた人の中で、数分後には自分が蒸発していたかもしれないという事に気づいていた人が一体どれくらいいたでしょうか?僅かな勘違いから全面的核戦争に発展する可能性が高いという事がわかってきたのです。
㉕スコット:すると、ソ連は躊躇う間も無く、ss-20ミサイルを発射するだろう。 CIAがそのことをドナルド・レーガン大統領に報告したのは事件から1年も経ってからのことでした。話を聞いてレーガンは真っ青になりました。文字通り、彼は気分が悪くなりました。
㉖スコット:「おー、まいがっ!たった5分では考えることすらできない。先制攻撃されたと思ったソ連は躊躇なく核のボタンを押すぞ!」CIAは「ミスター・プレジデント、あの時、彼らは確かにそう信じたようです」と呑気に言いました。
㉗スコット:そんなことが二度とあってはならないということになって、生まれたのがINF条約です。このクラスのミサイルを全廃するというのが条約の画期的内容でした。INF条約成立以前の世界が一体どのような世界だったのか、私自身の経験からお話ししましょう。
㉘スコット:私は西ドイツで成長し、西ドイツの高校に通いました。近所には核兵器格納庫がありました。いつ攻撃されてもおかしくない状態でした。そこに避難して核戦争を生き残るつもりだったのでしょうか、私の父は年に何度となく、私を連れて核シェルターに入りました。それは恐ろしくリアルでした。
㉙スコット:毎日、学校に行って、今日は世界最後の日かもしれないと思っていました。実際にいつそうなってもおかしくなかったのです。核戦争が起こり、それが即刻世界に終わりにつながる。それが当時のヨーロッパの人々の日常だったのです。
㉚スコット:ですから、INF条約がどれほど素晴らしいものであったか、理解してもらえると思います。INF条約のおかげで、もう今日が世界の最後の日になるかもしれないと毎日怯えながら生きなくても良くなったのです。そこで、いったいドナルド・トランプが何をしてくれたと思いますか?
㉛スコット:その前に、ジョージ・W・ブッシュがABM条約から脱退しました。なぜなら、ソ連崩壊で競争する相手がいなくなったので、気兼ねなく好き放題ができると思ったからです。そして、トランプがとうとうINF条約から脱退しました。
㉜スコット:脱退の理由としてトランプはロシアがズルをしたからだと言ってロシアを非難しましたが、ロシアはズルなんかしていませんでした。ズルをしていたのはアメリカの方でした。
㉝スコット:ロシア人は「アメリカは禁止されたmk-41システムの発射準備をしている。INF条約違反だ」とアメリカを非難しましたが、アメリカは「そんなことはしていない」と嘘をつきました。
㉞スコット:なぜロシアが正しかったことがわかったかというと、INF条約脱退から1ヶ月も経っていないのにアメリカはすぐにmk-41のテストを始めたからです。
さて、INF条約廃止はロシアを再び兵器開発競争に駆り立てる結果になりました。
㉟スコット:すぐにロシアは、アメリカの持つすべての核兵器・弾道ミサイル・システムに対応するための新しい防衛システムを開発しました。ロシアは「もし、アメリカがヨーロッパに中距離弾道ミサイル・システムを配備するなら、私たちもそれに対応しなければならない」と警告しました。
㊱スコット:つまり、要はこういうことです。INF条約廃止によって私たちはまた1980年代の絶望の日々に逆戻りしてしまったのです。ヨーロッパの子どもは再び200,000度の日焼けに怯える日々に逆戻りしてしまった。これがワシントンで政策を担っている人々の間抜けなリアリティです。
㊲スコット:プーチンはそうなることが嫌でした。どうしてわかるかというと、プーチンは繰り返し繰り返しそれを警告してきたからです。2018年の彼のスピーチを覚えていますか?
㊳スコット:スピーチの間、ずっと彼は「これは良くない。絶対にやめてほしい。やってはいけない。私たちに選択の余地はないからだ」と繰り返していました。しかし、私たちは彼を無視しました。彼の言うことに耳を傾けませんでした。
㊴スコット:そして今、私たちは本当に真面目に彼の言葉に耳を傾けなければならなくなっています。なぜなら、私たちが直面しているのは人類滅亡というあからさまな現実だからです。
㊵スコット:ところが、今私たちが実際にやっていることといったらなんでしょう?INF条約を復活する代わりに、なんと長距離超音速ミサイル、ダーク・イーグルをドイツに配備しようとしているのです。それも配備は年内にと言っています。

Long-Range Hypersonic Weapon (DarkEagle)
㊶スコット:INF条約が禁止していたパージングⅡシステムが既にドイツに配備されています。すると、ロシアはそれに対抗するための新たなシステムを配備するでしょう。ロシアはすでにそれを持っています。
㊷スコット:一般的に言って、これは非常に危険な状況です。なぜなら、そこにはいつも小さな”勘違い”という要素が潜んでいるからです。今、私たちがウクライナでやっている事といったらなんでしょうか?人類滅亡と言う一つのジャイアント・シナリオの創造ではないでしょうか?
㊸スコット:ここにもそこにもありとあらゆるところに小さな勘違いの種が落ちて散らばっていませんか?だからこそ、兵器削減条約の役割が非常に重要なのです。
㊹アロン:今、スコットが説明してくれたことに付け加えたいのですが、アメリカがINF条約を脱退した時、その事が新聞のヘッドラインを飾ったのはわずか2、3日だけでした。すぐにトランプの「ロシア・ゲート」、トランプはロシアの工作員だという根拠のない偏執狂的な話題に取って代わられたからです。
㊺アロン:毎日毎日、メディアが取り上げる事はロシア・ゲートの事ばかりで、INF条約脱退の事はすぐに人々の意識から忘れられました。核のホロコーストの危険を防いでいたINF条約をトランプが廃止してしまったことよりも、ありもしないロシア・ゲートに興じるの方がメディアには重要だったようです。
㊻アロン:その結果、アメリカはウクライナに介入するところまでロシアを追い詰め、今、私たちはこの危機に至っています。

スコット:ロシアが実現したい新しいヨーロッパ-ロシア安全保障の枠組みがどのようなものかわかりますか?それがまさに兵器削減条約なのです。
㊼スコット:まず、ロシアはABM条約を復帰させ、弾道ミサイル・アンチ弾道ミサイルシステムを廃止したい。そしてINF条約を復帰して、ダーク・イーグルやパージングⅡといったものを廃止したい。そして非武装緩衝地帯を設けて、その両側に平和監視軍として東西の通常部隊を配置したい。
㊽スコット:そしてオープン・スカイ条約を復帰して、違反がないか監視する。人工衛星ですか?人工衛星もたいへん結構でしょう。しかし、それよりもずっと良いことは飛行機です。
㊾スコット:同じ一つの飛行機にロシア人監視員と アメリカ人監視員が友人のように隣り合わせで同乗し、違反がないか一緒に監視するのです。人間的要素が平和の維持にとって何よりも一番大切だからです。

(了、7/7に続く)
㊿一言解説:ロシアのウクライナ介入を遠い空の下の他人事と考えていた人は、今回のスコットの話を聞いて気づいたのではないでしょうか?ウクライナ介入は、これまで私たちの意識からずっと隠されつづけてきたある重大な事実の一つの到達点であるということを。
51. それは私たちと私たちの全てが次の瞬間にも2000,000度で日焼けしたり、蒸発して消えるという現実的な可能性の中に置かれているという事実です。冗談のようですが、本当の話。

けれども、私が希望の光のように感じたのはスコットの次の言葉でした。
52. 「それよりもずっと良いことは飛行機です。同じ一つの飛行機にロシア人監視員と アメリカ人監視員が友人のように隣り合わせで同乗し、違反がないか一緒に監視するのです。」

スコット・リッター

私はスコットにアメリカ合衆国大統領になってもらいたいです。🙂

(了)

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またまたツィッターアカウントを凍結されたスコット・リッターが、ブッカ虐殺についてツィートしたかった重要ポイント☝️

ザ・ジミー・ドー・ショー/2022年4月13日 (11:07~16:23全訳)

Twitter CENSORING Ukraine War Coverage/ Scott Ritter on The Jimmy Dore Show 2022/04/13 (11:07~16:23)
①スコット・リッター:まず最初に理解してもらいたいのは、私は現場に行って調査したわけではないということです。私は現場から何千マイル離れた自宅の椅子に座っています。しかも、なぜか私はアクセスしたいデータに自分からアクセスすることを禁じられています。
②スコット:しかし、誰もがアクセス可能なデータだけを一瞥してもそこから否定し難い明白な事がいくつか拾い上げることができます。
一つのデータは、ロシアの戦争犯罪の証拠として、ウクライナ政府自身が提示した動画です。そこには道路に転がっている数々の死体が映っていました。
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偉大なる中国文明 (1)

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②彼は手綱をとるのも忘れ、手で門を押すまねをしたり、叩くまねをしたりしたが、なかなか決まらなかった。あまりにも夢中になっていたので、向こうから役人の行列がやってきたのにも気づかず、その中に突っ込んでしまった。
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BREAKING: Scott Ritter Banned from Twitter | Richard Medhurst Interviews Scott Ritter から(18:00~27:20)
①リチャード・メドハースト:たった今、スコット・リッターのツィッターアカウントが凍結されました。今日のゲストはそのスコット・リッターです。ハイ、スコット。気分はどうですか?

スコット・リッター:気分は最高です。ありがとう。君はどうですか?
②リチャード:私はたいへん心配しています。凍結された時、一番最初に何を考えましたか?ところで、この前あなたがこの番組に出てくれた時、私はみんなにあなたをフォローしてくださいと言いました。あなたのフォロアーが増えた矢先でした。

スコット:君のせいだよ。(笑)
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