ウクライナ戦争「ロシアは圧倒的に勝っている」

前国連兵器査察官スコット・リッター
マックス・ブルーメンソール(ザ・グレイゾーン)
アロン・マテ(ザ・グレイゾーン)
アーニャ・パーレムピル(ザ・グレイゾーン) 7/7(最終回)
The battle for Ukraine, with ex-UN weapons inspector Scott Ritter
“Russians are winning in a big way.”

Scott Ritter
Max Blumenthal (The Grayzone)
Arron Mate (The Grayzone)
Anya Parampil (The Grayzone) (全訳) 7/7
①マックス:みなさん、どうもありがとう。このライブで番組始まって以来最大の視聴者数を記録しています。8,000人に迫ろうとしています。スコット、世界中に衝撃を与えていますね。ここで同僚の一人を会話に加えたいと思います。
②マックス:アーニャ・パーレムピルです。彼女はこの家の2階にいます。スコットの話に質問とコメントがあるそうです。

アーニャ:私はずっと惹きつけられながらスコットの戦争分析の話を聞いていました。
③アーニャ:特にアメリカ政府内部で政策が決定されていく過程がスコットの個人的経験を通じて生々しく伝わってきました。そして話を聞きながら、私なりに一つの仮説を立ててみました。なぜ、アメリカがナチスを必要としているのかについての仮説です。
④アーニャ:なぜ、ソビエト共産主義の脅威が消えた後で、今になってナチスが必要なのでしょうか。結局、私は基本的には古典的な国家間の利害対立がその理由だと思います。プーチンが代表しているのはロシアの国益です。鉄のカーテンが無くなったことは、それは逆にロシアを世界に解放することでした。
⑤アーニャ:この30年間に、ロシアはヨーロッパや中東との関係を強めました。サウジアラビアもUAEも、ロシアとの関係を断つようにというバイデンの要請を拒否しました。
⑥アーニャ:アメリカはNATOを通じヨーロッパ諸国にロシアとの敵対関係を求めていますが、ロシアとヨーロッパの関係はすでにエネルギーや食糧などを中心に密接につながっています。その事実がアメリカにとってかつてソビエト時代には想像もできなかったほどの脅威になっているのではないでしょうか。
⑦アーニャ:介入以来アメリカはロシアをSWIFTから排除したり、かつてないほどの大規模な制裁・契約解除を実行してロシアを追い詰めようとしました。しかし、それは逆にロシアの力の強大さを世界中に見せつける結果になってしまいました。その脅威は冷戦時代のソ連の脅威を遥かに凌いでいます。
⑧アーニャ:今や、ロシアと中国は歴史上かつてなかったほどの実質的なパワーとなってアメリカを脅かしているのです。そのためにアメリカはナチスさえ必要としているのではないかと思いました。

マックス:アフリカもそうです。ケニヤがロシア非難決議に反対しました。アフリカ連合が反対しました。
⑨アーニャ:本当ね。ラテン・アメリカもそうです。

スコット:アルゼンチンもブラジルも制裁ゲームには参加していない。

アーニャ:はい。BRICKSが、BRICKSの大使たちがみんなモスクワでラブロフ外務大臣に会って仲良くツーショットしていますね。
⑩アーニャ:数ヶ月前にあなたとベンで、これから起きるインパクトについて話していましたね。実際にそれが何を意味しているのか感覚的に実感できませんでしたが、今、アメリカでは日毎にインフレが進んでいます。経済的インパクトが今現実のものとして起きつつあります。
⑪アーニャ:石油ドルが今、脅威にさらされています。

スコット:なぜアメリカはナチスを必要としているのかについて、あなたの考えは100%正しいと思います。私はさっきランド・コーポレーションに研究について話しました。
⑫スコット:ウクライナを第二のアフガニスタンに見立て、いかにしてロシアをその泥沼に引き摺り込むかという、つまりロシアを弱らせるための研究です。その戦略として考案されたのは、ロシアが絶対に許せないものをウクライナ国内に作ることでした。ナチスです。
⑬スコット:よく引用されるプーチンのスピーチがあります。「20世紀最大の大惨事はソ連崩壊だった」というのがそれです。人々はこの部分のみ引用し「見ろ、プーチンはソ連を復活させようとしているぞ」と言います。しかし彼らはプーチンのスピーチの後半を意図的に無視して、そんなふうに言うのです。
⑭スコット:プーチンに、ソ連を復活させる気などさらさらありません。プーチンはスピーチの中でソビエトを「失敗した国家」と呼んでいました。では、なぜプーチンはソ連崩壊を大惨事と呼んだのでしょうか。それは一晩にして数百・数千万の人がホームレスになったからです。
⑮スコット:ソ連体制下でちゃんとした家に住んでいた数百・数千万の人々がソ連崩壊と共に一夜にして絶望的なホームレスになったのです。その時、かつて国家のものであった資源とインフラがごく少数のオリガルヒの私有物となりました。
⑯スコット:彼らは豊富なロシアの資源を西側に大企業に横流しするためブローカーとなり、そこから上がる巨額の手数料が彼らの収入源でした。そこから有効な雇用は創出されませんから、オリガルヒの利益はロシアの人々の利益ではありません。オリガルヒはロシアの人々の敵です。
⑰スコット:プーチンはスピーチの中で言いました。
「私の仕事はロシアの人々を守ることです。それはロシア国内だけでなく、国外のロシア人も守ることです」
と言いました。あなたはそれに賛成しなくてもいいですよ。しかし、彼のスピーチが意味するところはまさにそういうことなのです。
⑱スコット:そのプーチンの神経を最も逆撫でして怒り狂わせることはなんでしょうか?ルガンスクとドネツスクに住むロシア人を8年間にわたって砲撃し、殺すことです。しかも、それを実行している奴らはただのウクライナ人ではありません。ロシアで最も忌み嫌われ、呪われるべき者、ナチスです。
⑲スコット:あなたたちはロシアに行ったことがありますか?全ての村・町・市にナチスと戦って死んだ人々のモニュメントがあります。ロシア人の家族の中で、あの戦争で死ななかった者のいない例はありません。一人だけでなく、二人、三人、十人、皆殺しにされた家族もいます。
⑳スコット:地平線の果てまで、どこまでもどこまでも広がっている広大な戦死者墓地があります。一つの区画がフットボール・スタジアムくらいの大きさでそれぞれ約1万人くらいの死者が眠っています。それが次から次へと連なって、遠く遠く地平線の果てまで続いている。
㉑スコット:ビクトリー・デイにはみんな手に手に戦死者の写真を捧げてパレードします。ロシア人にとってそれは遠い過去の思い出ではありません。繰り返し繰り返し現在・未来へと続く現実の感覚なのです。
㉒スコット:彼らの喪失の途方もない感覚、愛国心の感覚、ナチスを、アドルフ・ヒットラーのナチスドイツを打ち負かすためにはどんな犠牲も厭わないという感覚はリアルで正真正銘です。ところが私たちはそれを理解していません。
㉓スコット:テレビに映るビクトリー・デイのパレードの見て冷やかしている。「見ろ、ロシアの年寄りどもが今年もやってるぞ」と言って冷やかしている有様です。
㉔アーニャ:私がRTにいた時の経験ですが、毎年ビクトリー・デイになると、パレードを取材するアンカーや特派員はリボンをつけることを求められました。そこでRTの編集室では大変な議論になりました。リボンなんかつけるのは嫌だというのです。RTで働いている人でさえそんな感じの人が多かったです。
㉕スコット:私にはわかりません。ただ、なぜアメリカが今ナチスを必要としているのかについてのあなたの考えは正しいと思います。ナチスはロシアをウクライナ介入させるための最高の餌になりました。
㉖スコット:ウクライナ国内でナチスを育て、ナチスの豚がロシア人をラップで街の電柱に縛り付け、顔を緑色に塗り、パンツを下ろして人前で性的虐待を加えている、そしてそれを録画している。ナチスの豚がロシア人を拷問し、殺し、そしてそれを録画している。
㉗マックス:それはAzov大隊の戦略のひとつだと私は思います。彼らはわざとこれみよがしにウォルフ・エンジェルやSSや黒い太陽のシンボルを使いました。ロシアを挑発するためだったと思います。
㉘マックス:私はウクライナのデューマのロシア人コミュニティの人々が実際にどのような状況にあるのかについて、テキサス州出身の前・新ロシア戦闘員にインタビューしました。武力介入が始まった2月24日の2日前のことです。
㉙マックス:彼は、「明日にでもロシア軍が介入してナチスを皆殺しにしてくれるだろう」と言いました。私がびっくりしてどうしてだと尋ねると、彼は「ウクライナ軍の攻撃が激しくなっている。ここに座っていても弾丸やロケットが飛んでくる。病院や学校が破壊された。」
㉚マックス:「もうすぐ、ウクライナ軍は総攻撃をかけてくるだろう」と答えました。それがロシア軍の軍事介入の直接のキッカケでしょうか?それとも軍事介入を正当化するためのロシア軍の方便でしょうか?

スコット:こんなふうに考えてみてください。私がウクライナ軍の司令官だと仮定します。
㉛スコット:国境沿のロシア軍20万に対して、私は最も機動性に優れた攻撃軍を準備するでしょう。ロシア軍はクリミア方面から来るかもしれないし、ドニエツク・ルガンスク方面から来るかもしれないし、カラコフ方面から来るかもしれないし、キエフ北側から来るかもしれません。
㉜スコット:地図を広げ、収集された最新の情報を参照しながら、攻撃してくると予想されるロシア軍を迎え撃つべく精鋭軍を配置するでしょう。ところがもし、私がそれをしないで、代わりに総攻撃力をドニエツク・ルガンスク州境に集中させたとしたらどうでしょう?考えられる可能性は次の二つです。
㉝スコット:一つはロシア軍が独占的にこの方面から攻めてくるという確信がある場合。もう一つは、東ウクライナ問題の最終解決として、そして過去8年間の軍事作戦の総決算として、その地域を”クレンジング”するためです。ドニエツク・ルガンスクを綺麗にクレンジングする。
㉞スコット:そこに駐屯しているロシアの支援軍の規模は小さいので簡単に撃破できるだろうというものです。実際に、ロシア軍の諜報機関がウクライナの秘密文書を傍受したと発表しました。その文書を公開しました。そこに書かれてあったのは、まさにその”クレンジング”だったのです。
㉟スコット:その文書が本物なのかロシアによる捏造品なのか、私にはそれを判断する犯罪科学の方法がありません。本物のように見えますが、私には判断しかねます。今の時代、捏造など簡単ですからね。特に、情報戦の技術が進んだ現在ではそうです。
㊱スコット:しかし、文書は総攻撃をかけてドニエツク・ルガンスクをクレンジングすると明言しています。
㊲スコット:そして私の解釈から言っても、ウクライナ軍の総攻撃能力がドニエツク・ルガンニスクに集中配置された状況が示す唯一の合理的解釈は、彼らの目的がクレンジングであり、しかもそれが間近に迫っているということを意味します。

マックス:アロン、何かありますか?
㊳アロン:スコット、ニューズウィークのある記事について質問があります。それは防衛インテリジェンスの分析について、ビル・アーキンが二人の現役の空軍将校にインタビューしたものです。二人の答えは、今、スコットが説明してくれたことと一致していると思います。記事から少し引用してみましょう。
㊴アロン:「被害の規模は遥かに深刻なものになっていたはずである。しかし、実際にそれほどでもない理由は、プーチンに意図的に市民を攻撃するつもりがないからだろう。おそらく、プーチンは市民のダメージを最小限に抑え、交渉を始めたいと思っている。」
㊵アロン:また、もう一人の将校は言いました。
「ロシアが意図的に市民を攻撃しているという現在のナラティブにはイライラさせられる。戦争がヨーロッパに拡大する前に、このデマをなんとかしなければならない。私はプーチンに都市を破壊するつもりがないことを知っている。」
㊶アロン:「もし、彼にそのつもりがあったなら、ロシア軍はその圧倒的火力で早い時期に全てを破壊していたことだろう。」
これらは現役のアメリカ合衆国情報将校たちの口から出た供述です、だからと言って、実際に被害が少ないとは言えませんが。
㊷アロン:この状況は今後どれくらい長く続くのでしょうか?現在もアメリカはゼレンスキーがロシアとの交渉を始めることを阻んでいるように見えますが、このような状況はどれくらい長く続きますか?
㊸スコット:私もその記事は読みました。記事には、「ロシア軍の軍事行動は現在、こう着状態にあり、近距離地上歩兵戦略を捨てて代わりに長距離攻撃兵器を使い始めている」と書いてありました。しかし、私はその分析に賛成できません。私はロシアの首脳部が言っていることを注意して聞いています。
㊹スコット:介入前にプーチンは長い長い演説をしました。ロシアとウクライナの長い親密な歴史的関係について、彼は話しました。
「ウクライナはかつてソビエトの一部だったところです。そこには今でもロシアの父や母たちが住んでいます。ロシアとウクライナの血のつながりは深いのです。」
㊺スコット:「ロシアとウクライナの戦争は、兄弟と従兄弟の戦争のようなもの、兄弟同士の戦争のようなもの、甥と姪の戦争のようなものです。言ってみれば、これは家族の中の戦争なのです」
と話しました。
㊻スコット:ですから、ロシア軍に向かってウクライナに対しロシア軍のスタンダードで戦争しろと説得するのは難しいのです。ロシア軍のスタンダードとは、圧倒的な重火力で行く手を阻むもの全てを粉砕するやり方です。それがロシア軍のスタンダードですが、今回の介入でロシアはそれをやっていません。
㊼スコット:全く、正反対です。私の妻はここのウクライナ・コミュニティにウラディミール・プーチン嫌いの友達が一人いるのですが、その友達はウクライナに家族を残してきました。その友人がウクライナの家族に電話して、既にロシア軍がその村を通過していたことを知りました。
㊽その友人は「おー、まいがっ!女はみんなレイプされたわね!」と言いました。しかしウクライナの家族からは「ノー!ロシア軍は世界で一番礼儀正しい人たちよ。『ご迷惑をおかけして申し訳ありません。ウクライナの旗はそのまま揚げていてください。ここはウクライナですから。』
㊾スコット:『私たちはその事実を尊重します』と村長に挨拶し『そのまま村政を続けてください。何か必要なものがありますか?なんでもおっしゃってください。私たちはここを通っていかなければなりませんが、あなた方を害する気は毛頭ありません』と言ったわ」という返事が返ってきたそうです。
㊿スコット:ロシア軍はその言葉通りに通過して行きました。しかし、ロシア軍のこのやり方は戦略上、ロシア軍にとって大変不利なものとなります。村の中にAzovのスパイがいるので、通過した情報が伝わり、行先でロシア軍は待ち伏せに遭う可能性が高くなります。
51. スコット:実際にそのためにロシア軍は多くの犠牲を出しました。通常の戦争では、通信インフラ、そして道路、橋、鉄道などの交通インフラを破壊しますが、しかしロシア軍はそれをやっていません。市民インフラを損なわないというのが最初から一貫した方針だからです。
52. スコット:ですから人々は国内を自由に移動できるし、ウクライナとアメリカの間で電話が通じるし、ゼレンスキーが議会で中継演説して世界中から寄付を集めることもできるのです。その結果、世界中から集められた膨大な寄付金はネオナチの武器となってロシア人を殺すことになります。
53. スコット:実際にそれで何百人ものロシア軍兵士が殺されています。しかし、彼らは最初の方針を変更していません。ただし、ネオナチが都市部に立て籠った場合は状況が困難になります。場合によっては銃火器を使用しなければならない状況に追い込まれるかもしれません。
54. スコット:建物の屋上や窓からネオナチが機関銃やロケット・グリネードを構えているのが見えるとします。通常は、三歩下がってthermobaric weaponの二つ三つも使えば建物ごとペシャンコにできます。
55. スコット:thermobaric weaponの使用は禁止されているという人がいますね。ノー!thermobaric weaponは合法的な兵器です。禁止されているのは市民に対し、独占的に使用する場合のみです。病院であれ学校であれ、軍事的に占拠された施設は合法的軍事目標になります。
56. スコット:だから、thermobaric weaponで建物ごと破壊しても合法的軍事行動と見做されるのです。しかし、そういう場合ですら、建物内の敵を掃討するためにあえて30人の完全武装した兵士に行けと命令する。命令された兵士はその目的遂行のために30人が30人とも命を失うことを知りながらです。
57. スコット:そして、兵士たちもそれを覚悟している。なぜ、それができるのでしょうか?彼らの中には「ナチスは絶対に許さない」というDNAが刻み込まれているからです。そして、兄弟であるウクライナ市民を守らなければならないと固く決意しているからです。
58. マックス:thermobaric weaponについて、それがどういうものなのか説明してもらえますか?私もそれを見たことがあります。大きな樽のような形をしていました。
イスラエルがガザの人口密集地帯で使用していました。
59. スコット:大きく分けて二種類あります。一つは液体タイプのもの。爆発性の液体をスプレーしてある空間を燃料:空気を一定の割合で充満させ、着火します。爆発によって高温・高圧の巨大な火の玉が生じ、その中に飲み込まれたもの全てを破壊します。
60. スコット:もう一つは粉末タイプのものです。穀物サイロや炭鉱で爆発事故がありますね。小麦の微細な粉塵や炭鉱内の炭塵が空気と一定の割合で空間を満たしている時、些細な発火物で大爆発を起こすものです。その原理を利用した兵器です。
61. スコット:ロシア軍は大量のthermobaric weaponを持っていますが、今回は使用していません。市民の犠牲を最小限にするために、ロシア軍は大きな代償を払っているのです。
また、ロシア軍は都市を占領していないので負けているという人がいます。目的に合わない意味のない占領はしません。
62. スコット:たった20万足らずの軍隊で都市に入り、市街戦を繰り広げる必要がありますか?ただ、脇を通過すればいいのではないですか?このように、今回のロシア軍の軍事行動には一般の軍事行動と際立った違いがあるのです。
63. スコット:ロシア軍は今回の行動を始めるにあたり、それを「シリア方式」で行うと発表しました。すると多くのアメリカ人は「ロシアのシリア方式と言えば、アレッポをぺちゃんこにしたように人も街も全てを破壊し尽くすことだな。動いているものを見たら皆殺しにしろ!はははは…」と笑います。
64. スコット:ノー!ロシア軍の教科書にある「シリア方式」とは❶まず、エリアを包囲する。❷そこに人道支援物資を送り込む。
65. スコット:❸この時、ロシアの軍事警察が交渉人としての卓越した腕を発揮します。つまり、チャーターしたバスでテロリストとその家族を武器携帯を許したままテロリスト支配地域まで無事送り届ける。❹市街戦を避ける事で無益な市民の犠牲を防げる、というものです。
66. スコット:みなさん、よく覚えておきましょう。これがシリア方式です。作戦を開始するにあたり、ロシア軍は「今回はさらに『シリア方式』でいく」と宣言しました。

※2014-2016年、シリア政府とロシア政府チャーターのバス。反政府武装組織を武器携帯を許したまま反政府支配地域まで送り届けた。
67. マックス:そろそろ残り時間が少なくなっています。アーニャ、質問がありますか?

アーニャ:都市包囲の話を聞いて思い出したのですが、ロシア軍がキエフを包囲してcauldron(大釜)を形成しています。キエフを攻略することで、ウクライナの降伏を促しているのだと聞きました。それは正しいですか?
68. スコット:キエフを攻略することが目的がどうかはわかりません。ただし地図を見てわかるようにキエフを四方三方から包囲されるとウクライナとしては首都防衛のために、南部のオデッサや頭部のドニエツクやカラキフなど他の地域に配置していた軍隊をキエフに差し向ける政治的義務と必要が生じます。
69. スコット:私の考えでは、ロシアはキエフを巨大なバキューム・マシーンにしてウクライナ全軍をそこに吸い寄せようとしているのだと思います。その一方で南部と東部でロシア軍がウクライナ軍を挟撃しようとしているのが地図からわかります。
70. スコット:その輪は次第に狭められ、ウクライナ軍は数日中にその罠の中に閉じ込められることでしょう。

アーニャ:戦争が終わった時、ロシアはそれらの占領した地域を全てウクライナに返還すると思いますか?あなたは「ロシア軍の計画表」は知りませんと、初めに言ったけど。
71. スコット:「ロシア軍の計画表」は知りませんが、ロシア首脳部が何を言っているのかはちゃんと聞こえています。彼らは「ウクライナを占領するためにここに来たのではありません」とはっきり言いました。
72. スコット:ロシア軍が村に入って行った時、「どうぞ、ウクライナの旗をそのまま揚げておいてください。ここはウクライナですから。私たちはその事実を尊重します」と言いました。もし、テリトリー占領が目的なら、ウクライナの旗を揚げさせておくと思いますか?
73. スコット:私は、ロシアにはウクライナから領土を切り取る意図は全くないと思います。しかし、ドンバスの独立は成し遂げられるでしょう。クリミアはロシアの一部となるでしょう。8年間の狂気の末に彼らが支払う代価です。
74. スコット:またネオナチをこの国から一掃するために、憲法を含む政治体制は変革されるでしょう。「ステパン・バンデラの日」はもうなくなるでしょう。ホロコーストの実行者たちの名前を冠したアベニューやストリートは改名されるでしょう。彼らの銅像は撤去されるでしょう。
75. スコット:憎しみのイデオロギーは憲法によって、ウクライナから永久に追放されるでしょう。ロシアがウクライナに望む姿は中立的主権国家の姿です。

マックス:時が全てを証明してくれることでしょう。スコットの豊富な知識と経験と深い洞察力に感謝します。私は多くの事を学びました。
76. マックス:前国連兵器査察官スコット・リッターの現在の仕事について教えてください。

スコット:❶「ロシアの軍事介入は侵略戦争か」❷「ロシアは戦争犯罪を犯したか」について、私はアロンとツィッター上で議論しました。それについてConsortium Newsに掲載する記事を今書いているところです。
77. スコット:アロン、記事を読んで議論したいことがあればしてください。

アロン:喜んで。それこそ、私がやりたいことなんです。

マックス:スコットとマックレゴー大佐が模擬裁判をするので、アロン、そこで重箱の隅をつつけるよ。

スコット:ノー、ノー。おっかないことを言わないでくれよ。
78. アロン:最後に、ジュリアン・アサンジとステラ・モリスが結婚したことをここにお知らせします。おめでとうございます。二人の結婚は暗い時代に差す一条の希望の光だと思います。おめでとうございます。

79. スコット、マックス、アーニャ:おめでとうございます。

(了)
80. オリジナル動画:
81. 付録:長いシリーズを最後まで愛読してくださり、大変ありがとうございました。関連した二つの要約を付録に加えてシリーズの終わりにしたいと思います。
82. ⅰ. ピータ・カズニック/第二次世界大戦でナチスドイツを打ち負かしたのはアメリカ合衆国か?

Peter Kuznick: Three False Myths Americans Believe
83. ⅱ. スコット・リッター/今回のロシアの軍事介入は「侵略戦争」か?
Scott Ritter: A Conversation About Ukraine Part 1
から
84. ⅰ. ピータ・カズニック/第二次世界大戦のヨーロッパでナチスドイツを打ち負かしたのはアメリカ合衆国か?:
85. ピーター:映画Saving Private Ryanにあるように、Dデイでノルマンディ上陸を果たしたアメリカ軍がナチスを打ち破ってベルリンまで行進したというアメリカ人が信じている話は、それは最も現実からかけ離れた幻想です。第二次世界大戦のヨーロッパでナチス・ドイツを打ち負かしたのはソビエトです。
86. ピーター:アメリカのヨーロッパ参戦の時は非常に遅く、ようやく1944年6月6日・D デイのノルマンディー上陸の時で、その時すでにドイツはかなり劣勢にありました。結果、第二次世界大戦全期間を通して米英連合軍が西武戦線で対戦したドイツ戦団の数はわずかに10ディビジョン。
87. ピーター:これに対し、ソビエトが対戦した数は200ディビジョンです。あのウィンストン・チャーチルにさえ、「赤軍がナチスの腑を抜き取った」と言わしめたのです。ナチスがソビエト戦で失った兵士の数は600万人。
88. ピーター:それに対し、米英戦で失った数はドイツ兵は100万人であり、そのことからも第二次世界大戦ヨーロッパ主戦場は圧倒的に東部戦線だったことがわかります。
89. ピーター:1942年5月、6月、アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズーベルトは、ソビエトからの再三に渡る要請に対し、外相モロトフに戦争終結前にアメリカはナチスに対し宣戦布告をすると約束しました。
90. ピーター:しかし、アメリカは孤戦奮闘するソ連のために武器支援はしたものの、チャーチルの強い反対にあって参戦の時は遅れに遅れ、結局1944年6月にまで持ち越されました。その間、ソビエトは血まみれの戦いをすることになり、途方もない数の犠牲者を出すことになったのです。
91. ピーター:1941年6月22日、史上最大規模の軍事力を投入して始まったドイツの電撃作戦バルバロッサはソ連の防衛網をことごとく粉砕しながら破竹の勢いで進み、半年後、首都モスクワ30キロの地点まで迫りました。
92. ピーター:しかし、そのドイツを徐々に押し返し、ついにベルリンを陥落させ、ヒットラーを自殺に追い込んだのは他ならぬソビエトでした。アウシュビッツをはじめとする強制収容所のほとんどを解放したのもソビエトでした。
93. ピーター:しかし、そのためにロシア(ソビエト)が支払った代価は実に2700万人という途方もない数の犠牲者だったのです。人口と比較して(1億9400万人/USSR, 1940年)、その数字の持つ意味を想像してみてください。
94. ピーター:ロシア人のDNAにナチス残虐の記憶が刻み込まれ、ナチスを絶対に許さないという信念が刻み込まれている理由はそこにあります。2700万人という犠牲者数は9.11世界同時多発テロの犠牲者数を毎日足し続けて24年間分に相当します。
95. ※RT職員の反応に見られたように、ナチスに対する考え方がロシア人とアメリカ人では違うのです。ナチスドイツと同盟関係にあった日本については言わずもながです。
96. スコット・リッター/今回のロシアの軍事介入は「侵略戦争」か?:

これについて、アメリカ合衆国反戦同盟のジョー・ロンバルドとマーガレット・フラワーを相手にスコット・リッターが興味深い議論を展開しているので、ここに要約を紹介します。よく読んで、皆さんも参考にしてくださいね。
97. スコット:第二次世界大戦後に作られた国際連合の大きな目的の一つは、「二度と戦争は起こさない」という事でした。その国連が最も忌み嫌う戦争犯罪が侵略戦争(War of Agression)です。なぜなら、War of Agressionこそが全ての戦争犯罪の根源だからです。そこで武力行使を禁止しました。
98. スコット:しかし、武力行使について次の二つの例外があります。
❶世界の平和を乱す大事件が起こり、平和を回復するための手段としての武力行使を国連安全会議が承認した場合。いわゆる国連安全会議第7条決議です。この最も最近の例が1990-1991年の「砂漠の嵐作戦」でした。
99. スコット:その時、サダム・フセインのクエート侵攻を世界の平和を乱す大事件として解釈し、平和を回復するための手段として国連が武力行使を承認したのです。それが良い戦争なのか悪い戦争なのかという議論は別にして、少なくともそれは合法的戦争でした。
100. スコット:❷国連憲章第51条に基づくもの。「国連のメンバーが武力攻撃を受けた場合、個別的であれ集団的であれ、神授の権利として自衛権を行使することを妨げない」というのが、第51条です。そこで、一つの問題が浮上します。それは1837年のある事件に遡ります。
101. スコット:キャロライン号というアメリカ船籍の船がカナダ沖で、カナダの反イギリス政府勢力に武器と人員を密輸していたことがありました。そのキャロライナ号をイギリスが攻撃しました。イギリスがアメリカの船を攻撃したのです。これは侵略戦争ではないのかということになりました。
102. スコット:しかし、イギリスはこう反論しました。アメリカの船は藩政勢力に武器を提供することでイギリス攻撃の手段を提供していた。そしてそれは将来、確実にイギリス兵を殺すことになる。したがって、これは自衛的先制攻撃である。こうして、自衛的先制攻撃の概念が生まれました。
103. スコット:キャラライナ号事件の判例は現在においても引用されています。ある男が目の前で拳にバンデージを巻いているとします。その男は、これからお前をぶん殴るぞと言い、実際に殴るモーションにはいろうとしています。その時、黙って殴られるまで待っているバカはいません。
104. スコット:殴られる前に殴るでしょう。今にも攻撃される事がリアルではっきりわかっており、しかも国連の裁量を待っている余裕がないほど緊急な場合、その自衛的先制攻撃は合法的なものとなるのです。アメリカ合衆国はこの原理を2003年のイラク侵攻で使いました。
105. スコット:サダム・フセインが大量破壊兵器を保有しており45分でアメリカ本土が攻撃されるというものでした。しかし、それは全部嘘だということがわかりました。嘘を根拠に自衛的先制攻撃は行使できないのです。大量破壊兵器やアルカイダとの関係を捏造して自衛的先制攻撃は行使できないのです。
106. スコット:だから、2003年のアメリカ・イラク侵攻は違法な侵略戦争だった。では、ロシアの場合はどうでしょうか?ロシアはそれを自衛的集団的先制攻撃であると主張しています。どうしてロシアにそんなことが言えるのでしょうか。
107. スコット:ウクライナ国内でたとえ何が起きようと、それを理由にロシアは武力介入できないのではないでしょうか。ドンバスがウクライナの一部ならば、ウクライナがそこに住むロシア系住民にたとえ何をしようと、それを理由に武力介入を合法化することはできないのではないでしょうか。
108. スコット:答えは、合法化はできない、です。それを「平和を乱す事件」として、ロシアは第7条決議を求めて国連安全会議に訴えることはできます。しかし、その時、アメリカが拒否権を発動するでしょう。さて、ここから問題の核心に入っていきます。
109. スコット:ドネツスクとルガンスク2州は何年も前に、その州議会で「独立宣言」を出していました。しかし、ロシアはそれを認めませんでした。あくまでもミンスク合意履行を求めたのです。しかし、ウクライナ政府はミンスク合意を無視し、ドネツスク・ルガンスクを攻撃し続けました。
110. スコット:ついにこの二月、ドネツスク・ルガンスク二州の議会は「ロシアに二州の独立承認を求める嘆願」を通過したのです。ロシア議会はその「ロシアに二州の独立承認を求める嘆願」を真摯に受けとり深く考慮した結果、その立場を了承し、ウラディミール・プーチンが正式にそれに署名しました。
111. スコット:合法的な筋を踏んでいるので、ロシアが突然藪から棒にでっち上げた話ではないことがわかります。独立したドニエツク・ルガンスクはすでにウクライナではないというわけです。しかし、ここでまた問題が浮上してきます。二州の独立を認めたのはロシアだけで国際社会全体は認めていない。
112. スコット:いくら、ドンバスとロシアが兄弟だと主張しても法的にドンバス独立の主張は無効となるだろう。しかし、ここでまた一つの例外があるのです。
113. スコット:それはロシアが「嘆願」を承認し、ドンバスの要請によって、その安全保障上のパートナーであるドンバスの安全を守るべく、そこへ小規模の軍を派遣していることから生じる、国連がその加盟国に認める集団的自衛権アレンジメントです。ロシアは国連加盟国です。
114. スコット:そこへ状況が俄かに緊急の様相を示してきたわけです。この2月、ウクライナ政府が重装備した精鋭6万から10万を東ウクライナに配置し、またロシアの諜報機関はそのウクライナ軍がドンバスに先制総攻撃を仕掛けてくるという情報を入手したというのがそれです。
115. スコット:それはロシア-ドンバスの安全保障上の大きな、現実の、そして不可避な脅威となります。ロシアはその新たな状況に対処しなければならなくな理ました。それが、ロシアの自衛的集団的先制攻撃権行使でした。

以上。
116. 解説:スコット・リッターの自衛的集団的先制攻撃解釈が妥当なのかどうか、私にはまだなんとも言えません。例えば、北海道なり沖縄が日本からの独立を求めて、それを第三国から承認してもらい、県(道)内にその第三国の軍隊を駐留させた。
117. 今、その例を認めると、後で、その第三国の軍隊が日本からの”不可避な”先制攻撃の情報を掴んで、日本に”自衛的先制攻撃”をかけてくる可能性への道を開くのではないかという懸念があります。
118. しかし、そもそも日本政府は沖縄や北海道を砲撃していないし、140,000人の県(道)民を殺していないので独立を求めて第三国の軍隊を駐留させるという話全体がナンセンスになるでしょう。
119. 事の本質は、24時間365日8年間にわたりドネツスク・ルガンスク住民に対してウクライナ政府が実行してきた戦争犯罪を”国際社会”が黙認したためにドネツスク・ルガンスク住民に生存上の脅威があったこと。
120. 2014年2月のクーデター後、大統領に就任したポロシェンコの公式就任演説は「今日からウクライナの子どもは学校に行き、自由に公園で遊び、買い物に行きなささい。ドニエツク・ルガンスクの子どもは防空壕の中で集中砲火に怯えながら毎日を暮らしなさい」というものでした。
121. このあからさまな生存上の脅威に対し神授の権利である自衛権としてドニエツク・ルガンスクが止むを得なく取った行為を今、8年間にわたるウクライナの戦争犯罪を黙認し続けてきたその当の”国際社会”が戦争犯罪として非難している顛末転倒の不条理が問題の本質でしょう。
122. 国家がある集団に対してシステマティックな人権侵害を行使するとき、それは紛れもなく国連憲章が定義する「世界の平和を乱す大事件」であり、平和回復のために国連が行動を起こさなければ最重要案件となるはずです。
123. ドニエツク・ルガンスクだけでなく、イスラエルによるガザの人権侵害も黙認され続けている「世界の平和を乱す大事件」に他なりません。問題は国連憲章の条文の中にあるのではなく、そもそも”国際社会”の三権(立法・行政・司法)が犯罪者組織に牛耳られていることにると私は思います。
124. 犠牲者を伴わない軍事介入はないので、それは"犯罪"だとしても、その真の原因と責任が問われなければならないということだと思います。

みなさん、長いシリーズを最後までご愛読してくださり、たいへんありがとうございました。
(了)🙂
125. 次回予告:パトリック・ランカスター/ウクライナ戦争、その最前線から

パトリック・ランカスター
ダニエル・ダムブリル
+アレックス・レポーターフィ
126. Patrick Lancaster - War In Ukraine - Stories From The Front Line

Patrick Lancaster
Daniel Dumbrill
+Alex Reporterfy (全訳)


をお送りします。
127. ロシアのウクライナ介入が始まって以来、サブスクライバー数が爆発的に増えた一つのチャンネルがあります。アメリカ人インデペンデント・ジャーナリスト、パトリック・ランカスターのチャンネルです。しかし、彼の詳細な前線からのレポートが始まったのは数ヶ月前のことではありません。
128. パトリック・ランカスターは8年以上前から、つまり、マイダンのクーデター前夜から現在に至るまで東ウクライナで起きた日々の詳細をドキュメントし続けているのです。
129. 彼は自身を極端な危険に晒しながら砲弾の飛び交う戦場を走り回り、夥しい数の家を訪ね、夥しい数の人に会ってインタビューをしてきました。彼自身、現地の女性と結婚し、子どもがいます。
130. 彼自身の体験と8年間の日々の膨大なドキュメントは類い稀な歴史の記録であり、やがて国際法廷でウクライナ軍の戦争犯罪を裁く上での最重要証拠となるでしょう。そのパトリック・ランカスターにダニエル・ダムブリルがインタビューしました。お楽しみに。

(了)✌️

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