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Jun 17 23 tweets 15 min read
6/17(金)の夜、いよいよ迫ってきたよ世紀の一戦「THE MATCH」。今週分の仕事も終わり、自然と心も騒ぎ出す。あと二日…二日…ヒャア!がまんできねえ!

という事で、景気付けに後楽園ホールでKrushを観戦。K-1グループの興行の生観戦はご無沙汰だが、東京ドームを前に観戦感覚を戻したかったのよ。 ImageImageImageImage
A席を当日7500円で購入して会場入り。Krushのチケット代は立ち技の中では結構な高額だという印象なのだが、観客の入りがかなり良くて驚いた。

あらゆるイベントがコロナ禍に苦しむ中、Krushに関してはいち早くそこを抜け出したように見えた。さすがはK-1グループ、といったところかな。 Image
Krush第三試合Sライト級3分3R+延長3分1R、ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪の齋藤紘也vsK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフの塚本拓真。齊藤は公式計量約2kgオーバーで減点2、ファイトマネーは30%の減額。1R、塚本が前に出るも、齊藤はコーナーを背にしつつワンツー、テンカオ、左ミドルを返す。 ImageImage
何度かヒットもあった齋藤紘也がペースを握ると、2Rも前に出てくる塚本拓真をワンツーとテンカオで迎撃。だが塚本は2R終盤にワンツー連打で追い込むと3R、動きは鈍れど右ミドルや右ボディを駆使、手数の減った塚本のスタミナを更に削る。試合終了、齊藤の減点もあり、判定の結果3-0で塚本が勝利。 ImageImageImageImage
Krush第四試合75kg契約3分3R+延長3分1R、ZEEK GYMのパク・ヨハン(韓国)vs E.S.Gの鈴木健太郎。KROSS×OVERではクルーザー級王者のパクが、左右ミドルに右のストレート&フック、テンカオと多彩な打撃を重ねる。鈴木もワンツーを放って対抗するが攻めが後手に回っている。判定の結果3-0でパクが勝利。 ImageImageImageImage
Krush第五試合75kg契約3分3R+延長3分1R、ウィラサクレック・フェアテックス幕張のブハリ亜輝留vsALONZA ABLAZEのEITO。1RからEITOは右ローや左ボディを放つが、ブリハは殆んど手を出さずに前に出てプレッシャーを掛けると終盤、コーナーに詰めてワンツーを連打、EITOからスタンドダウンを奪う。 ImageImage
2Rも同じ展開、抵抗するEITOに圧力を掛けたブハリ亜輝留が序盤にチャンスを作り、ワンツー連打でスタンドダウンを獲ると、右ロー一発でEITOを再び崩し、ここでレフリーが試合を止めた。

勝ったブリハは、練習環境を変えて鍛え直している、と発言し、以前敗れた相手へのリベンジを誓っていた。 ImageImageImageImage
Krush第六試合はSフェザー級3分3R+延長3分1R、優弥道場の目黒翔大vsTEAM TOP ZEROS/LARA TOKYOの松山勇汰。身体の小さい目黒が猪突猛進、1Rから常に前に出て強烈なプレッシャーをかけてワンツーとボディを連打。一昨年のK-1甲子園の60kg級で優勝している松山だが、捌ききれずに何度も詰められ苦戦。 ImageImage
2Rも同じ展開、目黒翔大にコーナーに追い込まれではプッシングで逃れる松山勇汰だったが、終盤に反撃の左ストレート~右フックがスパン!と入れてダウンを奪う。3R序盤にも右フックでダウンを奪った松山、目黒は尚も前に出続けたが、松山はサークリングを駆使して逃がれ、判定3-0で勝利する事を選択。 ImageImageImageImage
敗れた目黒翔大だったが、グッドルーザーだったなぁ。倒れても流血しても、自分を信じて終始一貫してガンガン前に出て打撃を重ねる姿が気持ち良い。師匠の山本優弥との練習風景が浮かぶようだった。また頑張ってほしいわ。 Image
Krush第七試合フェザー級3分3R+延長3分1R、RKS顕修塾の兼田将暉vsFLYSKY GYMの林勇汰。色々な団体で王者を経験、K-1甲子園でも60kg級で優勝経験がある兼田に対して、1R開始早々から林の強烈な右ミドルがローブローとなり試合は中断。再開後は積極的に打撃を交換、共にワンツーとローを何発も繰り出す。 ImageImageImageImage
ワンツーと左右のローと左ミドル、前蹴りを繰り出す兼田将暉。林勇汰もワンツーとボディ、右ロー&ミドルを返して1Rは互角、だが2R以降は兼田が間合いを支配、要所で右ジャブと左ストレートがヒット。3R序盤に再び林の右ローがローブローとなるも試合に影響はなく、兼田が攻め続けて判定3-0で勝利。 ImageImageImageImage
Krush第八試合Sフェザー級3分3R+延長3分1R、PURGE TOKYOの野田哲司vs team ALL-WINの松本涼雅。共に前戦で敗れてからの再起戦、1R、小刻みにリズムを刻みプレッシャーを掛ける野田、ベタ足で迎え撃つ松本。見合う場面が多い中、野田は前に出てワンツーと右ローを放ち、松本はそこへ左フックを被せる。 ImageImageImageImage
2R以降も前に出る野田哲司、待ち構える松本涼雅の図式。前蹴りで突き放して右ローを放つ松本、野田は距離を詰めてワンツーや左ボディを入れる。3Rは野田がボディを何発も叩き、松本が膝蹴りで対抗。試合終了、全体的に手数が出たのは野田かな?と思ったが、判定の結果は野田1-0でドローで延長戦へ。 ImageImageImageImage
延長Rも「前に出る野田哲司」「迎える松本涼雅」の構図。野田は序盤に右フックを入れ、ワンツーを重ねて松本に接近。ワンツーや膝蹴りで応戦する松本、何度も組み付く両者。野田は手数多く攻めたが、終盤は松本もワンツーを連打で反撃。延長R終了、判定は2-1と分かれたが野田が支持を集めて勝利。 ImageImageImageImage
Krush第九試合Sフェザー級3分3R+延長3分1R、同級王座の決定トーナメントで優勝候補とされながらも決勝でダウンを喫して敗北、現在はKOを重ねてチャンスを伺う、リーブルロアの横山朋哉vs早稲田大学卒業の会社員にして、あらゆるキック団体の王者を経験してきた文武両道、RKS顕修塾の石田勝希。 Image
1R、圧力をかけたのは石田勝希、左右のローに左ボディ、ワンツーと打撃を重ねるが、中盤は横山朋哉が強烈な左ミドルと左ボディで反撃、三日月蹴りを突き刺しパンチを連打して左フックでダウンを奪うと、ワンツーの連打から飛び膝蹴りで更なるダウンを奪う。2R、横山は深追いをせず様子見、石田も回復。 ImageImageImageImage
ワンツーを放ちつつ飛び膝、左ハイで一発KOを狙う横山朋哉、石田勝希はワンツーを返して右ローを打ち込む。3R、横山がワンツーを入れて石田をグラつかせ、テンカオや膝蹴り、左ミドルで攻める。石田もワンツーを返すが、横山は終盤に左フックで三度目のダウンを奪う。試合終了、判定3-0で横山が勝利。 ImageImageImageImage
Krush第十試合はこの日のメイン、KrushSライト級王座戦3分3R+延長3分1R、【王者】キャリア14年目の大ベテランは二階級制覇にして三年間無敗、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの佐々木大蔵vs【挑戦者】連敗を経験して自らを鍛え直して連勝でチャンスを掴んだ、TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKERの寺島輝。 ImageImageImageImage
1R、いきなり左ハイを当てて会場を沸かせる寺島輝、佐々木大蔵は怯まずに右ローを放つ。寺島は左ミドルを放ち、終盤には佐々木のガードの隙間に左ストレートを入れると、2Rは右ストレートが次々にヒット、更には左フックもヒットさせる。佐々木の打撃に反応して打撃を放つ寺島、攻略法を研究したか? ImageImageImageImage
試合の趨勢は寺島輝が掴んでいたが、3Rになると力を貯めていた佐々木大蔵がプレッシャーを強める。右ストレートを入れ、怯んだ寺島にワンツーを一気に連打してダウンへと繋げると、尚も立ち上がる寺島に容赦なくワンツーの連打を浴びせかける。棒立ちの寺島、レフリーが試合を止めて佐々木が王座防衛。 ImageImageImageImage
9連勝中ながらも8勝が判定だった佐々木大蔵だが、10連勝目は見事なKO劇。当人も会心の勝利だったようで、見るからに上機嫌。佐々木は9月のK-1よこはまつりにて、Krush王者としてK-1王者大和哲也への挑戦を表明。またTHE MATCHに出場する山崎秀晃、野杁正明、そして武尊にエールを送った。 ImageImageImageImage
Krush後楽園ホール雑感。正直、全体的にはやや渋めの興行だったが(手数が少ない試合が多かった)、メインの佐々木大蔵の逆転KOは良かったなぁ。僕が歳を喰ったせいか、相手を受け止めて逆転する戦い方のように思えてグッときたわ。

久々のKrush生観戦だったが良かったよ、THE MATCHも楽しみだわ。 Image

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Jun 19
THE MATCH!! Image
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Jun 19
昨日の夜中に完成させた、武尊vs那須川天心、実現までの経緯。途中、自ら書いた内容が気に喰わずに一度挫折したけれど、完結させました。

長いんだけれど、よければ読んでいただけたら。それにしても、7年って長いのよホント。
武尊vs那須川天心、試合前にモチベーションを上げるために「これだけは見て!」という動画があるとしたならコレかな。

二人のファーストコンタクトから3年、武尊があらゆる壁を超えてこの発言まで繋いで、ここから実現までに更に3年半かかるのよ。本当に大変な一戦なのよ。
武尊のベストバウト、僕は2021/3/28のK'FESTAのレオナ・ペタス戦かなぁ。「K-1のカリスマ」として君臨し、ひたすらトップを走ってきた者の意地が出た一戦。武尊という生き方の厚みが出たと思うのです。
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Jun 1
2015/8/1。那須川天心は、王者&エースの集まったBLADEの55kg級トーナメントを全試合KOで優勝した後で「武尊選手以外は気にしてない」と発言。

そのBLADEからさかのぼる事、4ヵ月前。武尊は4/19、K-1の55kg級トーナメントで優勝していたのよね。

ここから始まったのですよ。
tokyoheadline.com/356382/
2015年は武尊、那須川天心、共に55kg。1dayトーナメントを制覇している者同士、ファンが対戦を熱望するのは自然な流れだった。

天心が動く。2015/11/21、K-1にて強豪外国人を逆転KOして観客を熱狂させた武尊。彼が退場する際、客席から天心が「大みそかで!」とアピール。
efight.jp/news-20151121_…
だがこの時は、二人の間には開きがあった。

武尊はKrushで1RKOを積み重ね、そのKrushをベースに復活したK-1は毎回チケットはSOLD OUT。キック界では頭二つ抜けた存在だったのよ。

RISEやISKA王座を手にしていた那須川天心だが、この時は「武尊の方が格上」というのがマニアの見解だと記憶している。
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