[拡散希望]
幼稚園から高校までのコロナ後遺症で学校から理解の得られていない当事者の方、及び両親の方。子どものコロナ後遺症の論文約20連チャン貼り付けるので、学校とのやりとりに使ってください。

#子どものコロナ後遺症 #コロナ後遺症 #子ども #児童 #生徒
スウェーデンの論文。60日後で、42.6%が少なくとも一つの症状。
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33835507/
コロナ後遺症の疑いのある子どもたちの中で、36%に日常生活の制限が生じたことを示した論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34102037/
ベトナムの研究。15週間後も、七人に一人(14%)の子どもと若者が症状を有していることを示した論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32517822/
イランの研究。三ヶ月後で、44.8%の子どもと若者が症状を有していた。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34478045/
入院患者のなかで、一ヶ月から三ヶ月後の間で51%に、疲労感、味覚嗅覚障害、頭痛などの症状があったことを示した論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34446085/
英国の研究。5-17才で、56日以上症状があったのは1.8%だったことを示した。28日以内の症状は多いが、反対に、ほとんどが56日以内に改善するという見解。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34358472/
こちらも慎重派。対照群(陰性グループ)と比較すると、実質的には0.8%とする。
その代わりに著者が主張するのは、コロナの感染対策等の制限による子どもたちへの悪影響。 
重要な論点ではある。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35000003/
疲れたなぁ~ もう大分いったかな~と思ったらまだ7だった笑
モスクワの研究。細かい区分は論文にあるけど、入院患者のうち10人に1人が数ヶ月たっても症状を残していたという研究。

erj.ersjournals.com/content/59/2/2…
イタリアの研究。感染した子どもの20%が長期症状を有したことを示した。
また、パンデミックにおける子どもの心理的悪影響を心配している。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35598023/
発表でも引用したメタ分析。
計 80,071 人の子供と青年のうち、long-COVID の有病率は 25.24% で、最も一般的な臨床症状は気分症状 (16.50%)、疲労 (9.66%)、睡眠障害 (8.42%) だったことを示した。
さらにリンクにとんでいくと、自動翻訳でもっと見れます。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35739136/
上の論文の期間は4週間以上です。
題名がいい。「Difficult questions about long COVID in children」
感染者の三分の一がコロナ後遺症になるが、陰性群でも似たような症状があったとして、子どものコロナ後遺症研究の難しさを主張した論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35752193/
デンマークの研究。8週間後の0-3才で31.2% ,4-11才で26.5%, 12-14才で32.5%が症状を有していたことを示した論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35143771/
発症時に60%症状があった8-15才の集団で、一ヶ月後に20%、3-5か月後で22%だったことを示した論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36062008/
引用はしなかったけど自分のメモに重要と記されていた論文。
中学高校の31人について、認知的、心理的影響をはじめとする諸々の長期的な症状があった。

他の研究のメタ分析をすると、頭痛3-80%、疲労3-37%、集中困難2-81%と有病率のばらつきがすごいのが問題との指摘。
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35892410
睡眠障害と42%ととても多かったことを示した論文。
また、2021/1-2022/5月の間のコロナ後遺症外来で、中央値10才の計45人のうち、11%に中程度の症状があったとの報告。
末尾に、メラトニン(日本では市販で買えないけど)を第一選択薬にするとある。
mdpi.com/2227-9067/9/9/…
次に対照群あり研究をいくつかいきましょうか。
これは子どものコロナ後遺症を理解する上で大きな論点。陰性群も疲労や集中困難等の症状を有しているというなぞ。
スイスの研究。
陽性の子が4%、陰性の子か2%、12週間を越えて症状があった。つまり、実質2%くらいなのでは?とする論文。
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34264266/
この論文は二回目かも。
実質0.8%と主張。 
この論文の問題は、集中困難、頭痛、筋肉系の問題をコロナ後遺症ではないとするが、これは質的な重さをら悪していないからと思われる。この点は発表で深掘りしたのでとりあえずここまで。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35000003/
これらを受けて、コロナ関連でたくさん論文を出してるzimmermannさんのメタ分析。
7件の対照群有りの研究から、コロナ後遺症の実質的な有意差は-0.5%-13.2%で、中央値は3%であるという。
他方で、11件の対照群なしの研究では中央値は27.1%だった。そんなまとめをした論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35213866/
面白いのは、無症状感染の子どもが対照群にも混ざっていて、実は陰性群にもコロナ後遺症患者が紛れている可能性があるという指摘。
対照群有りでも、三ヶ月後で比較して、実質12-15%のコロナ後遺症の影響を指摘した論文もある。pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35143770/
世界的に見ても、まだまだ有病率についてはコンセンサスが得られていない状況だと思う。
とはいえ、とりあえず子どものコロナ後遺症があるのは間違いないと言えると思う。
ちなみに、文部科学省から各学校に「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」というのが届いていて、基本的に学校の対策はこれを基盤にしてます(のはず)。そして、ここにはまだ子どものコロナ後遺症についての記述がない。
これまで学校側は独自の判断というよりも、国家的な判断に大きな影響を受けて(強制されて)感染対策を行ってきた。
だから文書に記載のないコロナ後遺症に対しては自由に動き辛い面があるんだと思う。でもそれは言い訳でしかないとも言えるので、データから責めれば動いてくれる可能性あると思います。
たまたま僕は教育学関連にいたので、学会発表、論文等で、文科省の文書に早急にコロナ後遺症対応について、特にペーシングの必要性、認知機能の一時的な低下と成績の関係、休学等の措置等について適切な仕方で記されるように頑張ってみます。
#コロナ後遺症 #学校 #文部科学省 #子どものコロナ後遺症
11月以降にまたちゃんとまとめるけど、コロナ後遺症の質的研究も大事。「自分の症状がどんなものか」、その体験が記されている論文を先生や学校、友達にみせることで気持ちをわかってもらえると思う。
まだ絶対数が少ないので、とりあえず三つくらい。
大人へのインタビュー。 コロナ後遺症を、健康で、自立したアイデンティティーを脅かすものとする。
コロナ後遺症患者は、「損なわれたアイデンティティーspoiled identity」を有することになる。と質的体験をまとめた論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33342437/
発表でがっつり引用した大人へのインタビュー。
寝具を取り替えることすら辛い、あるいは、足を使えば足が、手を使えば手が、考えれば脳の症状が悪化するという体験が記されている。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33692189/
他にも、日々の責任を果たせないことが辛い、自尊心の低下といった、コロナ後遺症の質的体験が記された研究。 一旦このあたりにしときます。 もっとまとめて記さないと。
これもまた後日ちゃんとまとめたいけど、とりあえずは7件の対照群あり研究の中央値3%あたりを最低ラインとして議論をスタートすべきな気がしてます。

上に挙げた文部科学省の文書によると、2022/02/28までに429.898人の生徒等が感染してるので、最低約13000人の子どもたちが後遺症になってるはず。
対照群のない研究は、中央値比較で約24%もコロナ後遺症を過大評価してることになる。おそらく、この24%の症状を生み出しているのが、かつてのロックダウンをはじめとした社会的制限の子どもへの悪影響。論文はけっこうある。
たとえば、29件の研究における計80879人の小児と青年のメタ分析。四人に一人が(25%)が抑鬱症状の上昇を、五人に一人(20%)が不安症状の上昇を示したことをまとめた論文。割合はパンデミック前の二倍だったという。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34369987/
こちらも、感染対策が子どもや若者に精神的苦痛と大きな負担を与えていることに注目する論文。コロナ後遺症の過大視は、精神的健康的な問題を見逃す危険性もある。

onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ap…
抑鬱や不安の症状が約20~25%前後であると考えると、zimmermannによるメタ分析の対照群無しの研究群における「約24%のコロナ後遺症の過大評価」は、一層妥当な分析であるように思えてくる。

しかしここでもう一つの解釈が成り立つことも主張する必要がある。これについてはまた明日。
[学校に何をして欲しいと伝えるか]
たとえば、認知機能にまだ問題がある場合、「計画的な休憩、試験時間の増加、および/または患者が学業活動に対する耐性を高めているための宿題の量の制限」が必要であることを指摘した論文(少しだけど)かある。これをみせる。(最後のほう)

journals.lww.com/ajpmr/Fulltext…
[学校でしてもらえる対応として]
活動量を制限したり、定期的な休憩を入れる「ペーシング」があると、学校に入れる時間は長くなる可能性があります。これについてだけは、「コロナ後遺症の人は強制」みたいに文科省の文書で明文化されると、寝っころがるのも恥ずかしくないかなと思う。

以下論文
ペーシングの必要性を繰り返し主張してる論文。二回目かも。個別のペーシングが必要、という。

学校側には、「運動があまりできません。」というネガティブな言い方ではなく、「ペーシングすれば通えるので、ペーシング許可して欲しいです」と言う方法があるかも。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33692189/
論文に引用されてるサイト「エネルギーを節約する方法」

「活動の間に 30 ~ 40 分の休憩を計画」することが重要と言う。座位でも辛ければ、授業中に一分でも良いので横になれないか程度の要求はしてもいい気がする。

一定程度ちゃんとした証拠、データなら堂々と使うべき。
rcot.co.uk/conserving-ene…

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