Thread by @totto_to

古代ギリシャの女神と女性にせまる⑦

まだ少し傍観者の気分でいた我々を、完全に古代ギリシャに呑み込む講座でした。

…あれ？私たちは実はヘレニズム期の古代ギリシャ人だった？🧐

2300年前と同じ現象に陥った現代。ラスボスはアリストテレス先生！我々に勝機はあるのか…？！
＃藤村シシン講座

iPad版のzoomだと滝登りがしづらいので（＝滝のように流れるチャット欄を遡って読むのが難しいので）、第3会場とても助かる。
＃藤村シシン講座

ヘレニズム期：大まかに、紀元前323年のアレクサンドロスの死〜紀元前30年のローマ帝国併合までの約3世紀のこと。

ゲームさんぽイスカンダル編を見てて良かったぁ！東方遠征で世界がガラッと変わってから、ギリシャの価値観はどうなったのか。この講座で語られて嬉しい✨
＃藤村シシン講座

●芸術
壺絵：R指定な絵も多し。超プライベートな品物

彫刻：公共の場に飾るもの
紀元前6世紀：男性は裸体、女性は分厚い布
紀元前5後半：女性は濡れたTシャツみたいな布
紀元前4世紀：女性の裸体像登場！（ミロのヴィーナス）

＃藤村シシン講座

●資料数の差

・古典期：女性の生活についてアテネとスパルタしか資料がない。
→どっちもトチ狂ってるため、極端すぎる可能性あり
→古代ギリシャの他の地域は、全く違う生活してた可能性も。

・ヘレニズム期：たくさんの地域、王族〜身分の低い女性まで公的記録あり！

＃藤村シシン講座

●ヘレニズム期に何が起こったか

マケドニア王家がギリシャの盟主に。
マケドニア王家は一夫多妻制（正妻待遇なし、みんな平等）
↓
生まれが高貴でも関係なし。序列が無い中で戦う女たちが現れる。
毒殺・呪術　etc.

大奥や後宮でもエグいのに、序列無しは地獄なんよ。蠱毒か？
＃藤村シシン講座

オリンピアス：強すぎる悪女として有名。アレクサンドロス大王の母

・エペイロス王家から嫁ぐ
・地元が超高山地帯で、『移牧』というスタイルで生活。
・男たちが山の上で牧畜している間、女たちは自分達で生活を切り盛り。

この環境から嫁いだらサバイバルも強いわ！（確信）

＃藤村シシン講座

『この母からなら、アレクサンドロス大王も産まれるよな』っていう、絶大な強さを感じさせる女、オリンピアス。絶対的な信頼感。
オリンピアスさんの下剋上生活、見たいような見たくないような・・・

＃藤村シシン講座

●女性の活躍
ヘレニズム期に入り、碑文にも女性の活躍が見られるように。
行政官！表彰！婚姻の意思決定権！

“女性の地位が上がった“ように見える。
でも、実際は地位の価値が下がってきただけ！

＃藤村シシン講座

●女性の社会進出について、男性の反応

何をするにもマケドニア王家が口を出す
↓
ポリス時代と比べて、行政官を務めても旨味が無い
↓
じゃあ、女性がやっても別にいっか☆

地位に対する考え方が羽のように軽いwww

＃藤村シシン講座

ヘレニズム期：国際化時代
→結婚の義務感薄れる。定住しない。貧富の差拡大
→女の子は嬰児殺し、育児放棄（結婚費用が重い為）
→男性人口が女性の2倍

・力を持つ女性がいる一方、奴隷身分に落ちる女性も
・格差増大で、結婚できる女性が居ない

結果、少子化で国が滅んだ。。。

＃藤村シシン講座

●歴史は韻を踏む

個人主義と共同体のバランス、男女の権利、少子化問題
現代の問題は、とっくの昔に、2300年前の人々が既に考えている！

◆ギリシャ哲学
アリストテレス：国家の最小単位は家族。女性は男性に従うべき
→家庭内への閉じ込めを合理化した

ぅゎラスボスっょぃ
＃藤村シシン講座

アリストテレスの幻影？亡霊？にとらわれて、2300年前から同じところでループを繰り返している人類。
彼の哲学を超えないと、滅びor現状維持の2択。

ループを断ち切る切り札は、新たな哲学か、価値観か、進歩する科学技術か、それとも・・・？

＃藤村シシン講座