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Dec 23 14 tweets 1 min read
クリスマス近くなると思い出すんやけど、貧乏地味陰キャで親がほとんど家にいない12歳の時、何が気に入らなかったのか近くのコンビニで特定の男性店員にお釣りや商品を軽く投げられたりしてた。その店員がいない時に行けばいいのだけど、相貌失認で人の顔がわかっていない、という事を自分自身がまだ
知らない時なので、どれが誰なのかよくわからない。その人はごく普通の中肉中背という感じで「いないかな?」と思うといたりする。レジが二つ開いていて別の人に行くと「代わるわ」と入ってきて物を投げる、という事をされていた。ハッキリ言って明らかな貧乏をしているとそんな事はたまにあるので、
仕方がないとも思っていた。でもクリスマスイブの日は、肉まんを注文したら袋に入った肉まんをカウンターに置き、突然拳を下ろしてぺちゃんこに潰して「〇〇円」と言ってきた。さすがにそこまでされた事はなかったので驚いたけど払った。別の店員さんもいて驚いていると「コイツこれでも食うねん笑」と
言っていて、言われた店員さんはどうしたらいいかわからない、という感じ。で、その時本当にたまたま、私の貧乏アパートに出入りしている恐らくヤ●ザ屋さんのおっちゃん(←顔がわからなくても判別できるわかりやすい怖さの人)が入ってきて「おうしまき、生意気に買い物か」と、もう一人怖そうな人を
連れて入ってきた。「あ、はい」と答えると、おっちゃんはカウンターに来て「お前カネもないのに偉そうにコンビニとか…」と言いながら私が何を買っているのか見に来て、潰れて中身が飛び出た肉まんを見つけた。「え?何これ?」と言うので、男性店員に向け【生贄を丁寧に奉る】動きで悟ってもらう私。
おっちゃん「お前もうカネ払ったんか?」私「はい」。おっちゃんは「はあ〜(感嘆)!今は潰れた肉まんも高いねえ」と心底驚いた感じで、男性店員に同意を求めるように「ねえ?」という顔を見せつけていた。そこから「君〇〇君て言うの、覚えやすい名前やな〜」「〇大の学生さんてとこかな」「一人?」
と、軽妙な関西ヤ●ザトーク。ある程度話した後で「(肉まんを指さして)これはな〜、俺は、俺はやで、あくまでも俺は、ちょっとない思うねん。〇〇君はどう思う?」と男性店員に尋ねる。無言の男性。男性は何も言ってないのに「わかる!君にも立場っちゅうもんがあるわ!」といきなり包容力を全面に
押し出すおっちゃん。そして「わかる!」を連呼しながら「君にも立場あると思うけど、まだ君しか触ってないみたいだから、カネ返したってくれへん?」と言った。男性はレジからお金を出してきてくれるのだけど、その手の震えようが本当に凄くて(このおっちゃんは普通の人達には怖い人なんだな)と
妙な感覚に襲われた。あまりにブルブル震えているので、おっちゃんが「君、手めっちゃ震えてるで!それはマラカス持ってたらノリノリでエエ音してる手つきやがな〜」と突然ボケたので私はツボってしまい、下を向いて肩を震わせ長引く笑いをリリースしていると、後ろの怖い人も長く笑ってるのが見えた。
「そんな震えてたら、なんか僕らが怖がらせてるみたいやがな〜」「こんな100円、200円の事で…なあ?(同意を求める顔)」とか言いながら私への返金が完了した。そして「しまき、〇〇君が丁寧にやってくれるから買ったれ」と言われ、「肉まん下さい」と同じ男性店員に注文した。男性は終始手が震えて
いた事を除けば、丁寧にお金を受け取り丁寧に商品を渡してくれた。「…ありがとうございます…」とその男性が、本当に蚊の鳴くような声で言い、私が「おっちゃんありがと」と行こうとすると「アカンアカン待て」と止められて、おっちゃんはあさっての方向を見ながら、男性と目を合わせず「謝ったって」
と、面倒くさそうに言った。私はおっちゃんに向かって精一杯の(大丈夫ですよ!☺️)という感じの顔をしてみたけど、おっちゃんは私の方も男性店員の方もまったく見なかったので、男性店員はおっちゃんに向かって小声で「すみません…」と言った。おっちゃんは私をアゴで指して「この子」とやはり目は
合わせないで言ったので、男性は私の方に「…すみませんでした…」と言った。その時はそのまま家に帰ったのだけど、家に帰って一人でボロボロのアパートで綺麗な肉まんを食べていたら、今まで自分がされていた事は【仕方がない事】ではなく【不当な事】だったのだ、と証明されたようで嬉しかった。
そして、おっちゃんが男性店員に話している間、何度も自動ドアが空いたけど、レジの様子を見てすぐ誰もいなくなったので、世間は意外と助けてくれないなとも思った。後にそのおっちゃんに「悪い奴が可哀想な子に優しくするのは手なずけるための時がほとんどやから信じたらアカン」と言われた。世知辛😂

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