Thread by @IHayato

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昨日から、格安ミント（0.001ETH）プロジェクトが大きくフロア価格、時価総額を伸ばしています。

格安ミントのメリット・デメリットを、あらためてまとめてみます。

これからプロジェクトを立ち上げる方は、参考になると思います。

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格安ミントのメリットは以下です。

①初期の「原資回収」売りが発生せず、リスト率を下げやすい
②リスクが低いので、投資家を集めやすい
③発行枚数を多く取ることができるため、コミュニティの盛り上げを作りやすく、また時価総額も上がりやすい
④「お客様」ではなく、「仲間」を集められる

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格安ミントはうまくALを配布すると、リスト率を大きく下げた状態で立ち上げることができます。

その際たる例は #LLAC で、ALを磨きまくった結果、実質のリスト率は0.7%ほどです。

同時期にリリースした #CNC についても、1%と低水準です。

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なぜ格安ミントでリスト率が低くなるかというと、原理的に「原資回収」が発生しないためです。

たとえば「0.07ETHで、NFTを3つミントした」場合、投資家は原資回収を意識します。

この場合は、0.15、0.25あたりに原資回収を意識した売りが並びやすいですね。

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ゆえに、格安ミント以外のプロジェクトでは、初動のリスト率は5〜15%程度になることが一般的です。

今は冬相場であるため、10%前後の「分厚い売り板」を崩せるプロジェクトは、決して多くありません。

最悪、売り圧に負け、出来高も落ち、ミント割れ……という末路に至ります。

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一方で、格安ミントかつ、ガチホ率が高いプロジェクトは、売り板がスカスカになる傾向があります。

これは短期トレーダーにとっても魅力的で、買いが発生した場合に、瞬発的な価格上昇が生まれ、そこで利ざやを取ることもできます。

昨晩のしきぶちゃんはいい例ですね。

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もちろんリスト率が低いことは、長期的な目線の投資家にとっても魅力的に映ります。

ホルダーの結束力、コミュニティの熱量が高いことは、そのプロジェクトに投資する楽しさを増幅します。

ガチホオーナーが多いことで、運営もまた、長期的に事業開発に取り組むことができます。

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格安ミントは完売させることが比較的用意なため、大規模なコレクションサイズで運営を始めることができます。

実際、主要な格安ミントコレクションは、1〜2万点の発行で運営していますね。

格安以外のプロジェクトは、完売できないリスクがあるため、2000〜4000枚程度で調整することが多いです。

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コレクションサイズは、コミュニティの規模に関わってきます。

たとえば、3000点しか発行されていないコレクションには、1000〜2000人程度しかオーナーとして参加できません。

超巨大なコレクションであるCNPは、5000ウォレット以上のホルダーを抱えることができています。

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NFTの価値は、コミュニティの規模によって決まる部分があります。

CNPのような多くの参加者を抱えるコレクションは、コミュニティの盛り上がりを作りやすく、また、ユーティリティの幅も広げることができます。

発行点数を多く取れるのは、格安ミントの隠れたメリットです。

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最後に、格安ミントは、その初期オーナーを「お客様」ではなく「仲間」として迎えられることも重要です。

CNPは、この点を強く打ち出してローンチしています。

多くの初期オーナーたちが、CNPをともに育てる仲間として、この成長に関わりました。

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一方で、格安ミントにはデメリットもあります。

・ペパハン（ミントして即売りするフリッパー）に狙われる
・初期では運営がほとんど儲からない
・二次流通を回していくための運営力が求められる

これらを乗り越える必要があります。

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まず、格安ミントは、適切にALを配らないと、ペパハンの餌食になって終わります。

LLACではこの点を徹底的に精査しましたが、それでも十分に排除することは難しかったです。

もしもペパハンを十分に排除できていれば、LLACの価値は、今よりも高かったと思います。反省ですね。

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また、格安ミントは「運営が初期の利益をほぼ捨てる」ことを意味します。

わずかな初期販売の収益と、ロイヤルティ収益に頼ることになります。

事業継続できるだけのロイヤルティを稼ぐのは、そう簡単ではありません。運営力が試されてきます。

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格安ミントは「売って終わり」にできないローンチ戦略です。なにせ、売っただけではほぼ儲かりませんから。

「売ってからが始まり」であり、完売したあとの運営力がマーケットで評価されることになります。

もっともそれは、すべてのNFTプロジェクトに通じることでもありますが。

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冬の時代、そして産業が小さいこの時期には、投資家がリスクを背負わないで済み、そしてコミュニティの盛り上げを作りやすい「格安ミント」が、合理的なローンチ戦略であると感じています。

市場参加者が増えてくると、この状況は徐々に緩和されていくでしょう。