Thread by @shiraishia_md

反ワクチン界隈は、コロナワクチンは有害と薬害と断定しているが、きちんと科学の光に照らしてみると、この主張はまるで嘘。事実は全く逆である。コロナワクチンは超過死亡を全世界で2000万人減少させ、後遺障害を半減させ、十分安全だ。これがリアルワールドで繰り返し様々な研究で確認されている。

ワクチンの接種と非接種とを、集団の背景を調整して正しく比較することなしに、接種が非接種よりも有効とも有害とも言うことはできない。一般に、接種した集団はリスクが高く高齢で、非接種の集団はリスクが低く若い。だから接種した集団に有害なことが「見かけ上」生じやすい。

前後関係の比較も同様。ワクチン接種前と後では、コロナウイルス感染症の流行を始め、集団の死亡数に関連しうる様々なリスクが変化している。それを調整せずに前後比較をすると、接種開始前よりも接種開始後の方が超過死亡が多く見えるという変化が「見かけ上」生じやすい。

コロナワクチンが有害だという主張の多くはこのような根拠にはなり得ないものを根拠だとしている。真実に近いランダム化比較試験やその系統的レビューや適切にデザインされた観察研究をわざわざ無視し、粗雑で歪んでいて真実の逆に見えるデータを振りかざす。

反論の全てにこの粗雑さと歪みがあるよ。