Thread by @kyoneshige

野党共闘も「安倍レジーム」最適化の発想の一部。今は既に野党間でも競争が始まっていると思う。以下は、選挙序盤の10/18に朝日新聞でコメントした内容の抜粋。

"今回の総選挙で野党各党が今までより一定程度支持を上積みし、与党に伍する議席を確保できるとなれば「安倍レジーム」の終焉とともに新たな政界の「構図」作りの主導権確保に向けて各党が競い合うフェーズに入るのかもしれない。

従来の「巨大な自公与党vs.バラバラの野党」の一強多弱的構図ではなく、群雄割拠的な構図になるなら、各党はその先にめいめいに党勢拡大や政策実現の展望を描くだろう。

その観点では、今回の総選挙の結果は、向こう数十年の日本政治のあり方を変える、大きな分水嶺となり得る。"
digital.asahi.com/articles/ASSBK…

この観点では、国民民主党が野田立憲代表に投票しないことを「民意に反する」とか言っても詮ない話で、参院選（あるいは衆参ダブル）で野党が改選議席の多数をとってきっちり勝利すれば、明確に決着がつく。逆に言えば、自民党がそのリスクを回避するためにどう動くのかも問われている。

選挙序盤に上記のコメントをしたのは「野党共闘が進まないから、野党は与党に小選挙区で競り負けて自公過半数が維持される」という雰囲気が実態と違うと思ったから。世論は政界や評論家筋の感覚よりも先を行っていて、そういうフェーズは脱しつつある。選挙後既に、熾烈な政党間競争が始まっている。