Thread by @koki_shigenoi

ガーディアンの衝撃的な報道。
ガザでの死者は4万人超とされているが実際の死者数を集計するのは不可能。被害者は驚異的な速度で粉々に吹き飛ばされており数えるに足るだけの遺体がない。そこで肉片を体重計に乗せて「70kgで1人」のようなカウントをする取り組みもある。1/n
theguardian.com/commentisfree/…

多くの人が今や死者は10万人を超えると考えており、医学誌『Lancet』に掲載された論文ではガザの死者は18万6千人で、これは人口の7.9%にあたる。エディンバラ大学公衆衛生学のデヴィ・スリダール教授はこのペースで死者が出続ければ年内の死者数は33万5500人に上ると推定する。これは人口の15%だ。2/n

ホロコーストとジェノサイド（虐殺）を専攻するブラウン大学のイスラエル系米国人の歴史家オメル・バートフ教授は、ガザでの事案を虐殺だと考えている。昨年11月にNYTに寄稿した際は「現在虐殺が起きている証拠はないと信じている」しかし「虐殺の『意図』があれば虐殺に転じうる」と述べていた。3/n

この「意図」は、ジェノサイドの重要な要素であり、国家、民族、人種、宗教的集団の全部または一部を破壊する意図をもって、特定の行為（殺害や出産を防ぐための措置の実行など）を行うことと法的に定義されている。4/n

バートフ教授は、虐殺の意図の例として、IDFのギオラ・アイランド准将が日刊紙『Yedioth Ahronoth』に「イスラエルは、ガザを一時的あるいは恒久的に住むことが不可能な場所に変える以外に選択肢はない」「ガザは人間が存在できない場所になるだろう」と寄稿した事例を引いています。5/n

「バートフがNYTに寄稿した昨年11月時点では、このような虐殺の意図は、虐殺的な行動と完全には一致していなかった。 しかし、2024年5月に米国からの警告にも拘らず、IDFがラファ市への攻撃を開始したとき状況は一変した。…それが虐殺になった時だった」6/n

「住民を何度も何度も移動させるだけでなく…大学、学校、病院、モスク、博物館、公共建築物、住宅、インフラを破壊するための協調的かつ意図的な努力があった。 振り返ればこれは最初から起こっていたことだと言えるかもしれない。 しかし、その証拠となったのがラファでの最後の取り組みだった」7/n

ガザの保健省の発表では、死者数が4万4千強、瓦礫に埋まってる（亡くなっているが発見できていない）人数が1万強とされていましたが、実際には僅かな肉片や血液しか残らず、それをかき集めて「70kgで1人」と推計するような世界があるというのは衝撃的でした。8/8
theguardian.com/commentisfree/…