Thread by @Nene787147251

私がこの大学に来て10年。
出て行くにあたり、この大学で感じたことをまとめています。

真っ先に思い当たるのは
言葉が通じない、論理的に思考できない人がたくさんいることを知ったこと。

自身の主張がたった数日でひっくり返っても気付かず、指摘されても理解ができない人がいることを知った。

大学法人は定員割れを起こすほど定員を増やし、定員割れは教員の努力不足だとし、教員の仕事量を激増させる。

受験者を全入させ、学生の退学に繋がる留年を避けるよう教員に指示し、一方で、教育の質の保障について報告するように伝える。

何重もの自己矛盾の解決を教員に向ける。

教員の業績評価は教育、研究、大学運営、社会貢献という項目で構成されていて、それにより、職位内の給与が決まる。

しかし、昇任や教員評価はそれらと関係のない「学科長の意見」で決める。

その学科長の任命は学長が行う。学科運営がうまくいかないと、学科長と教員を「業務命令」と言い、早朝に呼び出し、叱責を繰り返す。

その叱責する会に同席している事務局長も調子に乗り「辞めてもらっても構いません」などとほざく。

ハラスメント委員会のヘッドは学長という最悪な構造。

毎年10名に1名程度の教員が出て行く。事務局員にいたっては1名に5名程度が辞めていく。

学生定員は増え続けているのに、事務局員はここ10年で2/3ほどに削減された。

その歪みは全て教員に向けられる。

学生教育は年々難しくなる。
入学者の学力が急激に下がり、相対的な教員数は減り、教員負担は激増。

それにつけこみ、研究のバックグラウンドが皆無な人々が「ここは研究をする大学ではない」と言い出し、自身を正当化し、研究志向を持つ教員を批判する。

学生の学力が下がり、単位を出せないレベルにまで来て、「不可」判定すると、学科内で会議が行われる。

会議の主題は
・教育は十分だったのか
・試験は適切だったのか
・再試までの時間は十分だったか
・再試前に補講をしたか
など。

実務家教員は研究をしないので、大学として安上がりであり、その比率は年々増加する。

実務家教員がマジョリティになり、実務経験のない教員（研究により採用された教員）へ「有資格者でない」「現場経験がない」との批判が始まる。

後者の教員が退職し、実務家教員比率がさらに上がる。