森 勇一 Profile picture
長野県で血液内科医をしています

Aug 3, 2020, 7 tweets

MMWR「宿泊キャンプ参加者間のSARS-CoV-2伝播と感染 - 米国ジョージア州、2020年6月」 cdc.gov/mmwr/volumes/6… 6月17~21日、研修生138名とスタッフ120名でオリエンテーション、21~27日のキャンプに363名のキャンパーと上級スタッフ3名が加わった。全員が過去12日以内のSARS-CoV-2検査陰性。(続く

布製マスク着用はスタッフのみ、参加者は非着用。換気は行われなかった。活動内容には屋内外での連日の激しい歌や応援が含まれた。6月23日、10歳代のスタッフ1人が発熱でキャンプを退去、翌24日にSARS-CoV-2検査陽性と判明。同日から参加者の退去開始、27日にキャンプ閉鎖。25日に当局に報告。(続く

参加者のうちジョージア州民597名。参加者の年齢中央値12歳(6~19歳)、スタッフ・研修生の年齢中央値17歳(14~59歳)。SARS-CoV-2検査結果が入手できた344名(58%)中、260名(76%)が陽性。全体の罹患率44%(260/597)、滞在時間が長いほど高く、スタッフメンバーで56%。(続く

症状データが入手できた136名のうち36名(26%)は症状なしと報告。症状を報告した100名(74%)のうち一般的な症状は発熱(65%)、頭痛(61%)、咽頭痛(46%)。(続く

著者らはこの調査の制限として、未検査や未報告例のために罹患率が過小評価されている可能性が高いこと、一部症例はキャンプ参加前後の感染の可能性があること、キャンプ中の個々人の感染防止策遵守を評価できなかったことを挙げている。(続く

考察として、無症候性感染が検出されない伝播に寄与している可能性、小児はSARS-CoV-2に感染し得て伝播に寄与しているかも、同じ小屋に寝泊まりして大声で歌ったり応援したりが感染に寄与した可能性が高いことが挙げられた。(続く

文末では、身体的距離と布製マスクの一貫した正しい使用が、集合環境での感染軽減のための重要な戦略として強調されるべきと結論付けられている。(終) cdc.gov/mmwr/volumes/6…

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