動画『アメリカの黒人が直面する問題: トップ5 』を訳してみた。ブラック・アメリカが直面する問題の上位5つについて、作家のタリーブ・スタークスが解説します。レイシズムや警察の暴力はリストに入っているでしょうか?
アメリカの黒人が直面している重大な問題は何だろうか。私が考えるトップ5を以下に説明したい。
問題 #5: 被害者意識
自分を被害者と見なすこと以上に、その人の成長を妨げるものはない。なぜか? 被害者は、自分が置かれた状況に責任を持たないからだ。すべては、誰か別の人のせいである。
被害者は、自分の生活が改善されるチャンスはほとんどないと思っている。誰かに邪魔されているのに、どうして前に進むことができるのか? これらすべてが被害者を不幸せさと不満と怒りでいっぱいにする。
あまりにも多くの黒人がこんなふうに自分を被害者と見なしている。今では、被害者の地位こそが彼らの第一のアイデンティティとなり、支配的なイデオロギーとなってしまった。私はこれを被害者学と呼ぶ。
不幸なことに、多くの黒人教会がこの「被害者学」を説き、多くの黒人の親が子供たちにこれを伝え、都市中心部の学校は生徒たちにこれを教え、黒人メディアがこれを促進する。全米黒人地位向上協会 (NAACP) や他の黒人の抗議団体はこれによって資金を集める。
問題 #4: 多様性の欠如
黒人は、「人種に関する誠実な対話や討論」を繰り返し要求する。しかし、黒人の間で誠実な対話がほとんど行われていないのに、黒人と白人の間で誠実な対話が実現しうるだろうか? これは偽善だ。
そして、「黒人の問題について究極的な責任は白人にある」という考えに同意しない黒人は、「裏切り者」、「アンクル・トム」、「人種的売国奴」などとレッテルを貼られる。
こうした集団思考が存在する限り、アル・シャープトンやジェシー・ジャクソンなど、人種問題を言い募る牧師は喝采を浴び続け、トーマス・ソウル教授やウォルター・ウィリアムス教授などの独立した考えを持つ黒人の思想家は煙たがられる。
人種に関する誠実な対話や討論は、黒人と白人の間ではなく、まず黒人同士の間で実現しなければならない。私たちは他の人には多様性を要求している。しかし、思考や意見から支持政党にいたるまで、多様性がほんとうに重要とされる場所において、私たち自身が多様性を実践する必要がある。
問題 #3: 都市におけるテロリズム
ほぼ誰もが知っているが、公然とはあまり語られないことがある。黒人が多数を占める都市には、黒人同士の暴力犯罪がまん延しているのだ。アメリカの人口に黒人が占める割合は 13% に過ぎないが、1980 年から 2008 年までの法務省の調査によれば、…
…全米における殺人の被害者の半数近く (47.4%) が黒人であり、殺人犯の半数以上 (52.4%) が黒人である。
タスキーギ・インスティチュートは、1882年から1968年までに発生した、確認されているすべての黒人リンチ事件について調査した。
南北戦争後から市民権運動時代をほぼカバーするこの86年間に、3,446 人の黒人がリンチされたことが報告されている。現在、約 6 か月間に黒人に殺される黒人の数は、80年間でリンチされた黒人とほぼ同数である。
信じられないかもしれないが、こうした不釣り合いな量の暴力は、黒人人口の2~3% に過ぎない少数の悪党によって引き起こされている。私は彼らを都市のテロリストと呼ぶ。彼らは、文字どおり問題 #2 から生まれたものなので、黒人コミュニティは彼らを守るのだ。
問題 #2: シングル・マザーの激増
核家族の解体により、シングル・マザーの家庭が大幅に増えた。モイニハン報告書によれば、1965年、黒人の子供の25%近くが未婚の母の下に生まれた。この報告書を書いたダニエル・パトリック・モイニハンは、これは将来的に大きな問題になると言った。
もちろん、いわゆる黒人指導者たちや進歩派の協力者たちは、彼を非難した。しかし、彼は正しかった。現在、婚外子が全体に占める割合は75%近くにのぼり、この数字は都市部ではもっと高い。
誤解のないように言うと、シングル・ファザーにもシングル・マザーと同じ責任がある。
しかし、シングル・ファザーは非難されるが、同情されることはほとんどない。その一方で、シングル・マザーは非難されることはほとんどなく、同情と支援の両方を受けられる。この偏った力学と前述の病理は、黒人コミュニティが直面する問題 #1 に直接起因するものだ。
問題 #1: いわゆる進歩的政策への絶対的な忠誠
こうした悲惨な状況が続いている第一の理由は、進歩的でリベラルな政策に対する揺るぎない忠誠心の存在である。この存在が、こうした状況を生み、存続させているのである。黒人が多数を占める都市に共通するのが進歩主義であるのは偶然ではない。
こうした都市は、片親の家庭や機能不全の学校にあふれ、貧困や犯罪がはびこっている。
デトロイトやフィラデルフィアやボルチモアが良い例だ。これらの都市は進歩派の民主党が何十年にもわたって支配している。リベラルな政策が効果的であるのなら、これらの都市は経済的成長および繁栄のモデル…
…となったはずではないか。ところが、現実は機能不全の代表だ。いわゆる進歩的政策は、被害者意識を育てて利用すること、自省を妨げること、シングル・マザーに補助金を与えること、そして黒人の乱暴者に言い訳を与えることで、黒人コミュニティを苦しめる問題を和らげるどころか悪化させている。
このリストにレイシズムが含まれていないことに気付かれたかもしれない。なぜか? 答えは簡単だ。私たちのコミュニティを悩ませている問題は、究極的には自らが招いたものだということをもっと多くの黒人が認識するまで、ブラック・アメリカを苦しめる問題に対する解決策は生まれないのだ。
レイシズムは存在するか? もちろんだ。しかし、それよりもはるかに深刻な問題がいくつもある。レイシズムがなくなるまで待つのは、永遠に待つこと、そして永遠に言い訳を続けることを意味する。
タリーブ・スタークスでした。(了)
英文スクリプト: prageru.com/video/the-top-…
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