病気というものが患者にとってアンコントローラブルなものであることを意図的に無視している。《続
石垣のりこツイート「総理といえども『働く人』。健康を理由とした辞職は当然の権利。回復をお祈り致します。…《続く》
世の中には,病気を抱えながら仕事や,その他チャレンジングなことをしていたり,何も特別なことをしていなくても,必死で生きている人がいる。
で,病気を抱える人をサポートする人もいる。ごく当たり前の話ですが。
なお,石垣は仮病については論じていないので,私も論じない。
石垣の言う,自民党の「選任責任」(選んだ責任)というのは,この意味で不当である。
病を持つ人は,何かチャレンジした結果,体調を崩せば,「危機管理能力がない」と叩かれなくてはならないのだろうか。
病を持つ人を抜擢・登用などした人間は,本人が体調を崩せば「選んだ人間が悪い」と叩かれなくてはならないのだろうか。
私が石垣発言を批判するのは,まさにこの点においてである。
政策批判は別論「お疲れさまでした。身体をおいといください」「周りのみなさまもおつかれさまでした」なぜこう言えないのか。
持病を悪化させるのを「危機管理能力のないこと」の表れだと断じる態度を批判している。
石垣も神原も病というものに関して認識不足だし,自己責任論的であり,差別的である。
神原元は未だに,意図的か,そうでないのか私には分からないが,難病への全くの認識不足を露呈している。
未だに石垣発言を的外れな理屈で擁護する姿勢は,差別の擁護でしかなく,開き直りでしかない。
《この項,了》