Thread by @eihc2448

シオニストの論理・マルコムX著
1964年9月17日付のエジプト・ガゼット引用

"パレスチナを占領しているシオニストは、自分達の神が約束の地に導く救世主を育て、新たに手に入れた土地に神の政府を樹立し、"鉄の棒で他のすべての国を支配する"と古代ユダヤ人が預言したと言う"
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イスラエルのシオニストが、現在のアラブパレスチナの占領を古代の預言の成就であると信じるならば、イスラエルが他の国を鉄の棒で支配するという神の使命を果たす事も、宗教的に信じている。それは、かつてのヨーロッパの植民地勢力とは異なる形の、より強固に定着した鉄の支配を意味するにすぎない。

シオニストたちはユダヤの神に、時代遅れのヨーロッパ植民地主義に代わって、新しい形の植民地主義に置き換えるように選ばれたと、宗教的に信じている。それはアフリカの大衆を欺いて、まだ植民地化されている事を意識させずに、自分たちの神の権威と指導に喜んで服従させるようにうまく偽装されている

シオニストたちは、自分たちの新しい種類の植民地主義をうまくカモフラージュできたと確信している。経済的に困難な状況にある、独立したばかりのアフリカ諸国の前にぶら下げた援助や贈り物の友好的な申し出を、受け入れさせるだけで支配するシステムだ。新帝国主義の20世紀の現代兵器は、ドル主義だ。

友人や恩人を装ってあらゆる経済援助や技術支援を携えてやってくる。新たに独立したアフリカ諸国においてシオニストの権力と影響力は、18世紀ヨーロッパの植民地主義者よりも急速に揺るぎないものになっている。新しい植民地主義は形式と方法が異なるだけで、動機や目的は決して異なるものではないのだ

20世紀帝国主義の武器はシオニストのドル主義であり、拠点の一つがイスラエルだ。絶え間なく陰謀を企てている欧州の帝国主義者は、賢明にもイスラエルを地理的にアラブ世界を分断できる場所に配置し、アフリカのリーダー達には不和の種を蒔き、さらにアフリカ人をアジア人に対して分断することができた

パレスチナ占領はアラブ世界に貴重なドルを何十億も軍備に浪費させ、新たに独立した国が自国の経済強化に力を注ぐことができなくなった。シオニストプロパガンダはアラブ世界の生活水準の低さを巧みに利用し、アラブリーダーは国民生活を向上させる知的で技術的な資格がないとアフリカ人に思わせている