Thread by @arthurclaris

ハンゲンパツさんの間で「自民党の議員が「除去できていない核種が12ある」と言っていた」というのが何のことかやっと解りました。
もの凄〜くバカバカしい話。笑ってしまった。
この二次処理試験の終報を見て下さい。
tepco.co.jp/decommission/i…

二次処理試験は、「告示濃度比総和が１以下であること」を確認するもの。
そのため、核種の測定精度はそれぞれの告示濃度と比較して十分小さくなる様に決められています。
無駄に高い精度は時間がかかるだけなので、必要充分な精度（検出限界値と言っても良い）となる様に測定時間が決められます。

その結果が、終報に記載された値。
検出されなかった（NDの）核種はそこに存在していない訳ではなく、「それ以上高い精度で測定しても意味がないため」測定を切り上げただけなんですよね。

で、終報でNDとなっていない核種を数えると、12。
つまり、自民党の某議員は、NDの意味を全く理解せず、検出限界値以上の核種の数を見て「12核種が除去できていない」と言っていたと。
いや、その核種の数は測定精度を低くすれば減るし、精度を高くすればもっと増えるんですけど。（笑）

タンクにより内包する核種の濃度も存在比も違うので、他のタンクの水を処理すると結果も違いますから！
そもそもALPS処理の目的は核種を完全にゼロにする（←出来ない）ことではなく、トリチウム以外の各核種を告示濃度と比較して十分に低減し、告示濃度比総和を１よりも小さくすることですから！