Thread by @openaquamarine

アイスダンスファンの方の姿勢に関するツイを見て浮かんだ素朴な疑問。RDの課題がhiphopとした時、課題はあくまで音楽だけでhiphopダンスを踊る必要はないということなの？アイスダンスの｢正しい｣胸を開いた姿勢でhiphopは踊れない。なんちゃってでしかない。

バリシニコフやヌレエフのような超一流バリバリのクラシックダンサーがタンゴやタップを踊っても、どこかお行儀が良くて、何となく｢もどき｣な感じがするのと同じだ。キャリアが長いほど、骨の髄までしみ込んだ姿勢は崩れない。崩せない。

高橋大輔が氷上で｢なんちゃって｣でないhiphopを踊れるが、アイスダンス競技としてはそれは不正解なのだろうか。ヤグディンと高橋大輔登場以来アイスダンスから離れてしまったので今のトレンドはわからないが、違うような気がするのだ。

違うからこそズエワはFDにごりごりのクラシックを持ってきたのではないか。｢ほら正しいホールドで踊れるでしょ｣｢踊れるけどRDはhiphopだから崩しているのよ｣と。昨季FDから練習させたのは｢正しい姿勢｣を身につけさせてから、そうでないRDに取り組ませたかったのではないか。

故・勘三郎の言う｢型破りは型を身につけてから｣｢型ができてないのは型破りではなく形無し｣というあれである。
普通のアイスダンサーがなかなか姿勢を崩せないからといって、型を崩してはならないのがアイスダンスである、とは言えないのではないか。と、そんな風に思うのだが如何なものだろう。