Thread by @AdultSpotDiffer

近藤誠先生の当時の愚痴。
「僕がエビデンス揃えて患者さんに治療の選択肢と各々のメリット・デメリットを提示するでしょ？時間をかけて説明し終わったところで、ではあなたはどうしたいですか？って聞くと『先生にお任せします』って言われちゃうの。もうガクーッと来ちゃうんだよね」

https://twitter.com/AdultSpotDiffer/status/1355631827713572866

「僕の一番伝えたい事が全然伝わらないの。自分の大切な身体のことは自分で決めなさい、が一番伝えたいことなのに」

……実際『患者よ癌と戦うな』を読み全国から集まる患者様には、近藤先生を盲信する患者様が少なくなくて。

自分の伝えたいことを伝えたくてTVに出る→神格化される→ギャップは拡大

当時は、近藤誠先生は切ったほうが良いデータも出してました。でも近藤先生の元に集まる患者は「君は切らなくていい」と言って欲しくて来ていました。

そして外科からは人格攻撃を含めた集中砲火。

慢性的で高度なストレスに晒されながら、患者の希望を満たせない自分に悩んだ可能性がありそうで。

そして、おそらく心に大地震が起きた。

結果、元々患者を第一に考えていたからこそ、患者の「身体」ではなく、「希望」を最大限尊重する方になってしまったのではなかろうか。

https://twitter.com/Noboru_Hagino/status/1417057091831795717

今、近藤誠氏の反ワクチン本を店頭などで見かけると、あの頃の理路整然とした近藤誠先生はもういないのだ、と、本当に悲しくて悔しくなります。

当時の近藤誠先生を返して欲しいと思いながら、当時を知る身として、自分なりのつたない考察を少々書き連ねてみました。

当時の会話
ｋ「著書を拝読しましたが、中身と題名が違いすぎて」
近藤「話題にならないと僕の考えを知ってもらえないでしょ。だから題名はアイキャッチ。本文読めば真意を理解できるから」
ｋ「でも先生、目次も強すぎます。目次だけ追う人も勘違いします」
近藤「本文読まないと」

ｋ「そりゃそうなんですけど……(´・ω・｀)」

近藤誠先生は長文読むの得意でしょう？でも先生の患者さん、読んでない人もいそうですよ？

と、喉まで出かかってやめた記憶。

当時の「経験則や偉い人の思い込みに則った、患者の決定権を認めない閉鎖的な医療」を考えると、マスコミのちからを頼って風穴を開けることは必要不可欠でした。

当時はSNSもなく、個人で自由に発信できる時代ではなかったので。

あと、ガクッと来るのがおかしい、なぜ信頼されているとプラスに取らないのかと言う意見がちらほら来てます。

当時は説明と同意や患者の自己決定権という概念がなかった頃です。近藤誠先生は「患者と医師は平等」という意識が強いからこそ、説明と同意を大切にし、自己決定を促したのではないかな。

思い出すのが夫婦関係の話。

奥様に対しても男尊女卑の感覚が一切なく、完全にイーブン。子育ても半分やって当たり前という意識で動いてました。

理詰めで考えるとそうでしょうと。男女関係なく、同じように大学へ進学して、同じように医師免許取って、2人の子供でしょと。

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