濃厚接触者の妊婦が受診できずに流産 保健所はPCR検査せず|朝日新聞
asahi.com/articles/ASP93…
三重県四日市市内の20代妊婦が、新型コロナウイルスに感染した夫の濃厚接触者と認定されたが、PCR検査を受けていなかったため、産婦人科で受診できず、その後に流産していたことが3日、わかった。妊婦は自宅待機中に、保健所のPCR検査を受けられなかった。
これを受け、三重県は妊婦などへのPCR検査の優先を徹底するよう、県内の全保健所に通知するという。
県などによると、この妊婦は8月20日、同居する夫の感染がわかり、濃厚接触者と認定されて自宅待機を求められた。同24日に腹痛と出血で産婦人科を受診しようとしたが、濃厚接触者だったことを理由に診察してもらえなかったという。
妊婦は翌25日、別の医療機関を受診し、PCR検査を受けた。直後、帰宅途中に破水して流産した。当時は妊娠15週目で、PCR検査の結果は陰性だった。
四日市市保健所によると、同市では濃厚接触者のPCR検査について、「まずはかかりつけ医に相談してほしい」との方針で対応している。かかりつけ医への相談ができない場合、保健所のPCR検査に回るという。市保健所の担当者は「かかりつけ医のほうが早いため」と説明している。
一方、三重県は県管轄の保健所に対して、妊婦や基礎疾患がある人などには優先してPCR検査をするように指示しているという。
三重県四日市市で8月、新型コロナに感染した夫の濃厚接触者になった妊婦が、PCR検査をすぐに受けられずに複数の産婦人科で診察を断られ、その後流産していたことがわかりました。
四日市市に住む妊娠4カ月だった20代の女性は、8月19日に夫の感染が判明し、保健所から濃厚接触者に認定されましたが、症状がなかったことを理由に保健所によるPCR検査を受けることができませんでした。
女性は8月23日から腹痛を訴えましたが、PCR検査を受けていないことから複数の病院で診察を断られ、2日後に流産しました。
流産した女性「(保健所に)何回も電話して『何とかなりませんか?』って言っても、『無症状の方はPCR検査は受けられませんので』って。『陰性でしたよ』って、赤ちゃんが死んだ後に聞いたんですけど」
関係者によると、三重県内の感染者が多い一部の自治体の保健所では、8月下旬以降、濃厚接触者への検査は症状が出た人を優先する方針に変更されていたということです。

四日市市保健所は取材に対し、「妊婦の検査を優先していたはずだが、女性のPCR検査の経緯は把握していない」としています。
引用ここまで。

三重県は」第5波に入ってから、自宅待機中に亡くなる方が立て続いています。

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