Thread by @influenzer3

●ワクチン接種はオミクロン株感染の重症化予防効果を持つ
→Daily Mailの記事です。
イギリスではオミクロン株感染者急増により、各医療機関が患者であふれており、医療逼迫状態になっています。
しかし重症者はまだ少ないため、ICU病棟ではそれほど患者が増えていないと。

昨年12月の重症者のうち60%はワクチン未接種者で、booster接種完了者は8.9%。
その時点でのbooster接種者が成人人口の1/3に達していた事を考えると明らかに少ないです。
つまり｢ワクチン接種が重症化を防いでいる｣と主張しています。

イギリスのbooster接種率は現時点ですでに対象成人の8割に到達したようです。
一方で、重症病棟では死亡する患者は当然存在しており、｢彼らに重大な基礎疾患はなく通常であればあと30年は生きていただろうと思われる人々だ｣という集中治療医のコメントもあります。

日本も、高齢者などのハイリスク患者に対するbooster接種を急いで進めないと、このままでは非常に危険だと考えるべきだと思います。

Intensive care doctor reveals EVERY critically ill Covid patient being treated at his hospital is unvaccinated - as data shows 60% of ICU admissions are for those who have not had a jab
dailymail.co.uk/news/article-1…

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・David Hepburn医師は、南ウェールズのGrange University病院にはワクチン接種済みの重症患者はいないと語った。3.5億ポンドをかけた24床のICUを持つこの重症ケア専門センターは、急増するコロナウイルス対策として2020年11月に開設された。

Hepburn医師によると、現在ここで治療を受けているのはワクチン未接種の患者だけなのだ。

・イングランド全体のデータでは、booster接種を受けていたのは重症COVID-19患者の9%未満であり、一方で、重症患者の60%以上がワクチン未接種者である。18歳以上の成人人口の大多数(the majority)がbooster接種を受けており、ワクチン未接種者はごく一部である( just the fraction)にも関わらずだ。

・閣僚らは、現在のオミクロンの流行波に対抗する国としての最善の防御策として、すべての成人にbooster接種の予約を取るように呼び掛けている。Hepburn医師は1日感染者数が45%近く減少し、昨日は120,821人だったと述べた。これは先週比で6日連続での減少である。

・Hepburn医師は次のように述べた。｢ICU患者は現時点で全例がワクチン未接種者であり、今週も数名(several)が死亡した｣、｢死亡例は全例で重大な合併症はなく、通常であればあと30年は生きていたであろうと予想される人々なのだ｣、

｢現在のここの患者数は、過去数か月と比較して少なくなってきている。地域のワクチン接種率が高いためか、あるいはオミクロン株のピークがまだ来ていないだけなのかもしれない｣、

｢しかし、他の医療機関については状況が異なっている。大量のCOVID-19患者の入院とスタッフ不足により、通常の手術や外来診療能力に深刻な影響が出ているのだ。診断および治療の遅れが出てきており、患者の予後も悪化している｣、

｢待機患者のリストはかつてないレベルで膨大になっており、連鎖的にその影響は甚大なものになっていくだろう｣。

・Hepburn医師は、ワクチン接種を行えば｢入院やICU管理リスクが著明に減少し、COVID-19以外の業務への影響が軽減されるのだ｣と述べた。｢あなた自身の重症化リスクが低いとしても、ワクチン接種を行う事で、他の疾患の治療を待っている周りの人にとっては大きな違いが発生するのだ｣とも付け加えた。

｢私たちは皆、隣人や友人を助けるために行動しなければなりません。個人的にはこれはワクチン接種の十分な理由になると思っています｣、｢事態がこれ以上悪化せずオミクロン株が最小の被害で通り過ぎるのを願いましょう。しかし、私たちにはまだやるべき事があるのです｣。

・｢今後何が待っているのかは誰にも分かりません。私自身は慎重ながらも楽観的に考えていますが、事態は一瞬で変わり得ます｣、｢ワクチン接種が人々を二極化させる大きな問題になりつつあります。しかし、お互いに批難しあっても何の役にも立ちません｣、

｢私たちがすべきことは、ワクチンがすでに世界で70億回の接種が行われており、一般的に安全で、地域を守り、感染拡大を抑止する事が出来る事を強調する事だと思います｣、｢しかし、文化的、社会的、心理的理由により接種をためらう人々への理解も持つ必要があります｣。

・集中治療専門医のDavid Frocester医師は、Gloucestershire Royal病院やCheltenham General病院には重症患者がいない事を明らかにした上で、booster接種がオミクロン株感染による重症化を防いでいると主張している。

｢地域の接種率は非常に高く、われわれの病棟にも多くの患者が入院していますが、ワクチン接種が重症化を防いでいるのだと思います｣。

・ICNARCのデータは、10月以降より重症患者におけるワクチン未接種者の割合が増加している事を示している。10月には重症入院患者の47%であったが、12月には60.8%まで上昇していた。

一方で、12月に3回接種を終了していた患者は重症患者の8.9%を占めるに過ぎなかった。その時点で3回接種終了者が成人人口の1/3に達していたにも関わらずだ。
・本日までにイングランドだけで3回接種者が3000万人を越えた。9月にboster接種を開始してからこれで対象成人の8割が接種を終了した事になる。

・NHSのCOVIDワクチンプログラムのNikki Kanani医師はまだワクチン接種を受けていない人、booster接種を受けていない人に、接種予約を取るよう呼び掛けている。｢全国に3000か所以上の接種会場があり、可能な予約枠も増えています。これまで以上に最適な場所と時間を簡単に見つけられるはずです｣、

｢もしもまだ1,2回目の接種を受けていない方は是非お声をおかけください。ワクチン接種はコロナウイルスから自分を守る最も有効な手段です。信頼できる医療従事者が常在していて、あなたのどんな質問にも答えてくれます｣と述べている。
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・一般人口のワクチン接種状況(下)と重症者のワクチン接種状況(上)
18歳以上を対象としています。
下では2021年5月から12月にかけてワクチン未接種者は40%から10%程度へ経時的に減少。

ところが上の同じ月の重症者におけるワクチン未接種者の割合は、10月以降から増加傾向になっています。
一般人口の10%弱のワクチン未接種者が、重症患者の60%以上を占めています。
（続く）