米国防総省の戦況分析1
【全体、北部情勢】
・全体として進軍は滞っている
・キエフ周辺では住宅地への攻撃続く。地上部隊の前進はなし
・北部のチェルニヒウは孤立。制圧はされず
・ハリコフでも強い抵抗続く
・東部ドンバスではウクライナ軍を孤立させ、キエフ方面の防衛に回れないようにする動きも
米国防総省の戦況分析2
【南部情勢】
・マリウポリでは激しい包囲攻撃が続く
・ミコライウに向かうロシア軍は郊外にとどまる
・オデッサ。黒海北部でロシア海軍の活動が目立つ。オデッサ周辺地区へのミサイル攻撃も。上陸作戦の予兆かどうかは不明。地上軍進軍の支援である可能性も
米国防総省の戦況分析3
【ロシア軍の態勢】
・損失を補うため国内外から増援を検討。実際の移動は確認できず
・外国人部隊は数千人を募集。ウクライナ入りの情報はなし
・ロシア軍が持つ大隊戦術群(BTG)の75%をウクライナに投入済み
・投入した戦力の大半を維持。いつまで戦力が続くか予測は難しい
米国防総省の戦況分析4
【米国からの支援】
・3.5億ドル分の支援はほぼ完了し、次の2億ドル分に移る
・提供するドローン100基には攻撃用も含まれる
・ウクライナ軍が求める兵器(主にソ連製か)を持っている国と活発に協議中。兵器を提供する余裕があるかなど各国の事情がある。最後はその国の判断

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Mar 19
ロシア軍に包囲されたマリウポリに、国際メディアとして唯一残ったAP通信の2人の記者によるルポルタージュ。おそらくこの戦争を通じて、最も壮絶な記事ではないだろうか。ぜひ一読を。
apnews.com/article/russia…
"子どもたちの遺体は、郊外にある集団墓地に積み上げられていた。…作業員たちは遺体をできるだけ早く放り投げる。外に出ている時間が短ければ短いほど、彼らが命を落とす可能性が減るためだ"
"6歳に満たない女の子が砲撃を受け、血まみれで搬送されてきた。…医師は彼女に酸素を送り込みながら、記者のカメラを真っ直ぐ見て言った。「これをプーチンに見せてやれ」と。医師たちは、彼女を救うことはできなかった"
Read 5 tweets
Mar 18
米国防総省の戦況分析1
【キエフ、北東部情勢】
・ロシア軍は各地で足止めされている
・キエフ北・北西方向からは前進なし(15キロ地点)
・キエフ東方向からも30キロ地点にとどまり、激しい抵抗に遭う
・チェルニヒウ:包囲され、ウクライナ軍による防衛続く
・ハリコフ:ロシア地上軍の前進みられず
米国防総省の戦況分析2
【南部・西部情勢】
・ミコライウ:ロシア軍は北東郊外にとどまる
・マリウポリ:孤立が続く。北・東方向から激しく爆撃。ウクライナ軍は都市部を防衛
・リビウ:空港付近にミサイル攻撃。ミサイルの種類、発射地点や被害状況などは確認中
米国防総省の戦況分析3
【その他】
・制空権争いは継続
・ロシア軍のミサイル発射は計1080発を超えた
・海軍の動きはなし
・ロシア軍は依然として戦力の90%を維持
Read 4 tweets
Mar 17
米国防総省の戦況分析1
【概況】
・ロシア軍は東部の一部を除いて前進がみられないが、各地で激しい戦いが続く
・都市部に対して遠距離からの攻撃が強まる。民間被害も増加
・黒海のオデッサ沖には6隻ほどの艦船があり、うち2隻は揚陸艦。上陸が差し迫っている兆候はない
・制空権争いに変化なし
米国防総省の戦況分析2
【長距離攻撃】
・侵攻開始以来のミサイル発射は1000発以上に
・キエフ周辺では後方から砲撃部隊が前線に移動。首都攻略に向けて砲撃を強めるとみられる
・無誘導爆弾に頼る傾向が強まる。精密誘導弾が不足しているのか、節約しているのかは不明
米国防総省の戦況分析3
【軍事支援】
・遠距離攻撃に対しては、米国が支援を決めたドローンも有効となる。できる限り早く届ける
・射程距離の長い防空システムをウクライナに提供する可能性について、同盟国と協議している。個別の合意はまだない
Read 5 tweets
Mar 16
米議会でのゼレンスキー演説、16分あまりで終了。やはり米国に向けて練られたスピーチになっていた。

「1941年12月7日の恐ろしい朝、パールハーバーを思い出してください。2001年9月11日、街が戦場に変わったことを思い出してください…」 Image
…「無実の人々が空から攻撃され、止めることができなかった。我が国もいま、同じことを経験しています。いままさに毎日、毎晩。もう3週間となります」
…「”I have a dream”。この言葉はご存知でしょう。”I have a need”。いま私は上空を守らなければなりません。あなた方による援助の決断が必要です」
Read 4 tweets
Mar 14
ロシア軍に包囲されて激戦が続くマリウポリの衛星写真が入ってきた。
3月14日撮影、near Fontanna street
image: @Maxar
3月14日撮影、near Primorskyi District
image: @Maxar
左:3月12日撮影、右:21年6月21日撮影
Zhovteneyvi district
image: @Maxar
Read 4 tweets
Mar 14
米国防総省の戦況分析1
【概況】
・全体として3日前からほぼ進軍みられず
・停滞の主な要因はウクライナの強い抵抗。補給部隊も意図的に攻撃
・ロシアが自らの意思で停止し、再攻撃に向けて再編成しているケースも
・主要都市を包囲する戦術が続き、長距離攻撃を増やし、無差別で暴力的になっている
米国防総省の戦況分析2
【西部リビウ近郊の訓練場への攻撃】
・すべて空中発射巡航ミサイルで20発以上
・ロシア上空からの長距離爆撃
・攻撃を受けた訓練場からは、米国人は数週間前に撤退済み
・軍事支援の中継地が攻撃された、という見方は誤り。米国からウクライナへの軍事支援には影響しない
米国防総省の戦況分析3
【キエフ情勢】
・北西方面:中心部から15キロほどの地点にとどまる
・北方面:チェルニヒウは包囲されているが、非常に強く抵抗。キエフへの前進はなし
・北東方面:中心部まで20~30キロ地点にとどまる
Read 6 tweets

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