Thread by @v_fachiri

セルビアの首都、ベオグラードを5分歩いたら
憎しみは簡単に消えない

コソボ紛争の末期1999年3月～5月NATOはベオグラードを空爆しています。当時コソボは”分離派勢力”でしたがNATOの爆弾はユーゴスラビアの首都に落とされました。分離独立派は親米か親露か。これがポイント

アライド・フォース作戦　コソボ空爆
＜空爆に対する批判＞
この空爆は期限内に和平合意が調印できなかったので実施されたが、期限切れ直前に期限切れ直前にアメリカが提出した付属文章Bの存在がある。
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2…

その内容は「コソボのみならずユーゴスラビア全域でNATO軍が展開・訓練できるよう認め、なおかつ治外法権を認めよ」というNATO軍による事実上のユーゴスラビア占領を意味するようなものであった。

太平洋戦争の時の日本に対するやり方といっしょでした。

１９９９年５月ＮＡＴＯ軍は空爆の即時停止を　今時ミルカ（ベオグラード出身）
・ユーゴ政府に問題があると言いますが、国民が選んだ政府です。ミロシェビッチ大統が気にくわないからといって主権国家ユーゴを空爆する権利はアメリカにはありません。
kokuminrengo.net/old/1999/19990…

NATOによるボスニア・ヘルツェゴビナ空爆 (1995年)

これも分離独立派はモスレム人勢力ですが、爆弾はセルビア人勢力に落とされました。ウクライナに置き換えるとキエフ空爆。
ちなみにセルビア人勢力の人権侵害が原因という主張は全くの誤り
ja.wikipedia.org/wiki/NATO%E3%8…

古い本だけどこの前読んだ「戦争広告代理店」
政治や戦争をも左右するメディアの実態を描いた本。

当時の国連事務総長ガリや、国連平和維持軍のカナダ人将校が「どちらにも非がある」としたこの紛争にいかにして片方を悪者にして米国NATOを参戦させたか、ハッキリ書かれてた
amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%8…

この捕虜収容所の写真、これを戦争広告代理店ルーダー・フィン社が使い米国議会と世論を扇動させた。セルビア人は民族浄化をしているぞと。

じつはこのような捕虜収容所はモスレム人勢力にもあったし、もっというとこの鉄条網、カメラマンの背後にある変電設備を囲うためのものだったんです。

EthnicCleansing（民族浄化）はこの時にルーダーフィン社が作った造語です。民族を洗剤で簡単に洗い流すかのようなこの言葉は効き目絶大で一気に議会と世論は参戦へ傾きました。
でも実際は民族浄化のような事実はありませんでした。

そしてウクライナでは2014年から分離独立派に爆弾が落とされています。親露派武装勢力がいるから、という理由も聞きますが発端はロシア系ウクライナ人に対する迫害。これこそ #EthnicCleansing だと思います。
もういい加減、親米政権を力で打ち立てるための米国の介入はやめさせたほうがいい。