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Nov 30 10 tweets 1 min read
今朝あがった情報ですが、フランス家族法制度によって里親に出されていた2歳半の女の子に、母親の元へ戻す審判がくだされました。

これは共同親権のフランスで実際に起きていることです。

2歳半の女の子の父親は、以前に武装強盗と放火の罪で複数年収監されていました。母親とは離婚。親権維持↓
共同監護になります。

ある日、女の子が通っている保育園で、保育士の先生が女の子の異変に気付きました。

女の子は保育園で、先生が彼女の洋服を着替えさせようとした時、小刻みに震えるようになっていました。

これは性的虐待を示す兆候です。先生は、母親に連絡し、母親は虐待の苦情を
訴え、その苦情は登録されることになりました。

しかしその直後から、父親によってSMS を通じ虚偽DVが訴えられ始めました。同時に母親は父親から脅迫を受け始めます。

母親は警察に保護を求め、支援措置を受けることができました。

ところが、今度は父親が保育園に乗り込み、先生に母親の住所を
教えるよう迫ってきました。先生は拒否します。父親は先生に、子どもが保育園をやめていないことから、母親が同じ街に住んでいること、週末ごとに街を徘徊し母親を探し出すだろうと告げます。

先生は母親に保育園であったできごとを連絡しました。

一方父親は家裁に虚偽DVと片親疎外を訴えます。
その時、家裁は女の子の養育を巡り父母間紛争が発生しているとして、女の子を里親に出してしまいます。

(これがユニセフフランスが指摘したフランス家族法の制度的虐待、CRCに反する行動だと私は考えています)

母親は、2週間に1回、1時間(正解な時間忘れた)子どもへの面会を許されます。同時に母親は
弁護士に相談し、児童保護の専門家に女の子と会ってもらうことにしました。それまでに4家族里親のもとを女の子は転々としています。口唇ヘルペスが発生するなど、既に健康状態に問題が発生していました。

当初女の子は自分に何が起きたのか、言いたがりませんでした。時間をかけて聞いていくと
父親が女の子の口の中に舌を突っ込んでいることが判明しました。

そこで弁護士は女の子に起きた性的虐待を調書にまとめ、家裁に再度提出し、女の子を母親のもとに戻すよう訴えます。

家裁は訴えを認め、女の子を母親のもとに戻す審判をくだしました。

これが今朝あがった共同親権のフランスで起きて
いることです。

現在日本で、離婚後の共同親権導入が検討されていますが、共同親権とは、子どもの為の制度ではなく、親の為、しかも暴力的な親の為の制度だと考えなければなりません。

そして被害は、子どもに直撃します。

ユニセフフランスが、共同親権のフランスに制度的虐待があると報告書に
記載し、国際子どもの権利条件に反する行動にでていると指摘したのにも、上記に挙げたDV虐待被害者が保護されず、むしろ制度的に危険にさらされる現状を早急に変えなければならないからではないでしょうか。

どうして保育士の先生が性的虐待に気づいてくれたのに、女の子は里親に預けられなければ
ならないのか、さっぱり意味がわかりません。

できるだけ多くの方に知ってほしい。
これがフランス家族法制度共同親権の現実です。

私はたとえ選択的であっても、導入する必要はないと考えています。日本の家族法制度のほうが、より子どもに寄り添った制度設計になっていると思います
#共同親権反対

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Nov 29
フランスでは離婚する時に、配偶者の宗派あるいは宗教に属していることが離婚理由として、裁判所から認められることはありません。

しかしフランス最高裁は、夫婦の一方の信仰が家庭生活を著しく混乱させないことを定めています。

居住地と訪問権について
一方の親がセクト(カルト)的な運動に属し
ていても、それが理由でもう一方の親の家に子の居住地が定められることはなく、訪問権の拒否も、もう一方の親が単独親権になることもありません。

家裁の裁判官は、子が安全で安定した環境で育つことを考慮しつつ、片方の親のセクト(カルト)的な慣行が子の利益を害しているかどうかを、
書類にある個別状況を鑑み、ケースバイケースで検討します。

また、父母の一方の慣行が身体的精神的に危険だと判明すれば、もう片方の親の家に居住権が決められます。

さらに、疑わしい信仰的な献金や、無資格のセラピストにより、子どもに常軌を逸した慣行を教える配偶者に対し自制する要求を、
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Nov 28
国側は、「面会交流」を保障する法律を整備することは「必要不可欠とは言えない」←そうです。共同親責任のイタリアも欧州人権裁判

【速報】別居する親と子どもの「面会交流」 子ども3人含む原告17人の訴え退ける 東京地裁(TBS NEWS DIG Powered by JNN)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/8a050…
から、この11月に欧州人権保護条約8条違反と子どもの権利条約を無理しているとの判決がくだりました。

共同親権のフランスでは、NREという法制度があって、子を別室親に会わせなければ最悪親権が撤回される事態を引き起こします。

これが何をもたらすかというと、子が同居親に助けを求めた時に↓
同居親が子を助けられないという事態を発生させます。

結果として、子は同居親を信用できなくなり、司法制度も信用できなくなります。DV虐待が蔓延する原因を作っているのが、面会交流を強制的に実現させる法制度です。

できるだけ多くの方に知ってほしい。
日本の現行法制度は、共同~制度よりも
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