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Feb 8 44 tweets 2 min read
舞台『#刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語
stage-toukenranbu.jp/stage/
配信で拝見しました!!! 漫画家のおかざき真里先生を筆頭に、多くの方から「たらればの感想が聞きたい」とお薦めされ、「おおお、好きな作家さんから推されたらもう観るしかねえ!!」と、DMM TVで配信を購入!!(続く
#刀ステ
すんげーー!! 豪華絢爛!! 脚本すばらしい! 舞いが美しい! 山鳥毛さんカッコいい!!!!! 物語への愛と(わたくし未プレイの)『刀剣乱舞』と絡み合った世界観がすばらしかったです! 生舞台で観劇された皆さんが羨ましい!! きっと特別な体験であり一期一会の心の宝物を手に入れられたのだと思います。
そんなわけで以下、猛烈なネタバレを含む感想と「『源氏物語』と『紫式部集』周りにはこういう話がありまして」な話を、わたくしの知っている範囲で呟きます!! 「これから観たい」という方はミュートかブロックを!! 観劇済の方は副音声代わりにお楽しみください!! めっちゃ長いよー!! ではいざ!!!
主人公は歌仙兼定さん、細川忠興による三十六人斬りの伝説があるあの兼定なのですね…。忠興の父・細川幽斎は中世源氏学の泰斗で源氏好きには超有名人、妻の細川ガラシャは辞世の句がカッコいい人で(←この時点では、のちほど盛大な伏線になると知らずマジでこんなことをのんきに思ってました…)。
いきなり登場「小少将の君」は、『紫式部日記』に何度も登場する紫式部の(数少ない)友人ですね。彰子後宮での同僚で、小少将の君のほうが紫式部より身分が高かったにも関わらず仲良く付き合っていたものの、若くして亡くなったようで『紫式部集』で形見の品を見ながら小少将の君を悼む歌があります。
ナレーション「この物語は、やがて歴史そのものになるのです」。わー、いきなり魅力的なテーマ。「歴史」と「物語」はもともと多くの文化圏で境界が曖昧な概念だと認識されています。何しろ「Hi-story」と「Story」ですし。
(参考)「歴史」と「物語」についてのコラム wayaku.jp/blog/?p=720
『源氏物語』の中にも「物語とは、単なる偽りの歴史なのか?」と問われている箇所(「蛍」)があり、仏教教義上の「虚言」と物語との対比が研究されています。物語を読みふける玉鬘に対して光源氏が呆れつつ、物語に対して(史書と比較しながら)批判したり擁護しながら物語の意義を語るくだりです。
閑話休題。本作、殺陣がカッコよくて美しくて、『刀剣乱舞』未プレイでも、『源氏物語』未読でも、美しいと思うし楽しめるのですが、「討ち入りだ、首を並べて武威を示せ」とか「そうだね、文系といえど…ぼくはノ定だからね」など、『刀剣乱舞』を知っていればより楽しめるんだろうな…とは思います。
15:33「帚木の章」、『源氏物語』の第2帖、「雨夜の品定め」からスタート。光源氏と頭中将ほか男性貴族たちと「女は中流がいい」等と語り合うわけですが、これ、案外重要なシーンです。というのも、光源氏がこの時点(16歳時)で知っている女は、正妻である葵の上と六条御息所、藤壺だけ(だけ?)。
いずれも超上流の妃であり、源氏はそういった相手しか知らず、だからこそ「中流がいい」という話に喰いつき、その後の彼の行動、つまり空蝉や夕顔へと興味を抱かせ、冒険(冒険??)へ踏み出す契機となるわけですね。単なる下衆いボーイズトークというだけでなく、しっかり伏線でもあるのです。
18:40「この物語のどこかに、『源氏物語』の残りの帖があります。どうか残りのすべての帖を集めて、この物語を破綻させてください(小少将の君)」。

おお、おおお…。。『源氏物語』の……すべての……帖……を…集める。。。(この時点で平安文学好き特攻ですね…。。)
刀剣男子たちによる『源氏物語』とは、の説明があったあとで、帖の名前を順番に読み上げる歌に合わせて光源氏と妃たちの舞い。
…あれ…? ええと、…これって……?
「矛盾を生じさせて、物語を破綻させるしかない」→「空蝉の帖」へ。
このパート、「中将が参りました」から始まって「ずっと貴方のことを思っていました(さっき知ったばかりなのに)」と言い放ち「朝になったら迎えに参れ」と言って消える光源氏の口説き方、『源氏物語』好きにはたまらん演出ですね!
「空蝉の羽に置く露の木隠れて 忍び忍びに濡るる袖かな」
(私訳/短命の蝉の、その羽の上に載る(すぐ落ちて消えてしまう)露のような儚い身の上のわたくしが、(それゆえに)木陰に隠れて見えないように(光源氏から)御情を受けて、人知れずひとり忍んで泣いております…)
空蝉の詠んだ歌です。
『雲隠』(第40帖『幻』と第42帖『匂宮』の間にあったとされる)については、以前呟いた以下ツイート参照。
「大空をかよふ幻(まぼろし)夢にだに 見えこぬ魂の行方たづねよ」
(私訳/大空を舞うことが出来る幻術士(方士)よ、(そんなことが出来るのならば)今となってはわたしの夢にさえ出て来てくれない(亡くなった)紫の上の魂を、どうか連れてきてくれまいか…)
本作、和歌のピックアップがいい!!
上記は『源氏物語』第40帖「幻」の由来となった歌で、この帖は紫の上が亡くなった翌年の春から始まり、夏が来て秋が過ぎ年末になって、光源氏の「もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに 年も我が世も今日や尽きぬる」という、出家の決意を想起させる歌で幕を閉じます。次帖「匂宮」はそれから8年後の話。
「(「雲隠」は)紫式部の頭の中にしかない物語」、「雲隠」について、日本古典文學大系『源氏物語』四(岩波書店/山岸徳平校注)によると(以下引用)、
「河海抄(源氏物語成立から約350年後に書かれた注釈書)には、「この巻は、もとよりなし。ただ、名をもて、その心を顕(あらわ)すなり」とも、
「雲隠の巻も、作者の胸中にいとどまりて、世に伝はらなざるやなりにけん云々」とも述べている。紫式部は、雲隠巻など書かなかった。光源氏の他界を、紫式部が胸中に考えていた事は確かである。けれども、それを記述はしないのであった。」
と断じています。ひとつの見識ではあるのですが…。
「嘆きわび空にみだるるわが魂を 結びとどめよしたがひのつま」
(私訳/嘆き苦しみながら空へ乱れ飛ぶわたしの魂を、どうか下前(したがい)の褄(つま)を結んで留めてください)

「葵」での、六条御息所が(憑りつきながら)詠んだ歌です。源氏物語のハイライトのひとつ。
平安中期当時、貴族たちが「心の内(本音)を伝える手段」と考えていた和歌、『源氏物語』でも多くの登場人物がそれぞれの性格や立場に沿った歌を詠んでいます。その数794首。しかし主要登場人物でありながら、登場から退場まで一首も詠まなかったキャラが2名います。弘徽殿の女御と葵の上ですね。
『源氏物語』の登場人物たちも、そして当時の宮中の読者たちも「この二人は(和歌(≒心情)を詠まないので)何を考えているかよくわからない」という印象を持っただろうし、だからこそ怨霊に苦しむ病床の葵の上が突然「嘆きわび」と詠んだ際、光源氏は驚いて「おまえは誰だ!?」となったわけですね。
「紫式部はわたしと光源氏の馴れ初めを描かなかった。なぜだ」、この六条御息所の心情吐露、すげえいい。解釈完全一致。この脚本ほんとすばらしい。きっと尺が3時間あれば朧月夜を登場させただろうし、4時間あったら玉鬘も浮舟も出していたのではないかと夢想します。5時間バージョンが観たい。
「新しい光源氏よ、いまあなたの心を満たすのは、決してかなわぬ恋の苦しみだ。どうです、光源氏の物語は」
紫式部は光源氏を、「何もかも持っているしあわせな人物だ」と思って描いたのか、それとも「何ひとつ得られなかった不幸な人物」と思って描いたのか、興味は尽きませんね。
刀剣男子は「逸話」を付与された存在であり、その実用と観察こそが我らの使命、とのこと。うーーん、なるほど。
「あらゆる物語は、三日月宗近へと辿り着くことができるのか、それをしかと見届けなくてはならない」、な、な、なるほど…、ここらへんはわからないのですが、そうなのですね…。
「のぼりぬる 煙はそれとわかねども なべて雲居のあはれなるかな」
(私訳/空へと昇ってゆく(葵の上を火葬した)煙は、いま雲と混ざり合って見分けがつかなくなってしまいましたが、そうするとすべての雲が葵の上に見えて、あはれに感じることですね…)

名歌です。この歌好き。
おお、藤壺(の役)が紫式部だったのかー!!
「この国では神話が現実となっている(「皇の國の皇のみこと」)。物語が現実となってもいいではないですか。」
た、、、たしかに!!!! 「神武東征」とか、だいぶいろいろ混ざってますしね…。。
「紫のひともと(一本)ゆゑに武蔵野の 草はみながらあはれとぞ見る]
(私訳/ただ一本の紫草があるがゆえに、この広い武蔵野の地に生い茂るすべての草が趣深くあはれに思えてくる)、桐壺→藤壺→紫の上と続く、「紫のゆかりの物語としての源氏物語」を象徴する歌ですね。
彰子さまの役が六条御息所と同じ人…これは…。
「(源氏物語は)人が人と繋がらずにはいられない物語です」
「(憧れるのは)六条御息所です。もし愛する夫に近づこうとする女がいたら…」
こっ、このセリフを、よりによって彰子さま役に言わせるとは!!!!!!(興奮)
(紫式部)「たとえ物語は嘘でも、その物語を読んであなたの心に生まれたものは真実であるはずです。」
これは「蛍」で光源氏が語った物語論のテーマそのものですね。
「ならばいましばし、光源氏(の設定は)預けておこう」
うーむ、そうか、光源氏自身は空っぽであり、姫君たちの物語を紡ぐための器である、という説があります(『光る源氏の物語』大野晋/丸谷才一著)。この作品は「物語」や「歴史」の狭間に立つ「キャラクター」にも焦点を当てているのですね。
平安中期、(特に仏教的に)物語を紡ぐことは罪悪と考えられており、物語(そらごと)を語る者は地獄に堕ちると考えられていた。源氏物語を読んで救われたある男が、作者である紫式部を救うため、源氏物語を史実(歴史)にするべく、ここで死んで骨を埋める、と。そういう狙いかーー。うまいなーー。
そしてそして、今回刀剣男子たちが迷い込んだ世界は『源氏物語』の作中ではなく、『源氏供養』の世界だった(その『源氏供養』の作品内に入れ込構造で『源氏物語』があった)と。おおーーなーるーほーーど!! 劇場版のまどマギみたい!! 入れ子構造!!!(このもうひとつ外側に客席含む「舞台」があると)
「いざ本陣へ討ち入りといこうではないか」ということで、「雲隠」の巻で光源氏役と対決へ。この対決の行方が、(紫式部の書かなかった)光源氏の行く末だ、というシナリオ。この畳み方もすごいな…。あの名もなき読者は「光源氏として死んだ」わけで、この世界のどこかに光源氏骨が埋まっている、と。
ロマンだ……。。

「俺たちの戦いが物語であれば、どうする」
「もしそうなら、源氏物語が千年を超えてそうだったように、その物語に心を寄せてくれる人たちがいるはずだ。ぼくはその思いに報いたいと思う」
「ほう、報いるとはこれいかに」
「ぼくは歌仙兼定。文系名刀だからね、風流のなんたるかを教えてあげるよ」
(終幕)
(ネタバレを含む「舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語」の感想ここまで)
いやーー面白かったです!! 重ねて、これ生舞台で観たら何倍もいい体験だっただろうなーー。あとやっぱり山鳥毛さんカッコいいいいーー!
あとこれは独断と偏見が入り混じった単なる私見ですが、紫式部という作家は日本語文学における最高峰の物語作家でありながら(だからこそ?)、「物語の力」に対して常に一歩距離を置く信条を持つ人だったと考えています。もう少し正確に書くと、「心」という内的世界を形作ることの大切さや、
その内的世界のすばらしさを重々理解していながらも、「心」はそれ自体で完結することはなくて、いつも「身(体)」や「環境」や「相手」や「もの」があってこその「心」でしょう、という考えだったのではないか。どれほど悲しい別れがあったとしても、時が経てば人は忘れてゆくものだし、
「恋しい」や「逢いたい」や「いとしい」という気持ちはたしかに尊いけれども、たとえばそれよりも「いつも隣りにいる人」や「お腹がすいたときにご飯を食べさせてくれた人」には敵わないよね…、ということをよく分かっていた作家だったのだと思うのです。精神は身体あってこそだよ、と。
さておき、そういった個人的な思いも踏まえて、本稿の最後に、『紫式部集』に収められた和歌のなかで、本作品に強い関係があると思われる歌を、3首ほどピックアップしておきます。
「めぐりあひて 見しやそれともわかぬ間に 雲かくれにし 夜半の月かな」
(私訳/久しぶりにやっとお目にかかれたと思ったのに、あなたなのかどうか見分ける間もなくお帰りになってしまい、夜の月が雲に隠れてしまったように心残りでありました)

『紫式部集』はこの「雲隠」の歌から始まるのです。
「心だに いかなる身にかかなふらむ 思ひ知れども 思ひ知られず」
(私訳/わたしのような者の心さえ、どんな身の上であれば満足することがあるでしょうか、どんな境遇になったとしても満足することなどないだろうと分かってはいても、諦めきれないことです)

「心」に関する一首。
「いづくとも 身をやるかたの 知られねば うしと見つつもながらふるかな」
(私訳/この身をどこへやっていいかも分からないまま、この場にいることさえ憂鬱に思いながらも、(それでも、その思いを抱えながら)生きてゆくのですね…)

これが『紫式部集』最後を飾る一首です。
「生きる」と。
(了)
(オマケ)
『舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語』の円盤、2023年5月31日(水)発売だそうです。本編だけでなく、千秋楽カーテンコールやバックステージ映像が収録される予定だとか。マジかーーー!!!
stage-toukenranbu.jp/bd_dvd/

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Feb 18
【資料①】ちはやふる小倉山杯
第1回戦/10:45〜12:15
第2回戦/13:00〜14:30
第3回戦/15:00〜16:30
解説付きパブリックビューイング若干の空席あり(京都嵐山「らんざん」にいて)観覧料: 1試合につき高校生以上1000円/小中学生500円(完全入替制)
【資料②】公式Youtubeチャンネル
【大会URL】 ogurayama.chihayafund.com

[メインチャンネル・解説あり]
youtube.com/live/txz2duJvc…
[サブチャンネル・解説なし]
youtube.com/live/YYp4_94O2…

決まり時が分かる札配置専用チャンネル
[サブチャンネル・決まり字札配置]
youtube.com/live/FM3ZXXCsX…
【出場選手③】
川瀬 将義 六段 第69期名人(三島せせらぎ会)
山添 百合 八段 第67期クイーン(京都小倉かるた会)
粂原 圭太郎 八段 第69期準名人位(京都小倉かるた会)
三笘 成 六段 第67期準クイーン位 (福岡かるた会)
(続く ImageImage
Read 4 tweets
Feb 11
先日、えらい連ツイになってしまった舞台『#刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語の感想ツイートにつきまして、いくつか「さすがに長すぎる…」と削った部分がそこそこあって、そのことを友人に話したら「別スレで投下しろ、すぐにだ!!」と厳命を受けました。

#刀ステ
上記一連の感想ツイートよりさらに『源氏物語』側に偏った、私見と独自解釈が色濃い話ですので、ええと、上記一連の感想ツイートが面白かったという方への、蛇足のようなツイート群を以下、呟きます。なお相変わらずネタバレが多いので、未見の方はご注意ください。ミュート推奨です。ではいざ。
【補足1】
歌仙兼定さんが作中の中盤で詠んだ「紫の ひともとゆゑに武蔵野の~」(私訳/一本の紫草(藤壺のことか)が愛しいと、その草に所縁(ゆかり)のある武蔵野(草原)全体が愛おしい…)という『古今和歌集』読み人知らずの歌は、源氏物語全体のテーマのひとつを表すと言われる歌です。
Read 24 tweets
Feb 3
ニュージーランドの同性婚法案の演説、特にここが大好きで、何度も英文書き起こしサイトを眺めてしまう。

「The world will just carry on. So don’t make this into a big deal. This is fantastic for the people it affects, but for the rest of us, life will go on.」

genius.com/Maurice-willia…
私訳/「(同性婚法案が可決されても)世界はただ続いてゆくでしょう。だからこれを大事(おおごと)にするのはよしませんか。この法案は、本案が直接影響を与える人々にとっては素晴らしいことですが、そうでないわたしたちのような残りの人々は、まったく変わりない人生がただ続いてゆくのです。」
あらためて、この演説は「相互理解」のためのスピーチなのであり、該当部分の英文と私訳を(前後の文脈も含めて)引用しておきます。反対相手(の無理解)を罵るものでは決してない、ということが大事なんですよね。
Read 15 tweets
Oct 1, 2022
昨晩プーチンの、身勝手極まりない演説(英語版同時通訳)をぼんやり聞いていて、突然「Sex change operation」と出てきて、(え、性転換手術? どういうこと?? ロシアとウクライナの戦争の話じゃないの?? わたしの聞き間違い??)と思って、(続(リンクは日本語版同時通訳
www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
ロシア・プーチン大統領、ウクライナ東部および南部への身勝手な併合宣言演説より、以下一部抜粋(30:00頃より)

「西側諸国は現在、他の国の価値観を否定しようとしています。簡単な質問があります。ここにいるロシア国民だけでなくすべての皆さんに尋ねたい。」
「「ママ」や「パパ」の代わりに「親1」「親2」「親3」と呼ばれるような呼称を広げたいですか?

そういった恐ろしい価値観を子供たちに、低学年から学校で植え付けようとする事を望みますか?

「男性」や「女性」の代わりに他のジェンダーがあるという考えを広げたいですか?」
Read 7 tweets
Aug 12, 2022
#FGO水着イベント2022 「アークティック サマーワールド!」第3節「U is HOKKYOKU」で水着紫式部さんがサラッと出した何気ない会話が、特にFGO内での紫式部さんと清少納言さんの関係性が大好きな平安文学好きにとって非常にをかしでありましたので、以下、わかる範囲で解説いたします。
水着式部さんが「私どもにとっても身近な癒やしと言えば、やはり…」と言って出した「湯はななくりのー-」とは、あきらかに『枕草子』(能因本、一一七段)「湯は…」からの引用となります。
「湯は、ななくりの湯、ありまの湯、たまつくりの湯」

【訳】
「温泉といえば、ななくりの湯(三重県久居市榊原町の温泉か)、有馬の湯(兵庫の有馬温泉)、玉造の湯(宮城県玉造郡鳴子町にある温泉)。」『枕草子』(能因本、松尾聡、永井和子訳註、笠間文庫刊より)

上記の一部ですね。
Read 13 tweets
Aug 12, 2022
#天空の城ラピュタ
この最初の10分、完璧な構成なんですよね。パズーのズボンの右膝にはツギハギがあてられていて、鉱山の労働の大変さ(おそらく作業で膝をつく)と金銭的な苦労、それでも音楽と動物を愛する少年。そしてその少年に命を助けられた少女の物語。
#天空の城ラピュタ
この「すり抜けながらかっさらえ!」の一連のシーン、声優さんの演技も演出も、構成もシナリオも、音楽もビジュアルも、日本アニメ史上屈指の名シーンとしか言いようがない。すばらしすぎる。
#天空の城ラピュタ
この時点でもう「竜の巣」(ラピュタの防壁)は解除されているんですね。結界レベル1(雲)は「誰かひとりでも人間が到着したら」で、レベル2(お釜内部)が「飛行石による開門」ということか。
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