Thread by @mogura2001

戦後ずっと、軍事を情緒論で語ってきたツケが、吹き出してるよね。日本の悪い癖で、都合の悪い未来を考えたくない言霊信仰で、先送り先送り。
二進も三進も行かなくなってから、泥縄式に動くから、粗や歪みが出る。
『海国兵談』を発禁にし、正論を語った林子平を弾圧した昔から、変わっていない。

https://twitter.com/himasoraakane/status/1632092204666867712

でも、弾圧は悪い権力者がいて、勝手にやってることじゃなくて。
その背後には日本の不都合な未来をシミュレーションしない言霊信仰や、軍事を忌避する穢れの文化と、それを支えてる大衆がいるんだよね。
非武装中立論みたいなお花畑平和論は、核武装論のような極端な意見とコインの裏表だから。

孫子は『十なれば則ち之を囲む。五なれば則ち之を攻む。倍すれば則ち之を分かつ。敵すれば則ち能く之と戦う。少なければ則ち能く之を逃る。若かざれば則ち能く之を避く』と言ってるのだけれど、日本は「10倍の戦力がないから軍事費を10倍に！」と「避けるのが最高、外交力で回避！」の両極論に走る。

前者が核武装論に、後者が非武装中立論に繋がっちゃう。
極論もあっていいし、叩き台になる。
例えば、遠交近攻という兵法がある。地理的に遠い国と同盟を結び、近隣国を挟撃する戦略。
「インドと関係を深め、台湾有事には中印国境で軍を動かすだけで、牽制になる」ってのが戦わずして勝つ戦略。

ところが野党がやったのは、林芳正外相を国会日程を理由にG20外相会合を欠席させ、開催国インドのメンツを潰し、不快感と不信感を持たれたわけで。安倍元総理のクワッドを蔑ろに。

日米安保改定に強硬に反対し、ソ連中国北朝鮮の軍事独裁国家を利した学生運動の昔から、何も変わっていない。