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May 13 7 tweets 1 min read Read on X
病院内だけはまだコロナ対策禍が続います

今日は別のマスク推し内科医とディスカッション

『マスクのメタアナリシス論文には効果ありと無しの両方がある

マスクに全く効果がなければ全て効果無しになるはず

だから何らか有意な効果があると思う

様々な条件で効果が薄まるのだろう』

とのことです
これはまた珍しいEBMの考え方で

『先生、それは信心とか信仰のレベルですよ』と言ってしまいました

それでも『病院は一般社会と異なり基礎疾患や高齢で弱い患者さんがいるところだからマスクに少しでも効果があるのなら、した方が良い』と言われるので

『役立ちそうな対策を全部取り入れたら際限が
ありません

これは効果がはっきりしてるからやった方が良いがこれは確実な効果は期待できないからしなくて良い

としっかり線引きして指示するのが医師なり専門家なりのするべきことではないですか?

やり過ぎくらいで良いなどは誰でも言えます

費用対効果を考えるべきです』

と意見しました
『費用対効果が重要であるのは同意だが職員がマスクをすることにコストがかかるとは思えない』とのことです

4年間でマスクが顔の一部になってしまったのでしょうね

それから『マスクしていない職員が対応した患者がコロナ発症したら家族からクレームや訴訟になるかも知れない』と言われますが
この発想は院長から副院長から感染制御医からこの内科医まで同じ

版で押したように同じ発言です

『日本の厚労省は最初から病院でのマスクを義務化していません

推奨のみでその根拠も示していません

マスクしないというのは法令違反でもないし職員からうつされた証明などできません

それでも
強硬にクレームする家族がいたらそれはカスタマーハラスメントのレベルです

病院はしっかり職員を守って欲しいですね』と反論しました

マスク推しの医師はエビデンスに負けた、いいえ世間に負けた

ということなのでしょう

この会話は内科医や事務方を含む各部署のチーフが揃う会議での議論ですから
私が素顔で診療し素顔で会議に出ていることが院内に知れ渡ったのは良いことです

しかもマスクが職員への強制なのかどうか、服務規律に明文化されてるかどうかをその場のだれもはっきり知らないということが分かりました

今日の問題提起で病院側が強硬な手段でマスクを強要するかどうかをみて行きます

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May 5
一般社会では飲食店でも美術館でもマスクは強制されないので人々はコロナは終わった気分になっていてそれは喜ばしいことです

が、病院内では職員へのマスク強制が継続しています

感染対策委員会へコロナは飛沫・接触感染ではなくエアロゾル対策が重要であるという論文を知らせたら返信が来ました
『エアロゾル感染が重要であることを理解しました。今後はエアロゾル対策も行っていきます

先生が外来でマスクをしないで診察をしているという連絡の連絡が来ました。マスクに関しては今後も検討しますのでマスク着用にご協力をお願いします』

この私への返信はCCに院長や事務長などを含んでいました
私がマスクをしないで診療しているという『連絡の連絡』がどのように感染対策委員会(ICT)へ届いたのか?とか

病院上層部へそれを知らせるのにどんな意図があるのかは不明ですが

感染対策委員会チーフへの私の返信は以下の通りです
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Dec 30, 2023
デパートでブランドの婦人服を売る店員がいました

彼女はお客さんに似合う服を見立てるのが得意でした

特にファッション誌を研究するでもなくアパレル本社での研修もほとんど寝てましたが

この女性にはこれが似合うとわかってしまうのです

そしてお客さんにセットでのコーディネートを提案すると
相手は気に入ってトータルで買ってくれます

ブラウスを見に来た客がスカートからジャケット・コートまでセットで買って帰ることもしばしばです

さらに彼女には一度接客した相手の顔と買った服を覚えている特殊能力もありました

2年前に1度だけ買い物をしてカスタマーに名前を書いてもらった客が
店にふらりと入って来ると

『〇〇様ですね、以前☓☓色のスカートとブラウスをお買い上げいただきましたがどうでしたか?今日は何かお探しですか?』

と声をかけるので客も感心し心を開いてあれこれと勧めに応じて買って帰ります

結果的に売り上げが伸びるのですがそれは彼女の目的ではありません
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Nov 26, 2022
有意差があるとはどういうことか?

私たちは統計データをみるときに有意差があるかどうかを気にしますが

その基準にp値<0.05を用います

ある病気の人々を2群に分け新薬Aと従来薬Bを投与してみます

この時Aの投与で治った人が多くても

『Aの方がBよりも効果的である』とすぐには結論できません
本当はAとBの効果が変わらないのに、偶然Aで治る人が多くなってしまった可能性があるからです

こういう時は
『AとBは同じ効果である』と仮定をたてます

これを『帰無仮説』といいます

この仮定の下で『偶然』今回の結果(Aの方がBよりも治った人数が多い)が得られる確率(probability)を計算します
例えばこの確率pが0.03つまり3%ならば、それはありそうも無いことです

ありそうもないことが起きるのは帰無仮説が間違っているからです

そこで『AとBと同じ効果である』という仮説を棄てる(棄却)ことでことで

『AはBよりも効果的である』と主張することができます

では有意差があるといえるp値は
Read 9 tweets
Nov 25, 2022
大雨・台風の時は
『海辺川辺に行くな』
『急に深くなるから水溜まりに気をつけろ』
『雨に濡れると体温を奪われるから防寒をしろ』
『看板が飛んで来ることがあるから頭を守れ』
『停電に備えてスマホを充電しておけ』
『早めに避難しろ』
『避難が危険な場合は家の中にいろ』
果てしなく命令します
地震の時には
『火を消せ』
『倒れやすい家具や窓ガラスから離れろ』
『頑丈なテーブルなどの下に入れ』
『あわてて家を飛び出すな』
『津波の恐れがあるから海に行くな』

NHKは注意・命令して国民の生命を守ることが務めだと信じています

極めつけは
『直ちに命を守る行動をとってください』です
危険への対処は個々の考えで行えば良いのに国民全員に注意喚起して一律に備えさせようと躍起になります

コロナに関しても同じことで
『マスクしろ』
『人に近づくな』
『手を消毒しろ』
『ワクチンをうて』
『検査を受けろ』
『高齢者と会うな』

台風・地震は数日ですがコロナは3年間毎日やってます
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Aug 18, 2022
あなたは次のどちらの仕事が好きですか?

a)個人の独創性が奨励され、それを発揮できる仕事

b)特定の個人に特権が与えられることなく、全員で一緒に働くことのできる仕事

アメリカ・オーストラリア・イギリス・スウェーデン・オランダの回答者の90%以上はa)、つまり個人の自由という選択を選んだ
一方、日本・シンガポールの回答者のうちa)を選んだのは50%以下だった

ドイツ・イタリア・ベルギー・フランスは両者の中間だった

調査対象は世界的なビジネスセミナーに参加した中間管理職
なので一般従業員よりも独立志向は高いはずですがこの結果となりました

東西文化の価値観の違いが際立ちます
『個々人の区別』と『集団との調和的関係』という二つの価値観のどちらに重きをおくか?

それを考えることは、コロナを初め様々な問題に対する西洋と東洋の違いを理解する一助になるでしょう

上記のエピソードは『木を見る西洋人 森をみる東洋人(リチャード・E・ニスベット著)』からの引用です
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Aug 17, 2022
第7波(6月下旬から8月半ばまで)

当院のコロナ病棟に入院した51人の平均年齢は80.8歳(中央値83歳)

50代…2人
60代…6人
70代…12人
80代…20人
90代…10人
100代…1人

院内…20人
施設…17人
自宅…14人

ワクチン0回…5
1回…2人
2回…9人
3回…25人
4回…3人
不明…7人

認知症あり…32人(63%)
コロナ肺炎(スリガラス)…3人
嚥下性など他肺炎…15人

入院時に酸素投与必要…12人

当院は中等症対応ですが人工呼吸器が必要な重症に移行した人はいませんでした

コロナ特有の治療としてはベクルリー29人、ステロイド10人

抗菌薬や点滴までの治療が18人

死亡は2名でいずれもコロナ肺炎なしですが
嚥下性肺炎を『COVID19関連肺炎』と診断していますので統計上コロナ死亡にカウントされているはずです

高齢だけではなく複数ハイリスク者がほとんどですが

10~12日で施設や元の病棟・自宅へ戻っていきます

心身の衰えが進むことはありますがそれは隔離してリハビリも中止していたからと思われます
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