【真剣に、海由来の出汁素材がやばい話】

昆布、北海道全域で最盛期の30%
鰹節、全国で最盛期の50%
煮干し、全国で最盛期の50%

ここまで生産量が減少しています。
真昆布は、殆ど天然が取れなくて、養殖の2年物もほぼなくなりました。
これまで最も安定していた日高ですら、昨年は超不漁。
海水温も高いため、冬場もウニが活動をやめず餌を食べ続けた結果、海藻がなくなっています。
ウニは飢餓に強いので、めちゃくちゃ増えているのに、身が入っていないのです。

近海カツオが上がりません。
なのに、これまで北上しても気仙沼辺りどまりで年を越すことなく戻っていたカツオが
今年は1月まで『函館で』水揚げが『群れ』で続いていました。
脂の乗りも良く、鮮魚で食べるにはいいものだそうですが、そんな脂の乗ったものは鰹節には使えません。
質や大きさや群れの移動が、大きく変わっています。

カタクチイワシの稚魚が、育ちません。
共食いしています。
変に脂の乗ったカタクチイワシが増えて、煮干しにした時に脂が回りやすくなっているものが増えました。
質の良いものがほとんど出回らなくなっています。

皆さん、日本の食卓どころではなく日本の和食の文化の出汁、それも上質なものが消えつつあります。

海の状況、一度皆さんも考えてください。
ちなみに、昆布もかつお節もいりこも、『不足して』います。
問屋が必死に駆けずりまわって、商品を確保しています。
だけど、もうそろそろスーパーから商品の品目減っていくか、原料が中国とか海外のものに変わっていきます。
塩昆布とかの原料、確認してください。
そのかつお節、本当に国産ですか?
せっかくバズったので…
昆布の危機のことを、めためた発信してる大阪の昆布土居さんが、今度 #万博 のデモキッチンでお話されます。
昆布の現状、未来に繋ぐこと、そういった本当の意味での真面目なお話しをされます。
4/20,21,23の3日間です。
画像から詳細確認ください!

2025osaka-pavilion.jp/culture-and-fo…Image
Image
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May 2, 2023
【来社する和食料理人さんへのお願い】

すいません。
今回、すっごく上から目線な書き方します。
が、この内容は、弊社に対してだけではなく、社会人としてとても重要な事だと思います。

何を言いたいか、まず単刀直入に申します。
来社したら、『まずご自身で名乗って、用件を言って』ください。

なぜこんなことを書くかと言いますと、和食の料理人さんは、結構な割合で「名乗らず」「用件を言わない」方が多いのです。
弊社に入ってきて、声もかけず、挨拶もせず、名乗りも用件も言わずに、立って待っているのです。
事前にアポを取っていただいていたら、『何時ごろに誰々が来ます』と

社内共有できますが、アポなしで突然やってきて名乗りも用件もないようでしたら、こちらも戸惑います。(いや、アポ取ってても名乗るのは当然だと思いますが。)
特に製造が忙しい日や時間帯にそれをされると、本当に困ります。
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Dec 7, 2022
ちょっと泣けるお話

会社の電話が鳴った。
お名前が表示された。
名前が表示されるのは古くからのお客様。

電話に出ると、若くは無い女性の声。

かつお節を注文したいとの事で、話を伺うと、ご本人は初めてだと仰る。
ところが番号は表示されたままのものなので、疑問に思いお尋ねしてみる。

「恐れ入ります、こちらの番号は既に登録がされている番号ですが、お間違いありませんか?」
『え?…それって〇〇〇〇で登録されているんですか?』
「あ、はい。そうです。」
『…それ、父の名前です。』
「あ、なるほど!お久しぶりのご注文でしたので、念のため確認させていただきました!」

『こちらのかつお節だったんですね…』
「はい、丁度3年前の2019年12月7日に、前回ご注文をいただいておりました。」

しばらく女性が無言になって、そのあと、静かに鼻を啜る音が聞こえて驚いた。

声をかけてしばらく泣かれた後、落ち着かれるとポツポツとお話された。

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