75年前のこの時間、もうすぐ3歳の母は、比治山での演習に向かう兵隊さんにちょこちょこついて行っていた。よくある日常だった。庭先で洗濯物を干していた曾祖母が、いつもよりも妙に低い高度で飛んでいる飛行機に気がつく。「飛行機は時々飛んでたしね、普段なら気にせんのよ。 #広島原爆の日 でも、あの朝の飛行機はいつもと見え方が違ってね。なんかおかしい思うて、すぐ山駆け上がってRちゃん抱っこして、家に飛び込んだ途端に、ピカーーーー！って光って、次の瞬間には家の下敷きになっとった。
Rちゃんの泣き声が響いとって、慌てて起き上がろうとしても下敷きでしょ？