八條忠基 Profile picture
いわゆる「衣冠・束帯」「十二単」といった装束を中心に、公家社会の衣食住や行事儀式などをまとめた「有職故実」の勉強をしております。申し訳ございませんが、個別のご質問への対応は出来かねます。
Apr 6, 2021 5 tweets 1 min read
早くもタンポポが綿穂に。
しかし「タンポポ」というのも変わった名前ですね。
平安時代は「ふちな」「たな」と呼ばれていたようです。田の畦に生える菜、ということでしょうか。それがなぜ「たんぽぽ」になったかと言うのには諸説ありますが…… Image 『本草和名』(深江輔仁・918年)
「蒲公草 一名構耨草<上江項反、下奴豆反>・和名布知奈、一名多奈。」
Mar 26, 2021 5 tweets 1 min read
杉並の公園に「花喰い鳥」が。
これはワカケホンセイインコでございます。東京西郊で大繁殖している鳥で、50年ほど前、ペット商が売れ残りを放ったことから繁殖した、とも言われております。困った存在なのですが、西域の「含綬鳥」由来の「花喰い鳥」として、有職文様にも見かける風情ではあります。 ImageImageImage 「鸚鵡(オウム)」は日本にも古くから輸入されていました。

『扶桑略記』
「大化三(647年)年丁未十二月、新羅、上孔雀、鸚鵡。」

『続日本紀』
「天平四(732)年五月壬子《十一》。新羅使金長孫等廿人入京。五月庚申《十九》。金長孫等拝朝。進種々財物。并鸚鵡一口。」