トランプ勝利の要因についていろいろ分析があるが、あまり日本語で論じられていない点でかつ個人的に重要と思ったのが、今回の選挙は「男対女」という構図があり、トランプ陣営の特に若年男性層をターゲットにした戦略が功を奏したというもの。日本の暇空茜/Colabo問題にも通底するかもしれない。1/11 別に紹介した金成氏の良記事で、民主党の変質によりラストベルトのブルーカラー労働者が民主党離れを起こしたことはよくわかるが、これは2016年の選挙ですでに起こったことでもあるため、今回は何が違うのか調べていると、トランプ陣営が2020年の敗戦後からアプローチを変えたことがわかってきた。2/11

移民に関するデマが大好きな極右自称著述家めいろま、今日もせっせと「イスラム教徒を入れると給食から豚肉が消える！イギリスを見ろ！」とウソをついていますが、では本当にイギリスの給食からは豚肉も牛肉も消えてピザとパスタと芋と豆だけなのでしょうか。検証してみましょう。1/10 うちの娘の通っている学校ではだいたい4週間サイクルでメニューが変わりますが、普通に牛肉や豚肉を使った料理が見られます(Sausageは豚肉のソーセージ)。一方でハラールの鶏肉や羊肉、ベジタリアンのメニューもあるので、どうみても豚肉や牛肉が消えてハラールだけになるわけでは無いようです。2/10

イギリスの暴動を見て、今移民をめぐって国民の怒りが沸騰しており、それが暴動に繋がったと信じている人も多いかもしれない。暴動は反移民デモであり、国民が移民にうんざりしていることを示している。移民を大量にいれるとイギリスのように社会が崩壊する。

本当にそうなのだろうか。 1/14 まず大前提として、イギリスへの移民は増加している。移民減少を意図してEU離脱が行われたが、皮肉なことに2018年の国外投票移民は急増し、2023年には120万を越える移民がやって来た。イギリスを離れる人を考慮しても、同年は人口が68万人(全人口の約1%)増えたことになる。2/14

イギリスの女児3人刺殺事件。ポストするか迷ったが、デマがかなり広まっているので抵抗の意味も込めて↓

7月29日にマンチェスター郊外サウスポートで、小学生のダンスイベントにナイフを持った17歳の少年が現れ、次々に子供達を刺し3人の女の子が亡くなるという本当に恐ろしい事件が起きた。1/11 イギリスでは一部地域で移民をめぐって緊張が増しており、移民特にイスラム系移民を嫌う極右はこの事件に飛びつき犯人はイスラム系というデマを拡散した。

事件後、警察から犯人はルワンダ出身(大多数がキリスト教徒)の両親を持つウェールズ生まれのイギリス人という情報が流れたにも関わらず、2/11