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Jun 24, 2023 7 tweets 1 min read
クーデターを起こそうとする奴が現れた場合、歴史的にはロシア軍将校たちは中立を守ろうとするケースが多い。要するに将軍たちの何人かが軍を扇動しようとしても全軍的な決起になりにくい。91年も93年もそうだったのでエリツィンには軍に対する深い不信感が残った。 これに対して内務省は割と明確にエリツィン寄りの姿勢を取ったので、エリツィンにとって頼りになる軍事組織は内務省だった。あとコルジャコフの警護総局を信頼した。プーチンは周知のように出身母体のKGB系機関を重視したが、2016年には内務省から国内軍を独立させて大統領直属の国家親衛軍にした。
Jul 17, 2022 6 tweets 1 min read
野口先生が紹介しているリアリスト的な説明も分かるのだが、しかしこれが本当の理由だ、と見るにはまだ弱いとも思う。もしプーチンの2/21と2/24演説が述べるような、ウクライナへの西側軍事プレゼンスの拡大の可能性がそれほど差し迫った脅威であったようにはどうにも見えない またもしこのような理由で戦争を始めたのだとすると、スウェーデンやフィンランドのNATO加盟については音なしである理由もよく分からない。パワーバランスの話はどちらかというと開戦の口実であり、そのストーリーがリアリスト的な世界観とよく合致しているという話ではないだろうか
Jul 15, 2022 7 tweets 2 min read
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Apr 12, 2022 5 tweets 1 min read
征服地で男たちを殺し、女は犯し、財産は略奪するロシア軍、もうほとんどコンスタンティノープルの陥落みたいな世界になっていて、マーティン・ファン・クレフェルトが30年前に「これからは原始的な戦争の時代がやってくる」と予言したことを想起しないではない。ただクレフェルトはそれを核抑止と(続 国家システムの衰退という文脈から予測したのに対して、ロシアの戦争は核抑止力を持たない相手に対して、しかも自らはガチガチの権威主義国家の体制を敷いた状態で望んでおり、起きていることは似ているがメカニズムは違うのでないかという気がしている
Oct 28, 2021 6 tweets 1 min read
ポーランド陸軍が30万人になるとするとロシア陸軍(28万人くらい)を上回ることになるぬ。しかもロシアは各正面に分散してるから、欧州正面での戦力比がひどいことになりそう 国家親衛軍みたいな準軍事組織を解体して連邦軍に統合してしまえば陸軍も45万人くらいまで増やせるのではないかと思うが、ああいう大陸国家は外の敵だけでなく内なる敵(分離独立勢力や、ロシアが西側の手先と信じる民主派)も怖いのでこの分の負担が軽減できない
Sep 12, 2021 10 tweets 1 min read
霞ヶ関関係のレクチャーは愛国心でやってます、という有識者は多いと思うけどそろそろ「それやとこんなもんしか出まへんで」と言った方がいいと思う。そもそも我々の商売は広く売れるものではないのでちゃんと値段設定しないと生活の心配のない大学教員か年金生活者くらいしか外交安保の話をしなくなる ということはつまり知識を売り込めるシンクタンクというものをやはり日本に作りたい訳なのですが