うぃっちわっち(丁稚) Profile picture
中指トリガーを推奨する会日本支部会長
Dec 30, 2024 5 tweets 2 min read
中国の「第6世代機と“思われる”」画像が出て来てバズってましたが、私はこれ見て腹抱えて笑ってました。
「そんなに面白い事ある?」と思われるでしょうけど、何が一体そんなに面白かったのかを以下に↓ Image
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賑わってたのは初日だけで追加情報が無かった事からすぐ鎮静化してしまいましたが、画像から推測される点はかなりの大型機っぽい事から「FB-22の様な戦爆なのでは」と推測されてました。
また、「第6世代機」という点もそもそも第6世代の定義自体がまだ無いのでそう呼称する事に無理がある、と識者の意見が出てました。

私自身の個人的な感想としては、「中国はこんな飛行機も作れる世界の技術を先取りしてる偉大な国であり、そんな国と戦っても負けるに決まってるんだからとっとと屈服しろ」という中華プロパガンダの一環で、リーク情報の体を為した「中国凄い」ムーブの延長だろう、です。

まぁ確かに60~70年代の米国みたいに新規の軍用機をバカスカ作れる現代の中国の経済力はとんでもないんですが、一方で要求されている(と思われる)仕様をクリアするのに必要な技術が足りてない、という現代中国の懐事情が垣間見える情報でもあるんですねコレ。
Dec 30, 2024 11 tweets 1 min read
欧州自動車勢の経営不振報道で一旦落ち着いてた「EV過激派の純BEV推し」が再燃しております。
欧米の関税強化で売れなくなったので日本に売りたくて仕方ないんでしょうけど、まぁ無理ですわw
そんなEV過激派の皆さんが拡散してるEVの何がダメなのか?ってお話を以下に↓ Q :「日本の自動車メーカーはEVで出遅れてる」って本当ですか?
 
A:日本のメーカーは石油ショック以降ずっとEVの開発・販売をしていて、出遅れてるのはむしろ欧米で中国に至っては自動車産業自体で出遅れてます

産油国を旧植民地に有してたりロシアやアフリカや北海からパイプラインで天然ガスを湯水の様に引き込んでる欧州や、自国が最大級産油国である米国と違って100%近くの石油を輸入に頼ってる本邦にとって石油の枯渇はモノホンの死活問題であり、90年代辺りから「環境ガーCO2ガー」なんて騒ぎ出したファッションでエネルギー問題やってる連中とは格が違うのです。

「鉄腕ダッシュ」の「車だん吉」覚えてます?
ハイゼットのEV仕様車に太陽電池パネル載せて走らせてたアレ、特別仕様車ではなくカタログモデルで、お金出せば一般ユーザーでも購入出来ました。
っていうかですね、丁度アレ作ってる頃に前橋のダイハツ車体に出入りしてましてね、検査場の脇に寄せられて組み上げされてたの見てました。

まぁ、売れてませんでしたわw
あの型のハイゼットが出た時って軽が新規格になってまず乗用車が出てしばらくして軽トラとバンが出たんですが、それまでの3倍近い生産台数になって毎日数百台のガソリン車が出て行く傍で月に何台売れてます?って程度で、工場創業以来の稼働状況で毎日が地獄絵図の一般製造ラインの方々から「あんなもん作る余裕があるなら人手こっちに回せ」「せめてバックオーダー捌けてからやれ」などと工場全体のヘイトを一身に浴びてましたw

まぁ、当時はハイゼットみたいに一般ユーザー向けに売られてた例は稀でしたが、例えば配送業務用のバンとか路線バスとかお役所の公用車とかで「社会実験」として導入されてた例は全国にあって、ちゃあんとノウハウを蓄積していたのです。
Dec 1, 2024 9 tweets 2 min read
「ロシアは経済的に破綻すると米国が分析してる」なんていう話がTLに流れて来るくらいに「ロシア経済破綻説」が浸透して来ました。
開戦初年度から「ロシアは経済破綻して負ける」と主張して来た者としてはやっと目処が付いてひと段落してます。
ここでこれまでの経緯と今後の予想を長文で↓ 私がロシアが破綻すると確信するきっかけになったのは、為替の動きからでした。

大きな戦争や災害の様な世界の経済に取ってネガティブな事が起きると『円高』になる、という為替の動きはバブル期以降為替の『鉄の掟』で、それは災害が日本で起きても同様という徹底した物でした。
東日本震災の時はただでさえ民主政権で円高になってたのに更に円高になり、それでなくてもインフラ破壊で停滞する羽目になった国内製造業は白目を剥くことになりました。

それくらい『ガチ』な『大惨事=円高』の図式でしたから当然ロシアのウクライナ侵攻でも起きると考えるのは当然で、しかもロシアは一応『演習』という建前ではありましたが1ヶ月以上前からウクライナとの国境線に軍を配置して囲むという分かりやすい前置きしてたので、おそらく世界中の投資家が開戦の報が入ったらエントリーする気満々でスタンバイしてたと思われます。

…ところが、いざ始まってみると為替は円安方向に大きく動きます。
そらもうビックリです。
それこそ『万有引力の法則』がひっくり返ったくらいの衝撃でした。
木の枝からもげたりんごが地面に落ちずに空高く舞い上がって行ったら大抵の人は驚くでしょう。

とはいえ、そういう理不尽が起きるのも為替の常で、私は『鉄の掟』と書きましたが、その掟は鉄みたいなフリして意外とフレキシブルで、忘れた頃にサラッと裏切ったりします。

分かりやすい例が北朝鮮のミサイル発射に伴う動きで、当初北朝鮮がミサイル撃ち出して大きなニュースになってた頃、一部の投資家がミサイル発射の報に連動して為替が円高に動いている事に気が付きます。
日本だといつも早朝か深夜でしかも相場が動いてる時間は短く、24時間体制でチャートと報道に張り付いてる人か、「この時間にミサイルが撃たれる事を分かってる」人じゃないと対応出来ない事から「北朝鮮が為替にエントリーしてミサイル打ち上げで稼いでるんじゃないか?」なんて言われたりしてました。
当然私もそんなのに乗っかれませんでしたがその話を聞いて以来ミサイル警報で目が覚めた朝はTwitterとドル円チャートを開くのが習慣になりました。

そんな事が続いていたある日、確かその日は私の住んでる地域では警報ならなくて朝起きてTwitter開いたら軍事クラスタの皆さんが「北朝鮮がまた撃った」と書いてたのでいつもの様にドル円チャート開いたらローソク足が円安方向にガッツリ動いてました。

…うっわ怖っわ!

おそらく世界中で即応してた投資家が口座吹っ飛ばしたんじゃないですかね?

こんな感じで『鉄板馬券』と思わせておいてある日突然裏切られる事があってそのダメージは今までコツコツ稼いで来た分を一瞬で失いかねない。
なのでエントリーは慎重に、というのも為替界隈の『鉄の掟』でもあります。

北朝鮮のミサイル発射に伴う為替の動きはこの時以降急速に鎮静化してミサイル発射の報道があっても相場は動かなくなってしましました。

まぁ、こんな風に相場が逆に動く事はままあるのですけど、大抵はそれまでに何度かお約束通りに動いた後なんですよね。
初手からいきなり逆ってのはちょっと記憶にない。

前例と言っても「阪神が優勝する」位の確率でしか起こらない珍事が前置きもなくいきなり起きた事が「この戦争、おかしいぞ?」と思った最初の事象でした。
(まぁ、その後おかしい事が次々と起こる摩訶不思議な戦争だったのですが)
Oct 20, 2024 8 tweets 1 min read
「中国には勝てないんだから〜」って話はTwitter(X)ではあまり相手にされてませんし実際シミュでは中国さん苦戦の上で負けるんですけど、今や米軍に次ぐ規模の大規模な軍隊が何でこんなにショボいのかというと中国軍は「他国と戦争する事をあまり考えてなかった」からっていうお話を↓ Image 「他国と戦争する事を考えてないって何だよ侵攻を考えてないならともかく侵略される事はこちらの都合で起こる事じゃないからそのつもりが無くても備えるだろ」
支局真っ当なご意見でございます。

…しかしですね、中国さんって他国から侵略されるかも?と備えてる様子がとんとないんですね。
かつて本邦に侵略された過去から非難はするんですが、自衛隊や米軍による攻撃や上陸侵攻に備えて装備を揃えたり部隊編成したりしてる様子が無いんですね。

それどこか、2010年頃に尖閣諸島で揉めた時に中国が尖閣諸島上空を「防空識別圏」に設定したんですが、それまで中国は防空識別圏を設定してなかったんですよ、北京の上空でさえ。

更に、そのせっかく設定した防空識別圏、宣言した当日の夜に中国の偵察機がパトロール飛行してるそうなんですが、自国による管理主張らしいのはこれっきり。
その3日後に米軍機が、更にその2日後に自衛隊機が尖閣上空を中国への事前通告無しに通過したのですが、防空識別圏宣言した中国は通過機に対する処置を取らないどころか監視さえ行っておらず、米軍機や自衛隊機が通過した事実を確認したのは後に米軍や自衛隊からの発表を報道したニュースを見て知った、なんていう有様。

イスラエルがイランにやられた様に大規模なミサイル攻撃受けたらほぼノーガードでやられ放題なんやろな、と仮想敵国ながら心配になりますよ、えぇ。
Oct 13, 2024 6 tweets 1 min read
そうそう、カネなんすよw

でね、技術屋をバカにする連中は開発にカネ突っ込めば技術は進展する、なんて寝ぼけた事を言う訳ですが、そうじゃない分かりやすい例を出しますね。

例えば電池。

世間じゃEV需要でやれ全個体だの湯水の様に開発費突っ込んでます↓ そもそも電池なんて日本で鉛蓄電池が発明されて以来、軍需を始めとした戦略物資で世界中の国と企業で開発競争行ってるんですよ。

その発展具合を皆さんが一番実感出来るのが携帯電話の電池。

80年代後半に携帯電話が登場した時、それ以前にあったウォークマンの様な携帯オーディオ用の電池として需要があった Ni-Cd電池が流用されたのですが全然容量が足らなくて、それまでは高額で一般には使われてなかったニッケル水素やリチウムイオンが使われ出します。
それでも1日に何度も電話してれば半日持たない程度だったので、ハードユーザーは交換用電池をいくつか常備してないといけませんでしたし当時の携帯電話充電器には携帯本体挿す場所の他に電池単体を充電する場所があるくらいでした。

で、それからだいたい半世紀、カネを突っ込めば技術が進展するのなら1回充電すれば1ヶ月くらい余裕で使える携帯電話が出て来てて当然なんですけど、実際にはあなたの手に持ってる物のまま。

技術の進展なんてそんなもんです。
Aug 25, 2024 8 tweets 2 min read
何度か書いてる話ですが折角なので。

ソ連崩壊以降航空宇宙産業など国外への需要があった一部の産業を除いてロシア国内産業はソ連崩壊前後から技術の更新をほぼ停止。
そのまま生産を止めてしまった産業は技術継承されずに消滅、辛うじて生きてたとこは未だに当時の製品作ってる(LADAとかUAZとか)

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で、その辛うじて生き残ってた航空宇宙産業の需要があった理由は「お値打ち価格だから」で、需要があったから稼働していたとはいえ研究開発にまで回す余裕はあまり無くて技術の更新は殆どなされてない。

なので、ロシアの地場産業はソ連が崩壊した1990年前後の頃のままで、それは軍需産業においても同様。
ソ連時代に作ってた物は作れるが、それ以降の技術は存在しないので作れない。

しかし、西側の装備はソ連が破綻して以降も更新されていて、特に目覚ましかったのが電子製品、コンピュータや通信技術の発展がもううなぎ登り。
ソ連崩壊以前なんてようやくプッシュホンが普及し始めた頃だったのに、今や固定電話を使わなくなってしまう有様。
これは軍用装備に付いても同様なのです。

現在の西側とロシアの装備の差は主にこの電子装備の差。

米国でジョブスとかゲイツとかがアレコレやってた頃、ロシアは飯も食えなくて自宅の畑でじゃがいも植えてた。
最近はようやく金回りも良くなったので欧州から機械買ってカリーニングラードに半導体製造工場作ったんだけど、設備はあってもノウハウ皆無なので西側水準の物は作れない。

とはいえ、装備は西側水準じゃないと話にならない。
実際、T-14やSu-52は西側最新モデルも凌駕するくらいハイスペック。
しかしどう考えてもロシアにそれらに必要な半導体などの電子部品を作るスキルは無い。

私も前々から不思議だったんです。
ロシアの最新戦闘機ってグラスコクピット化されて計器類は液晶化、電子部品もどう考えてもロシアで作れそうな物じゃない。

…どうやって作ってるんでしょう?Image
Aug 17, 2024 9 tweets 1 min read
ウクライナ軍がクルスク方面に越境侵攻して以来ミリクラ界隈は未だにその意図が分からず混乱しています。
で、私は侵攻の一報が入ってその規模が機甲部隊擁する規模の大きな部隊だという話を見た時点で「仁川上陸作戦だ!」とポストしました。
その辺りのお話をまた長文で。 知らない方もおられるでしょうからまず「仁川上陸作戦」の話から。

「仁川上陸作戦」は、朝鮮戦争序盤に国連軍が行った水陸両用作戦です。

北朝鮮は6/25に38度戦を越えて侵攻を始め、9月の中盤には韓国軍を釜山周辺まで追い詰めます。
どう見ても国連軍絶体絶命な絵面な所に、マッカーサーは仁川から上陸作戦を決行します。

上陸部隊は総勢7万5千とそこそこ大規模なのですが、朝鮮戦争に参加した国連軍全体で260万なので全体の3%程度です。

しかし、補給線と退路を断たれる事になった北朝鮮軍はパニックに陥り、3ヶ月かけて押し込んだ38度線から釜山までの道程を半月で押し返されてしまいます。

作戦立案したマッカーサーが「オッズ5千倍の賭け」と称する通りの無茶な作戦でしたが、しっかり5千倍の払い戻しを受け取った訳です。Image
Aug 4, 2024 5 tweets 1 min read
中国経済崩壊ネタは私の十八番でして最もバズるネタでもあります(笑)

今回まとめるのは「中国さん、経済崩壊してんのに有効な復興政策をやってる気配が無いの何で?」ってお話。
このままだともっと酷い事になるのに何で対策しないのか不思議だったのですが、相互さんの話見てて納得出来たので長文↓ 中国経済崩壊を政府が止めに入らない理由①:TOPが分かってない

習近平氏は就任以来ずっと中国共産党の主席を務める事実上の中国の独裁者です。
その就任期間は中国経済が右肩上がりだった時期がほとんどで、指導者としてはイケイケゴーゴーしか経験していないでしょう。
また、習近平氏は経済に明るくなく、共産党の指導者が経済の専門家だったら不動産バブルは起こらなかっただろうなんて話もあります。

…そりゃあね、中国の人口の2.5倍が入居出来るだけのマンション建てるとか正気の沙汰じゃない。
インド人とインドネシア人が全員まとめて引っ越して来れる規模ですもん、どう考えても無理がある。
それでも当時は投機目的で売れてたので、素人の習近平氏には「儲かればヨシ!」くらいの気持ちだったんでしょう。

そんな人が、バブル崩壊の後始末をせねばなりません。
これから中国の景気は急速に冷え込みます。
ここでパニック相場的なハードランディングになると復興に時間がかかりますしどうかすると復興そのものが困難になりかねません。
場合によっては国家が持たない。
なので市場がパニックにならない様に中小企業を支援したり公共事業を増やしたりして経済を回さなくちゃならない。

なのに政府が手助けするのは大企業ばかりで中小企業はコロナ禍のロックダウンで生き延びた所も青息吐息なのに、この不動産バブル崩壊でトドメ刺されて屍累々。

本当に何かしてる様子が無いんでおかしいだろ?と思ってたんですけど、なるほど習近平が景気の良い時期しか知らないから不景気対策なんて分からないしどうかすると対策が必要な事も分かってなくて「放っておけば治る」程度の認識だとするとありえるのですよ。

しかもあのオッサン、国民が経済的に困窮してて困ってるのに増税までしてるんですよw
「増税メガネ」と呼ばれたキッシーでさえ結局やってないのにw

現在中国政府肝入りのEV事業も頓挫しかけてるし、文革や大躍進と同じ轍を踏むのは既定路線っぽいです。
Jun 30, 2024 5 tweets 1 min read
中国経済がガッタガタなのは皆さんもうご存知だと思いますが、現在の中国は経済だけでなく社会も崩壊しかけていて経済復興の片鱗さえ見えない状況の様で、中国ウォッチャー界隈が頭を抱えております。

そんなお話を幾つか。 TLに流れて来た話で、現在中国は家庭崩壊の危機に直面していると。
我々日本人からすると「はぁ?」って話ですが、中国人には国家の危機よりも深刻です。

どういう事かと言いますと、これまで特に反日的な事言って無かった家族が「やはり日本人は悪である」的な事を言い出した、らしく。

靖国の件や米国人殺傷、日本人学校スクールバス襲撃の件と立て続けに外交問題に発展する事件が起きまして、中国政府は国民に冷静な対応を求めるって程度の事を言う程度で特に強い対処を行いませんでした。

最初この中国政府の消極的対応は国民が強い対処に対する反感を持つ事を恐れてるんじゃないか?と思ってたのですが、それとは別に明らかに状況が進展悪化してるのを放置している様にも見えるのですね。

これ、2012年の反日デモの再来っぽいです。

あの当時は尖閣で揉めてた頃でデモ自体も官製で、日本側が毅然とした態度を変えないと分かった時点でサッサと収束しました。
ぶっちゃけ、デモ隊が暴れ過ぎたせいで自国の被害が深刻だった様に見えました。

で、今回は政府はむしろ慎重で冷静な対応を国民に呼びかけてますが、決して制止はしていません。
靖国でオイタした彼も早速活動再開しています。
アレを見て「じゃあやって良いんだ」と思う中国人は少なくないでしょう。

その状況は、日本企業で働いてる人や日本企業と取引してる人、日本の文化が好きな人にとってはもう「悪夢」です。
で、そうなると日本で言う「つべ動画見てネトウヨになる親」みたいな感じで家庭内に突如反日家族が現れます。

日本のネトウヨは口ばっかりですが、あちらの反日さんは皆さんご存知の通り実行します。

家族が突如反日過激派になって親日認定されたらどうなると思います?
それはもう「悪夢」では済まされません。
Jun 5, 2024 6 tweets 2 min read
靖国の中国人の件、TVで報道されるまでの騒ぎになってネトウヨ各位はお怒りのご様子ですが、私は「コレは中国もうダメだわw」と笑ってます。
今迄中共政府が散々煽って来た「反日運動」で自国民が自家中毒起こして機能不全に陥ってるのですよ。
てな感じの「中国がどうダメなのか」って話を以下長文。 現在の中国はかなり深刻な経済低迷に悩まされてます。
その主な要因は3つ。

①米国による経済制裁
②コロナ禍対応の失敗
③不動産バブルの崩壊

①はトランプ爺の時に行われた米国による対中国政策で、これはどっちかというと制裁というより優遇措置解除の意味が強いです。
中国は冷戦終了後すっかり落ちぶれてましたが、日米欧からの投資や技術支援によって世界第二位のGDPを誇る経済大国に成り上がりました。
これは特に米国に対しての関税優遇処置によるところが大きかったのですが、トランプ爺がこれを「不公平だ」と撤廃したところ中国がこれに反発して対米国への関税を上げて、それ以降中国は輸出を当てにせず内需を回す方向にシフトします。

…そこに②のコロナ禍です。
ご存知の通り中国は強行なロックダウンでコロナ禍を防ごうとしましたが、既に世界規模でパンデミック起こしてたコロナを国内だけで防いだ所で外から入って来るのは分かり切った事です。
武漢で騒ぎが始まった時にコレやってくれれば世界的なコロナ禍を防げたかもしれないのですが、まぁ済んだ話です。
で、この強行ロックダウンで拡大させる予定だった国内需要は完全死亡して、中国の米国抜きでの経済発展はいきなり窮地に立たされます。

「泣きっ面にハチ」って言葉がありますが、③は正にそれ。
不動産投資は中国の内需拡大を刺激する起爆剤的な扱いだった事もあり中々にヒートアップしてましたが、バブルはヒートアップが過ぎるとハードランディングになります。
当初は投資家筋の人達は「あれだけデカい経済規模の中国だから大した事にならんだろ」と楽観視してましたが、実情が報道され始めるとそんな声も消えてしまいました。
中国の全人口の数倍の人が入居出来る数のマンション作ってたとかおい社会主義国家何やってんねん案件です。
私はこれを「現代中国版チューリップバブル」と揶揄しましたし、正直規模的にチューリップバブルを凌駕してる可能性高いので「世界三大バブル」のランキングの入れ替えが必要なのでは?と思ってます。
Apr 1, 2024 7 tweets 1 min read
親露派さん達には個々の事象に対して反論するより「戦争やって国家破綻する流れがロシア革命・ソ連崩壊と同じなんで今回も一緒」と指摘するのが効く。
「今回も同じとは限らないだろ!」くらいの反論しか来ないので「今回は前回より酷い」とその内容を説明すれば詰み。 どれくらい酷いかって言うとまず死傷者。
アフガンでは約10年で10万人の死傷者が出ましたが、ウクライナでは既に40万人を越えてます、年間平均だと20倍。
そしてGDP辺りの戦費は7.5倍だそうで。
これで前回・前々回の様にならない、という主張には無理がある。
Jan 21, 2024 12 tweets 1 min read
ウクライナがどうも負けてしまうかもしれないというニュースがいくつかまとめて入って来たのでいつもの長文。 去年の初夏辺りから始まったウクライナの反転攻勢は当初快進撃でしたが、ロシア軍が後方に築いていた防衛線に当たって以降膠着状態が続いていて、東部に至ってはジリジリ押し返されてる状態です。

何が問題なのかというと、色々ありますがとにかく砲弾が足りない。

ウクライナ紛争が始まる前までは冷戦が終わって大国間の紛争が無くなるから今後多数抱えてる必要が無くなると思われてたので世界中の軍隊でリストラ対象になってた重砲と戦車が大活躍。
滅茶苦茶必要になったんでロシア軍も要廃になって放置してた戦車をリメイクして戦場に送り出してるし砲弾も民間人動員して製造してるっぽい。
モスクワ市内で謎の爆発・火災が起きてる原因はコレじゃないかって勘繰られてます。

勿論ウクライナ側にも大量に必要な訳で戦車なんかはNATO各国から供与されてます。

で、砲弾なんですがこれが間に合ってないらしいんですね。
Dec 31, 2023 7 tweets 1 min read
中国さん不動産バブル崩壊で絶賛経済破綻まっしぐらだとネトウヨ界隈で話題ですが、現在の中国の状況を聞く限りいやいや意外としぶといっぽいわよ?というお話をいつもの長文で。 皆さんは近代辺りを歴史の授業で習った際に、「世界大恐慌」というのを教わったと思います。
近代において米国が世界中を巻き込んだバブル崩壊で、日本でも銀行がバンバン潰れて大不況に陥ります。
これは日本に限らず世界中で起きた事で、その後の世界大戦へのきっかけにもなってます。

そして、これは教科書にも載っていた事ですが、その時にソビエト連邦は世界大恐慌の影響を殆ど受けませんでした。
それはソビエトが社会主義計画経済だったから、と教科書に書いてあったのを覚えてます。

この様に、社会主義国家は株式や為替の暴落自体が起きにくく、経済が破綻する事は無い、と教科書は説いていたのですが、私がその項を授業で教わってる頃はソビエト連邦がみるみる傾いて行ってる真っ最中で、何年か後にベルリンの壁は無くなるわソ連は加盟国を失って消滅するわで「破綻してんじゃん」と思ったもんです。
Dec 23, 2023 10 tweets 2 min read
「ロシア軍が押し返してる」「ロシア国内の経済状況は良好」等々、ここ最近ロシアのポジティブ報道が増えて来てたんで気になって調べてたらいくつか気付きがあったので以下長文↓ ロシア経済、好調みたいなんです。

GDP成長率、今年の頭まではマイナスでこのまま沈み込むんじゃないかとみんな思ってたのですが、2Qから怒涛の盛り返し。
GDP成長率5%前後をキープしてます。
経済制裁による物不足もほぼ解消してるらしく、枯渇すると思われてた携帯電話も第3国経由の並行輸入で十分な量を確保出来ているそうです。Image
Sep 17, 2023 5 tweets 1 min read
遅くなりましたが見解()をば。

スッゴい長文書いてたんですけど消しちゃいましてね…
心折れちゃってもういいやってなってたんですけど調べた結果はロシア軍の動向を裏付ける興味深い物だったんで「書かねば」と。
明日昼勤なんで寝落ちしたらごめん。

まず結果から先に。

・グロナス衛星測位システムは健在
・但し、現在のシステムはソ連時代の技術を使った物
・おそらく目標指示等の戦術目的での使用は存在しても限定的
・というか、軍だけでなくロシア全体が近代化改修出来ていない

↓解説はリプに
まず、この頂いたグロナス衛星打上記録に衛星の型式が載ってまして、MとK1ってのがあります。
wikiによりますと、90年代のソ連末期に開発されたのがM型で2015年に製造終了、以降K1型以降の近代化モデルに置き換えられて、21年からはK2,VKKと言った最新の衛星の打ち上げが始まり精度は0.1mにまで向上する、というスケジュールになっていた様です。

しかし、実際にはこの打上記録を見れば分かる通り、打ち上げたK1型は3セットだけで、現在も生産終了した筈のソ連時代の衛星を打ち上げています(こ辺の都合に付いてはwikiに記載無し、他のサイトでも日本語では見つからず)

おそらく、Su-57やT-14と同じく開発・製造が部品の問題で頓挫してるのでは?と推測出来ます。
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Sep 11, 2022 19 tweets 2 min read
ここ数日間ウクライナの快進撃が凄過ぎてみんな目を回してたのだけど、今日になってその全貌とカラクリが明らかになって来て唖然としております。
ひと言で言うと「みんなウクライナに騙されてた(ツイッタ民含む)」
リプで解説します。 まずウクライナ軍は南部ヘルソンへの進軍を始めます(8日頃)
南部のロシア軍機甲戦力を釘付けにした所でハルキウから東部ロシア軍占領地域へ温存していた機甲部隊による攻撃を始めます(9日頃)
これこそが陽動作戦ですね。
この東部のウクライナ軍が歴史に残るレベルのスピードで進軍します。
Nov 17, 2019 15 tweets 1 min read
TLにフェミの話題が溢れてるので、ふと思い出した昔話を。

私、界隈で悪名高い熊本出身でして(笑)小学生の頃に東京から転校して来た女の子(以後「東京ちゃん」)が同じクラスにいたんです。
まぁ実際地元の女子と比較して垢抜けてる子ではありました。 そんな自他共に認めるオシャレさんだった東京ちゃん、審美眼はあるんですけど自分で作る物は破滅的で、家庭科の度に女子数人のサポートの元にやっと課題クリアしてる始末。
特にオサレ者を自称してる身としては、服飾の授業は男子の目から見ても針のムシロでした。