大野左紀子 Profile picture
● 細々と文筆 ● 著書『アーティスト症候群』『アート・ヒステリー』『「女」が邪魔をする』他 共著『ラッセンとは何だったのか?』他 ● 連載「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」https://t.co/g01eDpjI4W ●「性の源にある暴力性の避け難さ」https://t.co/9CxF6eCOdJ
Mar 12, 2023 5 tweets 1 min read
RT 藝大に入ってから「表現したいことがない」となったり上には上がいることを知って病んでしまうの、90年代半ば以降によく聞くようになった。つまりギャラリーが卒展で青田刈りを始め、卒業と同時に華々しくデビューする人が出始めてから。早くマーケットに乗らないとダメみたいな考え方が蔓延した。 そして大学にトークに招いた有名ギャラリストに「どんな作品が好みですか」と学生が質問するような"異常な事態”(当のギャラリストから聞いた)まで起きてた。「早く売れなければ」圧の内面化が病を呼んだ要因の一つと思う。もう一つは、学べば学ぶほどいろいろやり尽くされているとわかってきたから。
Mar 11, 2023 9 tweets 1 min read
「男性身体は女子トイレ使用禁止。未オペのTGはオールジェンダートイレに」となった場合、オールジェンダートイレが、女性に埋没したいTGにとって「あの人はMtFのTG」ということを炙り出す装置になることのリスクをどう考えるか。それでも女性の安心を優先するべきかという問題は非常に難しいと思う。 オールジェンダートイレ設置には反対ではない。ただ銭湯や温泉と違い、裸体を見たりペニスの有無をチェックすることはできないため、未オペでも女性に埋没して生きたい/生きていると思っているTGが女子トイレを使用することを完全に禁じることはできない。結果「不安」と「不満」は双方に残るだろう。
Mar 10, 2023 9 tweets 2 min read
コラボ、仁藤氏、そして第四波フェミニズムへの批判。ただこの人がどういう立場から書いているのかはわからんかった。

柴田英里がフェミニズムの歴史から読み解くフェミニズムとは何か?フェミニストとは何か?現在の“フェミニズム”の問題点 - ブッチNEWS(ブッチニュース) bucchinews.com/society/7139.h… 第一波から第三波までが概ね欧米のフェミニズムを紹介しているように見えるのに対し、第四波だけ日本の状況が中心で、わりと堅めの解説文の体裁に「ネット民」とか「香ばしい」といった言葉が混じるのが、とても”らしい”感じがした。ある意味ではこの人も第四派の中に含まれるのかもしれない。
Apr 24, 2022 12 tweets 1 min read
なんか見たので書くよ。

>胸を強調しているわけでもない胸の大きな女性キャラ広告

この言い方はおかしい。「胸の大きな女性キャラ」なので、ちゃんと「胸を強調して」描かれている。主体は描き手。押し出されて宙に浮いたネクタイまでちゃんと描いた、描き手の表現の工夫を無視するべきではない。 >〜に国連が「性的搾取・女性差別」と抗議することは「胸の大きな女性キャラを公に出すな」という規範を醸成しようとすること

国連機関のアレには私も反対だが、この認識は現代女子メディア文化研と同じ誤謬。あれは「胸の大きな女性キャラを”男性目線の性的消費物”として公に出すな」という抗議。
Apr 24, 2022 4 tweets 1 min read
どこが「際どい社会人」なのかわからない。協賛企業の名を自分たちの名称に組み込むバリバリ資本主義の「健全」なアートコレクティブ。森ビル株式会社の運営する美術館が森美術館なのと同じ。 「何かあるんじゃないかしら」と期待させて”夢”を売るという点では、ホストクラブも美術館も同じだよ。「性」も「アート」もこの社会では同じ原理で売られてる。
Apr 24, 2022 10 tweets 1 min read
アーティスト集団チンポム改名へ 森美術館に「職業差別」と抗議 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20220… 今頃知ったがこれか。

>同館で開かれているチンポムの大規模個展「ハッピースプリング」(5月29日まで)の開催を巡り、同館からアーティスト側で約1000万円の協賛金を集めるよう要請を受け

なんでアーティストにそんなことさせてんだろ。まずそこから不可解。
Apr 21, 2022 9 tweets 1 min read
私のツイートが何の注釈もなく丸パクりされている。 一応元ツイートを貼っておこう。パクった人、2ツイに亘っているからつけてる→を取って1ツイだけにしているし、悪質。
Jul 6, 2021 5 tweets 1 min read
(ツイッターやってて、昨日締め切りの原稿出すの忘れてたわ!バカ!) (昨晩のんびり「トータル・リコール」観たり犬短歌詠んでる場合じゃなかったよ!)
Jul 6, 2021 11 tweets 1 min read
胸が強調されるぴったりした服を着ている胸の大きい人の「意図」は、「みんな、セクシーだと思って」かもしれないし「痩せてみえるはず」かもしれないし「胸が目立つけどこの服好きだからいいや」かもしれないし「好きな人に胸でアピールしたい」かもしれないし「女子だけだから平気」かもしれない。 それはわからないが、胸に視線が集まりがちな現実は現にある。そこで「性的な視線で見ていいか否か」という問題の立て方は間違っていて、そういう視線は避けがたく生まれる。見ない人もいるが、相手に悟られないようにしている人も多いはず。差別心は避けがたく起こるものだが、表に出さないのと同じ。
Jul 5, 2021 6 tweets 1 min read
「フェミはこれまで何でも性差別だと言って気に入らない表現を潰してきた(今回もそれだ)」という意見は結構見た。確かに行き過ぎなケースはあったと思う。私自身、ターゲットや狙いや背景や文脈を知ってやっと理解したのもある。ただ、疑問は呈しても「取り下げるべき」とまで主張したことはない。→ Twitterの議論は其々に恨み骨髄な人々がいるせいで極端vs極端になるのが常だが、私は広告一般に女性表象が使われやすいのは仕方ないと考えている。男女問わず女性性・イメージに惹かれる傾向を今から否定しても始まらない。また商業的なものについて基準を定めることは法的規制につながるので反対。→
Jul 4, 2021 9 tweets 1 min read
(私は文章が読めませんってわざわざ自己申告してこなくてもいいんだけどなぁ) (相手を「先生」などと皆目思ってない人の「先生」呼びは鳥肌が立つ)
Jul 3, 2021 18 tweets 1 min read
ほとんどの人は、公共なら性的な表象はNG、個人の表現ならOK、企業の広告などはケースバイケースくらいに捉えて、今回は不適切と言っているのに、「公共の場に私の嫌いなものがある、傷つくから配慮せよと言っている。「脆弱」を盾に取ってる」とか言う人は一体何を見てるんだ。 「脆弱なフリした図々しさ」か。しかし今回どこからそういう像を捻り出してきたんだ。「女性表象への批判者」一般が憎いあまりに、今回批判している人々を自分の一番嫌いな定型像に書き換えて藁人形叩きしてるようにしか見えないが、一部にはそれがあたかも事実であるかのように思われるから害悪。
Sep 29, 2020 16 tweets 1 min read
津田さんと柴田さんの議論を見た。あいトリなどの芸術祭について、「税金を投入され、「地域活性化」や「住民・市民の福祉や教育」の意義を課されている事業である以上、「地域住民・市民の名誉感情侵害」を筋立てることは可能」という柴田さんの意見だが、とばされている論点が二つあると思う。 一つは、市民の批判が出たのを口実に国が助成金を減らせるような、つまり間接的に国家が口出しできるようなシステムの是非。国家が「エログロ要素のある作品」や「政治的表現」を「国民への福祉・教育」を盾に排除するのは当然なのか。むしろ教育機会の放棄になるという見方もあるのでは。
Sep 26, 2020 4 tweets 1 min read
RT 芸術に政治を持ち込んでいると言って展示を批判していた人々が、自分達の展示では来館者の政治的立ち位置を確かめるのに笑った(笑い事じゃないが)。どんな政治思想の持ち主であれ「騒いだりしな」ければ入場を許可するのは、まあ普通か。 アカウント見に行ってだいたいどんな展示が想像がつくが、誰かリポートしてる人いるんだろうか。
Sep 26, 2020 5 tweets 1 min read
かなり前から夫は「TVで顔を見たくなくなった芸能人」にビートたけしを挙げていたが、最近それに草刈正雄とキムタクが加わった。「とにかくウザい」らしい。昔、ナンシー関が「田村正和が田村正和を模倣し始めた」という名言を吐いたが、それに似たことが草刈正雄とキムタクにも起こっていると思う。 草刈正雄は中年になって以降長い間パッとせず「真田丸」でブレイクを果たしたので、今の過剰な「草刈正雄」ぶりも大目に見てあげたい気持ちが個人的にはある。キムタクはなんというかまあ‥‥好きでも嫌いでもない。たけしは無残だと思う。
Sep 25, 2020 5 tweets 1 min read
RT 聞いてる側が「芸術=人々にとって良いもの」という暗黙の前提でいるのに対し、答える側が「芸術家にとって」の位相で答えているので微妙に噛み合ってない。しかし昭和天皇の肖像という極めて特殊な記号と「朝鮮人」という民族の表象の違いから説明するのも、相当面倒な話ではある。 文脈読みの機能しない外部では成り立たない現代美術の脆弱性と、「心を傷つけられた」が何よりも重要となった社会のムードを表す事件だったと思っている。
Sep 25, 2020 6 tweets 1 min read
RT 人の性欲は多形倒錯であると同時に、根本のところに不快を快に転化する倒錯性を刻印されているという話。確かに倒錯的でなければセックスなどできない。「不快なのでやめてほしい」問題とは別に(一定限関連するが)、快/不快とは何かを深く考える必要性。享楽とも結びつく。 先日のこのツイートが関係あるかな。「暴力性」は快でも不快でもあるようなもので、「原」は人の性の根本にある倒錯性に当たる。
Sep 25, 2020 9 tweets 1 min read
RT 美術も工芸ももともと貴族階級の文化で、貴族に憧れた武士や豪商が次のお得意さんになるなどして階級社会が支えていたものだから、それがなくなると徐々に衰退していくのは否めない。一般大衆が支えるのは難しいから、スポンサーの順番で言えば今は、大企業がその維持存続に貢献しないとならない。 「ちょっとした贅沢ができる」中産階級がどんどん痩せ細っていったのがこの30年くらいだと思うが、BIがどうたら言ってる中でこれ元に戻るんだろうか。
Sep 23, 2020 6 tweets 1 min read
RT 「女」とは一方に「男」を措定した上で成立する「幻想」だから男のいないところでは駆動しないが、ヘテロの「男」はその「幻想」を巡って集団になればなるほど闘争するよう仕向けられているということかな‥‥なんちて。たしかに、男性が多い場で互いの水面下のマウント合戦に疲れることがある。 そこで私は「女」ではないので、女性がいようといまいとヘテロ男性は複数になったとたんに、無意識にマウンティングの構えになるのかなと思った。ストレス多そうだ。それで、立場や年齢による上下関係をはっきりさせて、無駄なマウント取らなくて済むようにしているのだろうか。
Sep 23, 2020 4 tweets 1 min read
RT 逮捕された性犯罪者のアカウント知らなかったが、男性で「男性原罪論」を反省的に振りかざす人が信用できないのは、そうした反省は逆説的に反省できる自分への肯定となり開き直りに反転するから。極論すれば、安易に反省の姿勢を出してはいけない。反省で得られることの誘惑から身を守るのも大事。 「反省する主体」は「欲望する主体」を抑圧するのね。でも真実を無意識の中で把握しているのは「欲望する主体」だから、厭でもそれと正面切って付き合っていくしかない。
Sep 22, 2020 5 tweets 1 min read
夢を見た。私は金髪ベリーショートという20代半ば頃の髪型で黒のスリムジーンズを穿いている。歌手デビューすることになってて有名なバックバンドがついている。高校時代の友達でスペインに住んでいる人が私のマネジャー。「私、歌下手だよ?」と言っても聞かない。それが全部、体育館の中での出来事。 次の夢。なぜか婚礼衣装を着せられていて、友人の美容師が私にメイクしている。顔を相当白く塗られたようだ。友人は「大丈夫、大丈夫」と言いながら、どんどん私の顔に白粉を塗り重ねていく。「ちょっと、手とのギャップが凄いんですけど」と言うと「そうだね」と手も白く塗られた。非常に困っている。