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リサ| fashion creator
@birdgrassjp
\ファッションの知識を朝6時に発信/貧乏学生▶︎小さなオーダーメイド会社▶︎大手アパレル企業▶︎現在総合アパレル専門商社プランニングルーム所属|デザインとパターンを手掛ける人|アパレル学|ファッション・パターン(服の設計)学|洋服 の雑学|アパレル商社の裏話|日本の洋装の歴史|仕事のマインド|を主に投稿しています。
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Jul 30
•
7 tweets
•
1 min read
知って欲しい。日本の技術は宝です。
「貝ボタン」には日本の古い歴史的な技術があります。
日本の貝ボタン産業の歴史は古くて製造が始まったのが明治時代。
非常に古い歴史があります。
中国でも安い貝ボタンは作れるが、非常に闇が深い。
先日中国に高瀬ボタン(比較的安く作りやすい貝ボタン)を依頼した時の話で
サンプルに付いていたボタンが
依頼した「高瀬ボタン」ではなく、ポリエステルなのか?見たことのない白いボタンが付いていた。
疑問に思ったので工場へ電話した。
つづく↓ 「中国の縫製工場のアラサー女社長」=女社長
私 「サンプル届きましたが、高瀬ボタンが付いてないですよ。何でですか?」
女社長「あーそれね。もっと安い貝ボタンあったからね。」
私 「え?これ貝ボタンなんですか?」
女社長「そうよ。貝ボタン。」
私 「ポリエステルかと思いましたよ。」
女社長「違うよ。ちゃんと貝ボタン。」
私 「高瀬でもないし、白蝶貝でもないし、、これいったい何の貝ボタン何ですか?」
※白蝶貝(しろちょうがい)は最高級の貝ボタン。
女社長「あーあれね、真貝(しんがい)だよ。」
私 「真貝って、貝ボタのことですよね!これ何の貝なんですか!?」
※真貝とは、天然の貝殻を素材として作られた貝ボタン全体のこと。
女社長「何の貝かは分かりませんが、綺麗でしょ。」
私 「悪いけどポリエステルにしか見えないですよ。」
女社長「それはごめんでした。」
私 「ごめんじゃないよ。何の貝か分からないものを使える訳ないじゃないですか。」
女社長「分かった。高瀬ボタンですね。」
私 「ほんと大丈夫ですか……。?」
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Jun 3
•
7 tweets
•
1 min read
断言しますが「中国ファスナー」の「偽造」があるのは本当です。
中国のサンプルに何気なく使われていた「YKKの刻印」のあるファスナー。
サンプルの服が中国から届いた時に、いつもと違う違和感があった。
引き手にYKKってあるけど、こんなに「ピカピカ」してるのって無かったはず。
着てみると、引っかかってしまい引き上げづらい。
こ、これは!「偽造」だと秒で分かった。
確かめるため、すぐにサンプル作ったに中国の工場に電話した。
つづく↓ 「中国工場」=中
私「これローカルファスナーでしょ?!」
中「そう。あったやつ使った。」
私「え?あったやつって?」
中「前に作ったあまりがあったからね。」
私「余り?」
中「あれね、縫製工場にいっぱいあるから。」
私「引き手にYKKって刻印があるけどなんで?」
中「依頼があるから作ってるよ」
私「え!?どこの企業?」
中「それは教えられないよ」
私「今後絶対に使わないで!ほんとに。」
中「わかったよ」
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Apr 9
•
14 tweets
•
3 min read
日本の技術力を忘れないで欲しい。
不吉なこと言うけど、服の質がどんどん落ちています。
日本で服を生産していた時代は、今より「素材や作り」がしっかりしていて長持ちするし、縫製もきれいです。
これは一概には言えないけど少なからずみんな感じていると思う。
アメリカ関税の影響を一番受けているのが中国。
現代の日本アパレルは中国に頼り切っているのは、もう当たり前の世の中になっていますが、
これは、世界経済の激震でもあり、日本もこれから打撃を受けることとなるのは覚悟して欲しい。
私はアパレル商社で働いていて、パタンナーと言う服の設計士をしている。
先日、ある中国の縫製工場の上層部の女性が突然退社したときの電話でのやりとりで。
つづく↓ 突然、縫製工場を辞めると言い出した、中国工場上層部のアラサー女性社員=女社員
私「突然の退職メール、びっくりしましたよ」
女社員「突然すみませんです。」
私「なんで急に退職?」
女社員「違う業界に行くから。」
私「そうなんですね。でもこっちとしては困りますよ。」
女社員「はい。今後の引き継ぎは張の方が担当しますから。」
私「今まで、まともなサンプル上がってないけど大丈夫?」
女社員「張にみんな教えたから大丈夫ですよ。」
私「着丈が短い、身幅も小さい、ステッチもガタガタ、これではホントに量産出来ないですけど。」
女社員「私、今日までなんで張にこれからしっかり伝えてください。」
私「いやいや、一週間で引き継ぎなんて無理でしょ。」
女社員「だいじょぶですから。」
私「大丈夫じゃないですよ…。」
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Mar 27
•
12 tweets
•
2 min read
これ結構マジなんですが中国は日本に敵わない現状がある。
ひと昔前の日本と比べて「服の質が落ちている」ことを知って欲しい。
私はアパレル商社で働いていて、パタンナーと言う服の設計士をしている。
最近の衣類が
「ミャンマー製」とか「カンボジア製」などが増えていることを何となく感じている人も多いと思う。
それは
中国のアパレル産業は中国の物価が上がっていることもあり
縫製部隊を「東南アジア」へ拠点を移す傾向があるからです。
最近の出来事で、
中国工場が依頼しているミャンマー製の量産の仕上がりがヤバすぎて問題になった。
先日来日した中国人の女社長との商談でどう言うことなのか聞いた話で
↓つづく 「中国工場の女社長」=女社長
私 「遥々お越し頂きありがとうございます。」
女社長「今回の量産では大変ご迷惑をお掛けしてます。」
私 「サンプルでは全然問題なかったのに何でですか?」
女社長「サンプルは中国のサンプル班が作ってるからね。」
私 「え!?ミャンマーのサンプルでないと意味ないですよね?」
女社長「納期もあるからね。」
私 「そうかも知れませんがそれは言い訳ですよね!?」
女社長「これから注意しますから。」
私 「ウチの社員総出で検品作業がホントに大変でしたよ。」
女社長 「それは申し訳ないでした。」
私 「ミャンマー工場との連携が取れてないのが原因だと思いますよ。」
女社長 「取っていますよ。」
私 「取れてないですよ…。」
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Mar 11
•
7 tweets
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1 min read
袴(はかま」は日本の文化です。
日本の洋装には「歴史」があります。
日本で洋服を着る様になったのは明治時代の文明開化から。
欧州(ヨーロッパ)の古い歴史の文化からファッション界に受け継がれて今に至ります。
日本の袴は「着物」時代から「洋装スタイル」へ移り変わる歴史的な背景がある。
「パンツ」の様な「スカート」の様な。
そんな「あいのこ」が今も廃れずに残っているのはなぜなのか?
それは「不完全」な中に「完成」された「日本人が愛する美」があるからです。
卒業式で今でも定番になったのは理由があって
つづく↓
大正ロマン代表の「ハイカラさん」がしっくりきます。
優雅で、高貴なイメージが「卒業式」などの衣装として残った日本の文化でもある。
あの「はいからさんが通る」に描かれている「袴」に「ブーツ」は
令和になった今でも受け継がれています(諸説ありますが日本の歴史を変えた漫画です)
着物だと動きづらくて「学業に支障をきたす」ことから
「もっと」動きやすい「袴」を生み出したのは「日本」のオリジナルで「初めての洋装」のスタイルです。
あの有名な矢印の着物の柄は
「矢絣(やがすり)」といって女子学生の定番の柄でした。「矢は一直線に真っ直ぐ進む」という意味が込められており「縁起物」とされています。
「卒業式と言えば袴」その由来は、明治時代に入るころ、当初は着物で学業に励むことが多かった女子学生
「着物だと動きづらい」ことから学業に支障をきたすとされ、着物よりも動きやすい「袴」が誕生しました。
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Feb 9
•
9 tweets
•
1 min read
日本の後継者問題が切実な話。
これは以前働いていた会社での出来事。
その会社であるプロジェクトの企画をしていた。
日本製にこだわりをもち、生地から生産、すべてを日本のものづくりをするブランドです。
私は、名刺を見るとパタンナーという位置付けだったが、企画全般も管理するポジションでもあった。
ある日MD(一般企業の課長や部長と思ってください)が私のところにやってきて
「ごめん、出張行けなくなった。」と申し訳なさそうに言われた。
一緒に行くはずだった〇〇縫製工場の出張が他の商談とかぶってしまい、行けなくなってしまったらしく、私1人で行くことになった。
その日本の縫製工場は島根にある。
社長一台で築き上げた立派な縫製工場。長年の経験豊富な技術はすばらしく任せて安心な工場。
「一人で行くのか….」と不安もありながら、
飛行機の便が少ないから乗り遅れると最悪なので、目覚まし時計を3つセットして、なんとか5時起き。
MDに「いい菓子折りを渡すように」と言われていて
空港で売っていた東京名物の「人形焼」をおみやげに買った。
「雷おこし」と迷ったが、サクッとしていて私は好きだけど社長高は齢だしなぁ、、とお土産は気を遣うところでもある。
島根の空港に着くと工場の社長が待っていた。
つづく↓ 社長は多分70近いかなって感じの男の人。方言なのか滑舌が悪いのか、何言っているか分からないことが良くあるが、
気持ちの優しい職人さん。日本の衣類業界を長年守ってきた人。
電話では良く話していたが、お会いするのは初めてだった。
「これ人形焼です!工場のみなさんでどうぞ!」と社長に渡したところ
「わしゃー甘いもんすきじゃてー。やわらかいもんがえーじゃなー、わっしゃしゃしゃ。」
みたいな感じで言われ、なんとなく意味は伝わったが、とりあえず、喜んでもらえて良かったと思った。
空港から社長愛用のKトラで工場へ向かった。
工場は山の中にあり、澄んだ空気が気持ちよかった。
こんなに緑に包まれた環境は、息苦しい東京の淀んだ空気を吸っている私にとって生き返る思いがした。
工場に着くと白い大きな犬が待っていたかの様にしっぽを振って私の所へ近づいてきた。
社長が、ワシと同じでもう高齢なんだがねー。と言いながら、犬までも歓迎してくれている感じが嬉しかった。
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Dec 24, 2024
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6 tweets
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1 min read
本当のことなので何度も言いますが、服の質がどんどん落ちています。
日本の洋服産業が始まったのは明治時代からです。 ひと昔前の洋装技術は令和の服と比べると敵わない技術があります。
日本で服を生産していた時代は、今より「生地や設計」がしっかりしていて長持ちするし、縫製もきれいです。 一概には言えないけど少なからずみんな感じていると思う。
現在の洋服産業はファストファッションが主流の時代です。
つづく↓
かつて日本の衣類産業は日本製がほとんどでした。今は中国産業へと移り変わったのはみんなが知っている事ですが、残念なことに現在日本の衣料品は国内生産が2%を切っています。
「縫製」もそうです。現在中国では物価が上がり「人件費」や「物価」が上昇していることから「コスト」を下げるために、中国よりもっと奥の国「カンボジア」「ミャンマー」「ベトナム」「バングラデシュ」へ縫製工場が移りつつあります。
これ裏の話ですが、ほとんどと言っていい程、中国の傘下の縫製工場で中国が潤う産業なんです。(一部に日本や東南アジアの工場もありますが)
日本の洋服産業は明治時代から長年にわたり受け継がれて日本の技術は歴史の浅い安物ばかりを手がけている中国にはハッキリ言いますが敵わないです。