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爲末大 Dai Tamesue
@daijapan
元陸上選手です。スポーツで社会を良くするぞ。 ご連絡はこちらまで https://t.co/mOmT01NKWM
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Apr 12, 2024
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長文ファンの皆様おはようございます。
大谷選手がなぜ心理的に大変な状況であれほど活躍できているのか不思議な方がいると思いますので、一応スポーツの世界の理論で説明してみます。とは言っても、それ世界レベルで実行しているのは、想像もできないほど難しいはずですが。
大切なことは「分割」と「箱に入れる」です。まず分割はよく知られているストア派の哲学から引用することがわかりやすいと思います。
「コントロールできないことではなく、コントロールできることに注意を向けよ」
世の中にはコントロールできないこととできることが存在するとストア派は考えます。他人、過去などです。天気もコントロールできないし、自分が病になることや、寿命もコントロールはできない。
コントロールできないことについていくら考えても、結果はコントロール不可能なので、意味がありません。 リソースは有限です。どうにもならないことに注意を向け、考え悩むことはリソースを無駄に使うことになります。まず物事を切り分け、整理し、コントロールし得ることのみにリソースを投下する。
一方で、いくらそうしても人間ですから、思い出したり、それについて悩むことのあります。悩むというプロセスは段階があります。まず①注意が向い、②想像が膨らみ、③情動が生まれます。この一連を悩みだと私は理解しています。
悩む人は、忘れようとしてもふとしたきっかけ①にに思い出して、そのこと考えると頭がいっぱい②になり、怒りや恨みや悲しみなど辛い感情③が浮き上がってくることで苦しんでいます。
このプロセスは①がなければ作動しません。①を発生させないために、まずコントロールできないものを頭の中で意識的に箱に入れて蓋をしまいます。そして、ここが大事なのですが、解決したり忘却するのではなく「一旦閉まっておく」ことにします。
なぜなら解決や、忘れることは不可能なので、それを意識すると結局とらわれることになるからです。
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Dec 18, 2023
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長文ファンの皆様おはようございます。
よくインターネットが若者に及ぼす悪い影響について議論されていましたが、実際に蓋を開けてみるとインターネットに悪い影響を受けたのは中年から高齢者だったのではないでしょうか。
生まれた時にすでにあったテクノロジーを私たちは一つの環境として受け入れます。テレビの悪影響も散々懸念されましたが子供達はすくすく育ちました。古くは絵本は子どもの想像力を奪うと懸念された時代もありました。
インターネットも散々心配されましたがおそらく子供達は大丈夫だと思います。
しかし、中年以降の人間は違います。人生の途中で急にやってきたインターネットに翻弄されている人も見受けられます。 暇になった高齢者が一日中インターネットを見て、そこに出てくる情報を信じて、残りの余生を世直しのために立ち上がった、のような例が少なくありません。
それ自体は青春のようで素晴らしいのですが、客観的に見れば「インターネットに巻き取られてしまった暇な高齢者」です。あまり社会にとっていいことはありません。
他人であればまだ観察するだけでいいのですが、身内だった場合大変です。よそから見ればおかしな陰謀論者ですが、うちから見れば愛する家族です。
昔の穏やかな家族に戻ってほしいと願うのですが、一旦信じ込んだ人を冷静に戻すのは難しいです。
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Nov 11, 2023
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長文ファンの皆様おはようございます。
コーチの質問によって選手の能力は大きく変わります。特に何かを失敗した後は大変なチャンスです。ただの叱責はほとんど学びを生みません。「どうして失敗したのか」は失敗をより詳細に分析する方法としては優れていますが、過去の振り返りで終わりがちです。
私の経験した中で最も良い質問は「何を学んだのですか?」です。これは失敗の分析を行い、そこから抽象度を上げて、さらにそれを未来にどう活かしていくかまでが含まれています。
理屈上、人は学び続ければどこかではうまくいきます。いつかはなんとかなると思っていれば希望を持つことができ、動機も続きます。 失敗から何かを学ぶときは、「失敗を経験する→抽象化する→次に活かす」のサイクルが必要です。経験しても抽象化しなければ流れていきます。抽象化とは「あの失敗とはなんだったのか」が自分の中で整理されることです。整理されればそれを活かして次に行うことの成功確率を高めることができます。また自分の考え方を変えてもくれます。
一度このサイクルが回り出すと、失敗を経験する最中の観察眼が変わります。着目する部分が変わるのです。例えば、次の挑戦をしている最中に前回は自分の心で失敗したと思っていれば、自分の心を観察するようになります。こうしてどんどん賢くなっていきます。
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Oct 16, 2023
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8 tweets
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長文ファンの皆様おはようございます。
人には寿命があるように、会社にも国家にも寿命があると考えるのが自然ではないかと思います。では国家の寿命とはどの程度なのでしょうか。歴史を見ると300年以上覇権を握った帝国はありません。(とはいえ自信がないのであったら教えてください) また寿命が尽きても国家が消滅するわけではなく、新しい体制になるのだろうと思います。日本の歴史で言えば明治維新や、第二次大戦後あたりでしょうか。その時起きることは
・既得権益の収奪
・債務の整理
・新しい統治体制
・エリートの入れ替え
・富の配分方法の変更
あたりではないかと思います。
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Oct 14, 2023
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7 tweets
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長文ファンの皆様おはようございます。
レイ・ダリオの「なぜ国家は衰退するのか」を読んでいます。覇権国家の話ではありますが、現状を理解する助けになると感じたので少しまとめてみます。
まず国家は200年程度で興隆期、絶頂期、衰退期を経て覇権国家の座を取って代わられます。 まず興隆期では、教育が行き届き、うまく富を配分し、社会秩序が出来上がり、イノベーションが生まれると国家は強くなります。世界市場で力をつけ、資本市場ができ、金融センターとしての役割を果たします。その時に準備通貨として世界中で使われるようになります。
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Jun 12, 2023
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長文ファンの皆様おはようございます。…
twitter.com/i/web/status/1…
言語は情報量が少ないから相手とすれ違っても当然だと一般的には言われます。しかし、そもそも「帰りに自転車とぶつかった」情景を私たちはそれほど明確に覚えていません。…
twitter.com/i/web/status/1…
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Jun 12, 2023
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トップアスリートが本当のことを話しているインタビューは驚くほど少ないです。どんな気持ちで競技に向き合っているか、何が苦しかったか、どう乗り越えたか、嬉しかった瞬間はいつか、どんな気分だったか、などの質問には山ほど答えています。けれども、本当の心の奥底で何を抱えていたか、何を意識し…
twitter.com/i/web/status/1…
熟達論が出た後は、トップアスリートに全部話してもらうインタビューをやりたいです。躊躇せず全部を出し切ってもらいたい。
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Jun 10, 2023
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長文ファンの皆様おはようございます。…
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世界を乱暴にも西洋的なものと、東洋的なものに分けるとすれば、個人主義的な世界と集団主義的な世界があります。これは要するに外的な環境に影響されないインディビジュアルな個人がいるとするのか、人は常に環境の影響を免れず環境によって存在が規定されるとするのかの違いです。あなたとはと質問す…
twitter.com/i/web/status/1…
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Jun 6, 2023
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長文ファンの皆様おはようございます。…
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その内最たるものが「不安」でした。不安な気持ちのままレースに臨むと前半で苦しくなる傾向にあると感じ、不安について調べました。酸素の活用が競技の重要な特性なのは素潜りです。素潜りのアスリートたちは、潜る前にあらゆる儀式を施し不安を取り除いていきます。かといって楽観に至ったり、やる気…
twitter.com/i/web/status/1…
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Jun 6, 2023
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昨日は陸上の大会のお話をしました。これからの方達に何かの参考になるかと思い、過去の体験談と反省を書いてみたいと思います。…
twitter.com/i/web/status/1…
当日は国際版のロイターにも取り上げられるなどそれなりに注目されたと思います。来場された方は想像以上の多さで大変窮屈な思いをさせてしまいましたが。…
twitter.com/i/web/status/1…
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Jun 5, 2023
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「陸上の大会をもっと盛り上げたい」と、この2,30年ずっと選手同士で話されてきました。ですが、なかなかそれがうまくいきません。強い選手が出ると注目され少し観客が増えるのですが、その選手が引退したり活躍しなくなると観客が減ってしまいます。少し陸上から離れた身として三つの理由にまとめて考…
twitter.com/i/web/status/1…
1、陸上競技は全てのスポーツの中で最も学校体育的である。…
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May 8, 2023
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よく「〇〇ガチャ」という表現があります。自分では選択できない運で決まっているというのがこの言葉の背景にありますが、実際には人生のほとんどは選択不可能です。つまり「ガチャ」が基本で、時々自分に選択ができる余地が生まれるという程度なのだろうと思います。…
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昔は身分制度もありほとんど個人には自由がありませんでした。「夢」と「努力」という単語は自由という概念がなければ生まれません。ですから人生の責任は個人ではなく社会環境、または神に委ねられていました。…
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Jan 23, 2023
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最も競技者の心理状態がいいのは、
・低い期待値
・決定的な問題がない
です。この状態のアスリートは期待を裏切る恐れがないので、大胆に攻められるからです。
岸田内閣支持率28.1% 最低を更新“危険水域”突入
news.tv-asahi.co.jp/news_politics/…
SNS時代で意思決定者の戦い方としては「興味を持たれない存在になる」は有効なのではないかと思うようになりました。
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Jan 23, 2023
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全体最適と局所最適はぶつかります。局所最適の話をしているのか、全体最適の話をしているのかを自覚することが大事です。局所最適を突き詰めれば「地球のために人類は滅亡すべし」「健康のためなら死んでもいい」という極論も可能です。 組織の中で何かに配属されるということは、組織内の局所の立ち位置に置かれたということでもあります。例えばリスク管理を担当する部署が全体の大きな比率を占めている時、仕事を真面目にしているだけで組織全体がチャレンジを恐れ、硬直化していきます。局所最適が全体最適を崩したからです。
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Jan 16, 2023
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私たちはどのような情報で「らしさ」を感じるのでしょうか?歴史的アイコンになるためにはこの「らしさ」が社会に定着し一人歩きする必要があります。業績はどうすれば獲得できるかはわかりますが、「らしさ」の獲得ははっきりとした指標がありません。魅力と特徴の合わせ技でしょうか。 村上春樹さんらしい文体があり、チェゲバラらしい言葉があります。その人のキャラクターがわかり、そのキャラクターと言葉や行動が一貫し、しかも魅力がある。一定量刷り込まれていくと「らしさ」のイメージが私たちに定着していくのだろうと思います。
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Jan 16, 2023
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世の中のほぼ全ての人は「人はいつか死ぬ」ことを理解しています。どのように人生を終えるかは人生を一つの物語と捉えると大変重要なことです。ところがいかにして生きていくかという方法論は世には溢れていますが、いかにして人生を終えていくかという議論があまりにもなされていないように思います。 名著「死すべき定め」の中に本人の幸福な人生の終わり方のために周囲は何ができるのかという問いかけがなされています。周囲がその人にとにかく長く生きていてほしいと願うことと、その人がその人らしく生きたいと思うことは時に矛盾します。それを恐れずしっかりと話し合うべきだと著者は主張します。
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Jan 11, 2023
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勝利を目指すことで「自分と他人の実力がわかる」ことが得られます。これがなければ、いつまでも自分の本当の能力と、他人の能力の見極めがうまくいきません。もちろん勝負でなくても、何かを極めようとすることでも構わないと思います。ともかく労力を投下し、能力を開発し切ってみることです。 根拠なき自信の背景には実感のなさがあります。いきなり過不足なく自分を評価できる人はいません。本気を出せばできる、あれなら俺だってできる、と思っている人はたくさんいます。それは本当かもしれませんしただの勘違いかもしれません。確かめるには実際に本気でやってみるしかありません。
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Jan 10, 2023
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勝利は重要です。競争は疲れますし、誰もが勝てるとも限りません。条件は不公平で、そして勝利者が全てを手に入れることが苦々しくもあります。しかし、それでも勝利は重要です。勝てるなら勝った方がいいです。人生で一度でいいので、勝つために徹底的に努力した経験は必ず生きてきます。 なぜなら努力し勝利した人間は選ばれるからです。勝利を目指すばかりの社会は弊害が多いということは簡単です。しかし、そう言いながらも私たちは日々競争に勝ち抜いた提供価値の高いものを選びます。安くて美味しい吉野家を選び、高くて美味しくない店には行きません。
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Jan 9, 2023
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根拠を用いて議論するということはとても大切なことだと思います。それによって説得力が高まり建設的な議論が可能になりますが、しかし考えてみるとそれは頭の中で記憶を検索しそれを結びつけて自分の考えを補強しているということですから、理屈上は機械にも可能なのだと思います。 AIが行っているものを見ていると、データなり誰かの発言なり根拠を引っ張ってきて説明しているものが多くあり、その精度がいずれ高まると説得力のあるものが出来上がるのかもしれません。しかし、そこは人間の知的な営みとされている領域でしたし、実際に専門家の仕事にも含まれていました。
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Jan 1, 2023
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孤独は健康に良くないと言われていましたが、思考も蝕むのではないでしょうか。孤独でいることで情報の多様性が失われ、思考を修正する機会が減り、考えに固執しやすくなるように思います。観察するに、それはあらゆる層で起き、つまり社会を動かす力を持ったリーダーですら孤独に影響されると思います そして一度孤独により考えが固定化され固執するようになるとそれを後から覆したり和らげることは大変難しくなります。これから表面に出てくる出来事の背景に、世界中がある一定期間強制的に孤独を経験したことの痕跡が、じわじわと見えてくるのではないかと思います。
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Dec 17, 2022
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私自身少しこだわりが強い子供だったので、こだわりが強い人を見るとなんとなく心の中のロジックがわかります。こだわりが強い人は自分を貫いて偉業を成し遂げる可能性がある一方で、妥協ができず他者とぶつかって孤立したり、こだわりすぎて何も成せないということもあります。 境目はこだわりの範囲ではないかと思います。中心と周辺の関係を理解し、中心だけに意識を向けられる人はうまく行っているのですが、周辺も含めてこだわってしまうとうまくいかない傾向にあります。全部にこだわると全部をコントロールしなければならなくなるので、本人が疲れますし周りも疲れます