埼玉県立近代美術館「美男におわす」。多彩な「美男」イメージを追いながら単に美しい男を愛でるだけでない、男性をどう見て/見られ、あらわし/あらわされたかを探る硬派な内容で、なかなかおもしろかった。長きにわたり美男を描くのは男性画家のみだったとの解説にはハッとしたな。展示は一部撮影OK。 「美男におわす」。入江明日香《廣目天》は紅顔の美少年が犬や小さなモノたちを従える一見愛らしい絵だけど、よく見れば手の先はボロボロに傷つき、彼が戦う仏であることを語っている。

東京国立博物館「空想動物園」。毎年恒例「博物館でアジアの旅」。龍や鳳凰、ナーガにグリフォン、アジアの造形にあらわれる空想の動物を探しながら館内を歩くのが楽しい。何度も見たモノにいままで気づかなかった動物を発見するのもいいね。東洋館は最高。 #東博 「空想動物園」。仏のあいだにマカラとヒッポグリフがいるの、ぜんぜん気づいてなかった。 #東博