ぼのぼの Profile picture
テレビ業界の片隅に生息しています。ただし仕事絡みの話はつぶやきません。映画・演劇・文学・音楽・美術などの文化ネタがメイン。写真を写すのも好き。シーズンになるとマラソン大会にも出場します。真面目なツイートと馬鹿なツイートの混在が激しい。フリーライターとしての仕事もお引き受けいたします。
Nov 3, 2023 15 tweets 1 min read
『ゴジラ-1.0』でもう1つ声を大にして言っておきたいが、

【この映画のIMAXは額縁上映なので見る意味はありません】 Image もちろん額縁でも画面は大きいしクリアだし音もいいので、全く意味がないわけではないが、それなら通常スクリーンの大きいところの方がさらに大画面だし、何よりも余計な金を取られない。IMAX料金を取った上での額物上映は、基本的に詐欺だと思っているので、この点は声を大にして言いたい。
Jan 9, 2023 7 tweets 2 min read
それにしても日本のポピュラー音楽史について考察したスレッドは、書いていて楽しかった。その理由について、単純なことが1つ分かった。その音楽自体を聞き返しながら書くことができるからだ。

久しぶりに聞くと、そして今回のように歴史的視点を持って聞き直すと、昔は気がつかなかった、その歌の歴史的な立ち位置が分かってきて、新たな魅力を発見することができる。それは大変楽しい作業だった。 

Jan 8, 2023 78 tweets 8 min read
例のロック・演歌に関する問題。これも今の若者にはおそらくピンとこないだろうから、歴史的な観点からもう1つ注釈しておきたい。それはかつて日本の音楽リスナーの間には、明確なヒエラルキーが存在したということだ。

クラシック>ジャズ>ロック>歌謡曲・演歌

というものだ。 今もまったく無くなったわけではないだろうし、特に狂信的なクラシック至上主義者は珍しくなさそうだが、それでも昔に比べれば桁違いにジャンル間のヒエラルキーは無くなったはずだ。ではそのようなヒエラルキーが何故かつては存在していたのか?
Jan 8, 2023 8 tweets 2 min read
先日バズった発言のせいもあり、今日もランニング中にApple Musicの「デイリートップ100:日本」を聞きながら、いろいろなことを感じ、考えていた。今のヒット曲の中にロックの要素を感じるものもあれば、感じないものもある。ロックって何なのだろう? Image 今流行っている20数曲を聞きながら、「私個人が音楽的にロックらしさを感じるもの」を分析していくと、どうやら「ブルース色」と「ベースのグルーヴ」が重要らしいと分かった。もちろんそれに当てはまらないものもあるが、上の2つがあると、ひとまずロックらしさを感じるようだ。
Jan 4, 2023 4 tweets 1 min read
何を騒いでいるのかと思ったら、これか。神話伝説に近いような武神ならともかく、つい100年ほど前の大日本帝国の軍人を祀る神社に初詣して、それをわざわざTwitterで報告、問題を指摘されたら逆ギレって…馬鹿なの? >武人や軍人を祭神にしている神社は全国に多数あります。初詣に行くと軍人崇拝なのですか?

もし政治家が靖国神社に初詣に出かけたら、当然そうみなされる…何故それが分からないのだろうか?
Jan 4, 2023 38 tweets 2 min read
「紅白を見たらロックが演歌のポジションに来ていた」発言があまりにバズっているので、もう少し歴史的なことからきちんと書いておく。そもそも「演歌」というのは、古い音楽のように思われているが、形が定まったのは1960年代。そして1970年代に全盛を極める。つまりかなり新しい流行歌。 だから「演歌は日本人の心のふるさと」みたいな表現は、演歌の売りとなる部分を過剰に強調したキャッチフレーズのようなもので、実は日本古来の音楽でも何でもない。ただ、いわゆるヨナ抜き音階や、こぶしの回し方などは日本の伝統芸能に沿うもので、多くの人にとって親しみやすかった。
Jan 4, 2023 6 tweets 2 min read
そう言えば昨年の紅白に八代亜紀は出なかったけれど、彼女が前に出したジャズアルバムって、あれ何気に凄くいいんだよね。演歌というジャンルがマーケットとして滅びつつあるなら、演歌系の歌手はジャズやブルースに挑戦するのも良いのでは。
 
特にブルースと演歌はエモーショナルな面でよく似たところがあるし、結構スムーズに移行できるのでは(ロックはリズム面が違いすぎる)。黒人のねちっこいフィーリングとは違う、日本的な感性で歌われたブルースって、何気に好きだったりするのよね…
 
Jan 3, 2023 5 tweets 1 min read
ひ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!

1時間以上かけて書いた『THE FIRST SLAM DUNK』3回目の評が全て消えた!!・゚・(ノД`)・゚・

さすがに書き直す気力が無い。

一言で言えば「『THE FIRST SLAM DUNK』は繰り返し見れば見るほど感動が深まる」ということ。 もう今度こそ懲りた。長いスレッドは金輪際ブラウザでは書かない。専用のアプリなら大丈夫なのだが、ブラウザだと、うかつに外を触ると、ツイート前のスレッドが全部破棄されてしまうのよ。
Jan 3, 2023 6 tweets 1 min read
「紅白でロックが昔の演歌ポジションに来た」発言がやたらとバズっているが、それに対するリアクションを見て最も痛感すること。「ロックという言葉で何をイメージするか(何を持ってロックとするか)が人によって違いすぎる」 反骨の精神とかはロックの専売特許ではなく、さまざまな大衆音楽にあるものなので、ロックの本質とは言いにくいな。ロックが時代の最先端にいた時期、それが特に重要な価値だったというだけで。
Jan 2, 2023 11 tweets 1 min read
『ケイコ 目を澄ませて』がヒットしている大きな理由は、「大人の映画ファンが求めている空白部分にうまくはまったから」だと思うのだが、どうだろうか。つまり他に「大人向けのきちんとした実写ドラマが他に無かったから」。 Image 結局今の映画興業界は

1.アニメーション
2.アメコミヒーローもの
3.テレビドラマの映画化などライト層向けの邦画
4.いかにもなアートフィルム

ほぼこの4つでスクリーンの90%以上(かどうかは知らないが要するに大部分)が占領されている。
Jan 2, 2023 4 tweets 1 min read
リアル『生きる』だね。人が生きた証しはすぐに薄れていくけれど、目に見えにくい形で遺って行くもの。

コミケ参加翌月に逝った兄「意地が勝ったね」闘病支えた妹が語る敬意「薄い本が墓標」存在の証、創作で刻む(withnews)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/2b9eb… ちなみに私が絶賛しているリメイク版『生きる LIVING』は「人が生きた証しはすぐに薄れていくけれど、目に見えにくい形で遺っていく」という部分がオリジナル以上に冷静に、しかし確信を持って描かれているから大好き。
Jan 1, 2023 4 tweets 1 min read
1年の計。最大のものは「どんなに忙しくても毎日最低1時間は未来への投資に費やす」。ここしばらく、コロナ禍で先が不透明すぎることもあり、あまりにも目の前のことだけに囚われていたが、それではいずれ行き詰まることが分かったので、時間と労力を新しい道を開くために費やす。 それが最大のもの。小さなものは…

・積ん読本をできるだけ消化していく
・早寝早起きの習慣をつける
・食べ物をよくかんで食べる

小学生かw
Jan 1, 2023 5 tweets 2 min read
よくよく考えてみると、これって裏返せば

「ついに俺たちの世代も紅白を楽しむことが出来るようになった!(*゚▽゚)ノ 」

…ということだなww 来年はゴダイゴ、もんた&ブラザーズ、クリスタルキング、甲斐バンドあたりも出してくれww 

Jan 1, 2023 9 tweets 1 min read
しかし昨日の紅白を見ていると、「ロック」が完全に昔の「演歌」のポジションに来たなということが分かる。少し前ならそれは自嘲や危機感だったが、もはや単なる事実として。 ただ世界の潮流と違い、ヒップホップがそれに変わったわけでもない。ヒップホップやテクノの要素を盛り込んだ歌ものポップスが今の日本の音楽のメインストリームなのだと分かった。そこにスレスレで接しながらも一番プログレッシヴな印象を覚えたのが藤井風かな。
Jun 5, 2022 38 tweets 2 min read
『東京2020オリンピック SIDE:A』見る気は無かったのだが、いざ公開されると「予想と全く違う映画だ」という評判が次々と飛び込んできたため急遽見ることに。確かに直前までに予想されたような体制ベッタリ国威発揚映画とは対極にある作り。極めて純度の高い「河瀬直美の作家映画」になっている。 雪に埋もれた桜に物悲しげなアレンジの「君が代」が流れる冒頭からして、もはや河瀬直美映画以外の何ものでもない。その後 森喜朗や山下泰裕などお偉方の映像が続くのだが、その編集は華々しさとは縁の無いもので、山下のインタビューなど、おそらくは後からトリミングしたのであろうヒドい構図。
Jun 4, 2022 4 tweets 1 min read
これは私の完全な見込み違いであったことをお詫びする。どうやら前売りが関係各所で買い取られ配られた形跡は、全く無い。試しにメルカリやヤフオクを覗いてみても、ほぼ皆無。昔の大量動員映画で、前売りが金券屋で100円で叩き売られていたのとは、まったく状況が違うらしい。 おかげで、金券屋で前売りを100円で購入して映画を見るという大いなる野望は潰えた。仕方ないから金払ってみるか。
Jun 3, 2022 7 tweets 3 min read
『きさらぎ駅』いかにも低予算のB級ホラーだが、意外なほどの面白さ。すっかり世界に入り込んで見てしまった。『回路』のような「最悪の苦しみが永遠に続く(=死という救いすら与えられない)」系ホラーが何よりも怖い私には、たまらない作品だ。 ImageImage 異世界の映像は、安っぽいという意見もあるようだが、私にはむしろ秀逸なものに思えた。これ見よがしなVFXバリバリの映像よりも、ずっとリアルな怖さを感じる。ほぼ後処理のエフェクトによって、これだけ不気味で閉塞感の強い雰囲気を出せるなら文句なしだ。 ImageImage