戦史の探求 Profile picture
戦況図中心に戦史情報収集をしてます。 小考及び資料紹介はサイトに。拙いですが翻訳も稀にしていこうと思います。
May 25, 2024 8 tweets 2 min read
2024年_陣地隠蔽における偽装網の現場ノウハウ

ロシア軍の一部で最近配布された車両や塹壕を前線で隠す際に注意すべき、怠ってしまいがちな事項の教訓リーフレットの翻訳です。
一般的な話なので他の国も適用始めています。
陸自の人は気づくでしょうが旧来と結構違います。
warhistory-quest.blog.jp/24-May-20 違いが判らないと言う方がおられるので一部説明します。
最重要点は絞り込みと禁則事項を出していることです。例えば2015年版マスキロフカ教本を見ると、車体から浮かして覆う/端を乱して外形を崩すのは載っています。しかし「こういうやり方がある」というのだけで、他のやり方も読み解けてしまいます
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Mar 11, 2024 7 tweets 1 min read
ソ連軍事思想史で興味深いのが『拘束部隊』という計画割り当てをWW2で事実上棄却したこと。

敵戦力をある程度その場に縛り付けて友軍主攻の方にいかせないことを役割とする、これを拘束と呼び世界中の軍で共通しているしタスク概念としてはソ連も持ち続けた。問題は実戦でどう適用するかにある。(続 Image 古代より拘束のタスクを用いる戦術は実績があり当時は重装備の歩兵が多くの場合拘束を正面でし、騎兵が側背面に回り込む方式が広く使われた。鎚と鉄床戦術とも呼ばれる。
初期赤軍では強力な兵器の突撃力を集中させる「打撃部隊」とそれ以外で敵を引き付ける「拘束部隊」とし現代化していた。 Image
Feb 26, 2023 7 tweets 2 min read
この鹵獲されたという教範について、国防省の布告(教範への追加個別レポート)が昨年時点でウェブ上にアップロードされており、幾つかのルートで入手可能です。下記リンクはその1つです。

…大して長くもないし読んでくれたらいいですが、数点だけ注記します。
topuch.com/metodicheskie-… ImageImage まずこれは広範な人口地帯での戦闘教範に追記するもので、市街戦や森林戦マニュアルそのものではなく、よりピンポイントに本戦争の戦訓を取り込んだもの。(序文参照)
具体的には、小村落と縦長型森林(forest-belt)の2地帯での攻撃について、である。