直立演人 Profile picture
ユダヤ学徒/たまに役者/ツィートまとめ集:http://t.co/eZYIkRY8H9/ミンガス教/好きな言葉:「引き裂かれた魂ほど完全なものはない」(ブラツラフのラビ・ナフマン)
Oct 10, 2023 10 tweets 1 min read
ガザ付近のキブツから命からがら救出されたイスラエル人記者の話、恐るべき内容。ガザ付近のイスラエルの住居には砲撃を受けても安全な施錠部屋があり、そこで難を逃れた。SNSでテルアビブ在住の退役軍人の父親に救出を求め、兵士の代わりにその父親がかけつけ家族を救出。
theatlantic.com/ideas/archive/… 父親は普通の自家用車で現場へ急行、途中で負傷した兵士を車に乗せて妻の元へ届け、妻が負傷兵を病院へ送る。父親は途中から軍服を着た年配の元将軍と行動を共にする。二人は負傷した兵士を見つけ、退却の意志を確認してから兵士の機関銃を借り受け、キブツでハマス戦闘員らと銃撃戦の末、家族を救う。
Oct 7, 2023 10 tweets 1 min read
ハマスとイスラエルの極端に非対称的な戦闘はこれまでにも何度も繰り返されてきたが、今回の事態はイスラエルにとって過去の事態とは比較にならないほど困難な状況に追い込まれている。これだけたくさんのイスラエル人が人質になったからには、無制限の空爆をすれば事足りるとすることは到底できない。 イスラエルは、いかなる手段を講じてでも捕虜の奪還を史上命令としてきたユダヤ教のエートスを曲がりなりにも継承しているので、捕虜交換で通常では考えられぬような妥協を見せることも珍しくなかった。それどころか、イスラエル兵の遺体の奪還のために何十人ものパレスチナ人を解放したことさえある。
Jun 27, 2023 7 tweets 1 min read
ユダヤ教の伝統では、いまでも女系のみの認定になります。男系で認定というのは、世間一般の風潮に過ぎません。また、ロシアでは、男系のみでも、姓がユダヤ人っぽいと、ユダヤ人として差別されやすいので、差別の結果としてのユダヤ人意識は男系の方が強まる傾向にあります。
たとえば、ラビノヴィッチというユダヤ・ジョークで必ず出てくる姓をもった人がいたとする。彼の母親はロシア人だった場合、正統派ユダヤ教では、彼は完全な異教徒でユダヤ人とはみなされない。だが、ユダヤ的姓のために差別された結果、本人は自分をユダヤ人だと認識するようになることも珍しくない。
Jun 8, 2023 10 tweets 1 min read
ウクライナが現在闘っている戦争は、帝国主義的な野心をもったロシアからの独立戦争であるという意味合いが限りなく強い。歴史上、こうした独立戦争の多くは、旧宗主国ないしそれと類する侵略者の武力による圧殺をはねのけ、最終的に独立を勝ちとってきた。 これは、多かれ少なかれ、宗主国や侵略国の兵士たちの士気よりも、自国防衛や独立をかけて闘う人民から成る兵士たちの士気の方がはるかに高く、粘り強く戦う意志を最後まで見せたことによる賜物と言えるが、同時に、最終的には支配者側のあきらめという理性的判断があったが故の結果という側面もある。
Jun 8, 2023 6 tweets 1 min read
ノーヴァヤ・ガゼータ紙が伝える、ロシアの占領下にある左岸に取り残された人々の生々しい肉声の手記(ダム破壊の前の生活に関する記録もあり)。これを読むと、占領者による左岸住民に対する酷い扱いがよく伝わってくる。 novayagazeta.eu/articles/2023/… ホラ・プリスタン在住の女性によると、露軍は占領地の住民の居住地を狙って散発的に砲撃するのが日常化していたという。ある時、勇気のある老婆がなぜ住民狙うのかと露兵士に尋ねたところ、兵士はこう答えたという。
Jun 7, 2023 7 tweets 2 min read
カホウカ・ダムの破壊の直前の戦線の状況として、ウクライナ軍が地雷敷設地域を突破してメリトポリ方面に最大10キロ近く進軍しつつあり、米政府高官も期待以上の戦果と褒めちぎったという。タイミングとしては、その直後にダムが破壊された。 ダム破壊によって、ウクライナ軍によるメリトポリ方面の進撃もいったんは停滞したはずだが、露側の未確認情報によると、それにもかかわらず、最大で13師団が同方面に向かっているとのこと。
Jun 7, 2023 4 tweets 1 min read
U.S. eyes Russia in destruction of Ukraine’s Kakhovka dam news.yahoo.com/us-eyes-russia… ウクライナ政府系シンクタンクの研究員Mykola Bielieskovによると、露軍はハリキウの反転攻勢の際にオスキル川水源のダムを破壊した過去がある、とのこと。 去年10月、ウクライナ情報機関がダム破壊の実行犯として特定した第205自動車化狙撃旅団のメンバーと思しき人物が、テレグラム投稿で、敵の前進を食い止められない場合はダムを破壊するという情報を確認したことを認め、その場合の避難方法を指示していたことがわかっている。
Jun 7, 2023 6 tweets 1 min read
何と、ダム崩壊の一週間前、露は「軍事作戦」と「テロ攻撃」で生じた危険施設の調査を2028年まで凍結する法令を認可してた!?
Russia decided accidents at hazardous facilities would not be investigated shortly before blowing up Kakhovka Hydroelectric Power Plant news.yahoo.com/russia-decided… 元記事はThe Insiderのロシア語版。
theins.ru/news/262336?fb…
Jun 6, 2023 4 tweets 1 min read
ノヴァ・カホウカ・ダムについては、去年の秋頃に同様の爆破の試みがあった際、ダムが破壊された場合、右岸よりも露占領軍が支配する左岸の方が被害が大きくなる可能性もあるとして、露軍が本格的に破壊することは考えにくいという見方を示す専門家もいたが、露側は計画を実行に移しただけなのだろう。 バフムトその他であれだけ無謀で自殺行為的な戦闘を展開してきたロシアなだけに、自軍がとった作戦により不利益を被ったとしても、ウクライナ側の進軍を遅らせることができればよしということなのだろう。今回のダムの件も、露軍の行動については合理的な計算が役に立たないことを如実に物語っている。
Jun 5, 2023 6 tweets 1 min read
ブリャンスク、クルスク、ベルゴロドで、プーチンがウクライナ軍の侵攻が開始されたという緊急放送があったとのことだが、フェイクとの報もある。が、フェイクにしては出来すぎだな…。
引用元ツィートがなぜか削除。ハックされたというプーチンの緊急会見、放送されたのはボロネジ、ロストフ、ベルゴロドという別の情報もあり。声もプーチンだし、映像もプーチンで、映像は音声とプーチンの唇の動きが微妙にズレてるように感じられなくもないが、フェイクだとしたらどうやったのだろう。
May 23, 2023 8 tweets 1 min read
前回のプチ越境の時もそうだが、今回のそれも、作戦自体の問題性以上に作戦に参加した人物の問題性が浮き彫りにされている。スカチコフというこの人物は19年のオーストリアで起きたモスク襲撃事件(51人死亡)の犯人のマニフェスト流布の容疑で20年に逮捕された経歴の持ち主。
スカチコフは逮捕後すぐ釈放されているので、前科持ちではあるが、動員のために恩赦されたとかそういう話ではないが、極右ロシア人で札付きのレイシストが反プーチンでロシアの解放を目指してウクライナ側について戦っているということ知るにつけ、なんとも言えぬ気持ちの悪さを感じずにはいられない。
May 22, 2023 5 tweets 1 min read
ベルゴロドの件、露正規軍どないしてるん?と思わざるを得ないが、これこそが作戦の主要な目的だったのではないかと思わせるところはある。ウクライナ側としては、国際的な建前上、露領内の軍事行動に対するタブー意識はあるはずだが、それに胡坐をかいていた露軍の面目が丸潰れになる効果はありそう。 前回の国境線突破と同様、一歩間違えるといろんな意味で危うい作戦ではあるが、露軍によるバフムト制圧の象徴性をなし崩しにする付随的効果はありそうで、これによって、Zプロパガンディストの熱量も上がりそうだが、露の一般兵士の下がり切った志気がさらにガタ落ちする可能性はなきにしもあらずか。
May 21, 2023 5 tweets 1 min read
歴史的類推については差異も大切です。今回の戦争の場合、ウクライナが自国に侵攻中の露軍を叩きのめすことは国際的な承認を得ているとしても、露領土内の民間人を標的にした無差別攻撃までは当然正当化されないでしょうし、実際そのような理解は国際的にも共有されています。
いずれにしても、少なくとも現時点において、民間人に対する無差別攻撃をし続けているのは専らロシア軍であるということは、いくら強調してもし過ぎることはないと思います。
May 21, 2023 5 tweets 1 min read
ドイツと比べた時の日本の危ういところは、現下のロシア・ウクライナ戦争については侵略戦争は断固として容認できないという基本方針を政権レベルでは打ち出しているものの、主として政権与党議員の中には、大日本帝国による大陸に対する侵略戦争を否定したくない者もいることだ。 今回、政府としてウクライナ支持を鮮明に打ち出したことで、この種のいわゆる「修正主義史観」もまた多少なりとも修正されんことを望むばかりだが、現実にはなかなか難しいのだろう。
May 1, 2023 19 tweets 1 min read
今さらながら、松里先生が清さんの論考をカジュアルに引用してたのは割とショックだったなー。しかも2022.2.24以降でですよ...。 プーチンがウクライナの「ネオナチ」を引き合いに出したのは、ロシアのウクライナへの軍事的介入を正当化するためだったわけだが、プーチンが一番潰したかったのは、彼が「ネオナチ」と呼ぶ極右民族主義以上に、マイダン革命からゼレンスキー政権へと結果的に継承された反権威主義的民主主義でしょう。
Apr 3, 2023 4 tweets 1 min read
2度の「大祖国戦争」を経験したロシア人の火事場の糞力は計り知れない。プーチンはその過去の栄光に縋ってキーウを簡単に落とそうとしたが、ウクライナ人も二度の「大祖国戦争」を戦ったことを忘却するか隠蔽した上、そもそも今回の戦争はロシア人でなくウクライナ人にとっての「大祖国戦争」なのだ。 この根本的な欺瞞は、ロシア兵たちの士気のなさに如実に表れている。プーチンがどんなにロシア国民に「大祖国戦争」の記憶を喚起しようとも、このような記憶の流用自体が欺瞞以外の何物でもないので、ロシア人の火事場の糞力は発揮され得ないし、ロシア軍の士気は上がるどころか下がる一方に違いない。
Apr 3, 2023 7 tweets 1 min read
ロシアで起きていることはほんとにわけがわからない。プーチンのお墨つきを受けてTV界やメドヴェージェフが世界中を核攻撃してやるぞと息巻く一方で、「怒れる愛国者」たちは露の敗北を予期して団結と総動員を呼びかける。プーチンは前者を重宝しているかに見えて、その実、後者の影の後援者なのか。 はっきりしているのは、プーチンは今やワグネルやプリゴジン派を切り捨て始めたことだ。そして、この「怒れる愛国者」たちはプリゴジン派と犬猿の仲であること。となると、プーチンはプリゴジン派を黙らせる一方でギルキン派に好き勝手言わせることで総動員に向けた世論を喚起したいということなのか。
Jul 28, 2022 20 tweets 1 min read
<ゼレンスキー、コロモイスキーら有力ユダヤ系オリガルヒ三名のウクライナ国籍剥奪?>

東部やヘルソンでウクライナが善戦に転じつつあることが漏れ伝わってくる中、ウクライナの「ユダヤ界隈」を激震させるようなニュースが飛び込んできた。
ynetnews.com/article/hksag1… 最終的な確認はとれてないようだが、この記事によると、ゼレンスキーがこのたび、イホル・コロモイスキー、ヘンナジィ・コルバン、ヴァディム・ラビノヴィチの3名の有力オリガルヒのウクライナ国籍を剥奪する方針を固めた模様である。
Jul 27, 2022 6 tweets 2 min read
ウクライナ中部のウマニという町にはイスラエル国外最大のユダヤ教聖地がある。今年は渡航中止勧告が出されているが、勧告を無視する巡礼者が続出してカオスになると思う。そこに眠るハシディズムの導師の墓へは、天変地異があろうとも命がけで巡礼しなければならないからだ。
2020年にはパンデミックのためにウクライナ政府が巡礼を許可しなかったが、それでも数千人のハシッドたちがウクライナの入国を試みた(が、国境で足止めを食らった)。
Jul 26, 2022 7 tweets 1 min read
秋葉原の事件を起こした人物は無期懲役より死刑の方がマシだと思って犯行に至ったと供述しているが、この発言自体が死刑制度に想定された凶悪犯罪の抑止効果が無根拠であるばかりか、凶悪犯罪を却って誘発する重大な要因となっていることは自明ではないか。日本社会は何人殺されたらそれを認めるのか。 生きてること自体が正真正銘の地獄だったら、死は解放でしかない。そのような解放としての死を国家がご親切にも用意してくれるのだったら、この制度の恩恵に預かろうと思う人が現れるのも無理はない。

何人の無関係な人たちが残虐に殺されたら、この単純な事実に気づくのか。
Jun 2, 2022 8 tweets 1 min read
プーチン氏が真に恐れるのは何か 「ネオナチの脅威」掲げた理由 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20220…

毎日新聞でインタビュー記事が掲載されました。

こんなことは後にも先にもなさそうですが(笑)。 侵略二日後のこのニュース、不覚にもスルーしてしまっていたが、これは考えさせられる。
yomiuri.co.jp/world/20220226…