しろちち@C106日曜南f02b委託 Profile picture
城と各国歴史等を嗜むお兄さん。TLとサークル「異端審問官城」にてビザンツ&金沢城研究・ナウシカ考察を展開中。 BOOTH⇒https://t.co/1guKiSW95P メロブ⇒https://t.co/elqP1sLDiJ
Jun 25 16 tweets 4 min read
「能登半島地震関係の何がデマか分からない」という声がありましたので、再再度のデマ&反論まとめです。

①ボランティアは来るなと言われた ⇒否。被災地側は「受入準備が整うまで待って」と要望した

②ボランティアが叩かれた ⇒否。受入準備前に押しかけた迷惑パフォーマーが責任転嫁しただけ Image ③自衛隊の展開が遅い、少ない
⇒否。当日中に出動が命じられている。発災直後は数少ない幹線道路が寸断され、港湾も使用不能。狭い半島は山がちでヘリの大規模集中運用も困難であり、展開できる規模の最大限を実施している。自衛隊幹部自身が報道でそう証言している。
news.yahoo.co.jp/articles/817b4…
Oct 17, 2024 5 tweets 2 min read
「自民優勢だと石川県民が○される」とか、普通に石川県民への脅しですね。どちらかと言えば1月の地震以来、貴方達みたいに震災をダシに政治・行政批判をしたりデマ風評を流す手合いに苦しめられ、○されそうになってきたんですが、その自覚は無いんですか?

いち石川県民より じゃあこっちも遠慮なく言い返しますけど、バカだの愚か者だの罵倒して来る相手が贔屓する党派を何故支持しないといけないんですか?それこそバカのすることなんですが。
Mar 23, 2024 13 tweets 1 min read
これ、「クレムリンの中でしか通じない責任逃れの詭弁」を、当事者が何ら疑問も抱かずそのまま外に出してしまったという点で、現在のプーチン体制がいよいよ臨界点に来ていることを示唆するのではないかと考える次第。ソースは例によって先代末期の弊社(笑)です。以下少し掘り下げていきます。 まず長期政権が続くと、トップが「万事俺より詳しい奴はいない」という過剰な自身に囚われます。それは過去の成功体験の(いいとこ取りの)記憶だったり、部下が皆実際に自分より若輩になったりすることに起因するのですが、こうなると現場からの耳障りな話に耳を傾けなくなります。
Jan 4, 2024 7 tweets 1 min read
今回被災した能登半島ですが、白山のような高山こそないものの、山がちな地形が海岸近くまで迫る場所が多く、集落は海岸や山間部に散在する環境にあります。因みに金沢から珠洲まで、「平常時で」車で2~2.5時間かかります。これは、新幹線で金沢から東京に行くのとほぼ同じ所要時間です。 そして、自動車専用道路の「のと里山海道」と三セクの「のと鉄道」は奥能登入口の穴水まで、能登空港もそのほど近くです。そこから先の輪島・珠洲は山間部か海岸沿いの国道・県道を走るしかない状況にありました。その交通網がほぼ破壊され、辛うじて国道・県道のみ、どうにか通れるかなのです。
Nov 12, 2023 9 tweets 3 min read
江戸城天守再建を巡る「困難さ」を理解するには、他城の例を見ると良いでしょう。例えば、我が地元金沢城では、来年度にいよいよ二の丸御殿が復元着工となる見込みですが、ここに至るまで、段階を踏みつつ、城跡整備開始から実に「三十年近く」かかっています。生半可な話ではないのです。
#金沢城 Image まず、国(金沢大学)から県が城跡を購入した後、整備検討の方針が練られます。金沢城も御多分に漏れず後期ほど史料が多く、また遺構状況も後期がベースなので、文化の大火(1808)後の再建金沢城ー概ね文政~天保年間を復元時代基準とする答申が出ました。が、ここで問題が生じます。
Oct 28, 2023 23 tweets 6 min read
漫画版 #ナウシカ 特に後半部の核心の一つ或いはキーワードと言えるのが「虚無」との関わりです。それはひとりナウシカの自責的心象風景の現れであるのみならず、この世界を覆う絶望を端的に表現する言葉でもあるのですが、以下早速見ていきましょう。 Image まず「虚無」は5巻以降、土鬼大海嘯の惨劇に苦しむナウシカを内から責め苛む存在として頻出します。お前(ナウシカ)は愚かで薄汚れた罪深い人間で、この破局に出来ることはない。どうせ怒り狂う腐海はオマエを赦しはしないのだから、さっさと絶望に沈みきってラクになれと。 Image
Oct 20, 2023 15 tweets 3 min read
今宵の漫画版 #ナウシカ 考察は、以前の考察でもコメントを頂いた「土鬼僧会にはなぜチヤルカ位しかマトモな人材がいないのか」を掘り下げていきます。ストーリー上の都合といえばそれまでなのですが、この問題を通じ「チヤルカの有能さ」が更に明確になると思われます。ではれっつ考察! Image まず注目されるのはチヤルカの出自です。ナムリス曰く「ミラルパに貧民から取り立てられた」、またチヤルカ自身、サパタ敗戦の責を負い「一僧侶に戻り辺境の修道院で苦行の一生を送る」と発言しているところから、元は帝国統治にタッチしない、辺境の一僧侶であったと考えられます。 Image
Feb 7, 2023 13 tweets 2 min read
「声優・俳優の人種・属性は演じるキャラの属性に一致させねばならない」という中々先鋭的な人種ポリコレ論が散見されますが、実は80~90年程前に似たような学問人種論(笑)を唱えた人物がいます。例によってアドルフ・ヒトラーという名前なんですがね。 1930年代前半のドイツでは、かのアインシュタインを始め、ユダヤ人系の物理学者が多く活躍していましたが、これを面白く思わない非ユダヤ系学者もおり、彼らを中心に「ドイツ的科学」の名の下で、アインシュタインの社会的活動(平和運動等)のみならず、相対性理論すら誤という論陣が張られました。
Feb 6, 2023 13 tweets 3 min read
全盛期を過ぎて大打撃を受けてもしぶとく中興する老大国(コムネノス朝ビザンツ、安史の乱後の唐、ザンジュの乱後のアッバース朝あたり)。
#性癖1つ晒していいねされたら続行 丘を埋め尽くすような街並み@イスタンブール
Feb 6, 2023 11 tweets 3 min read
二日連続!金沢城の「意外なネタ」シリーズその47は鶴の丸における様々な「改変」についてです。まず、百間堀沿いの太鼓塀にある唐破風出窓ですが、ここには元々、江戸時代半ばまで中櫓と呼ばれる二層櫓がたっていました。 Image ところが、以前にも取り上げた、金沢城を焼き尽くした「宝暦の大火」とその後の財政難により、櫓再建は行われず、代わりに櫓跡に唐破風出窓を設けた状態でそのまま幕末に至りました。みんなビンボが悪(以下略)
Feb 5, 2023 8 tweets 2 min read
約一月ぶりとなる、金沢城の「意外なネタ」シリーズその46は鶴の丸についてです。休憩館からの展望が素晴らしい鶴の丸は、北を三の丸、西を二の丸、南を本丸・東の丸付段に囲まれた小曲輪となります。
#金沢城 Image この曲輪は北側の三の丸とは内堀で隔てられていますが、現状では写真のように途中で途切れています。ですが、本来の堀はもっと手前=東側まで延びていました(ちなみに写真奥側に延びる内堀も、明治期に埋め立てたのを平成に入り復元したものです)。ここで、おや?となります。 Image
Mar 11, 2022 13 tweets 1 min read
某国大統領が側近からツゴウノイイ情報しか上がってこなくなり、その結果として政治判断に狂いが生じているのではないかというお話。今どきそんな戯画的な話が…とも思われますが、我が社の昨今を見る限り割と普遍的な現象に思えますので、以下少し考察してみたいと思います。 まず、トップの在任が長くなると細部の細部まで精通し、下手すると年数の浅い現場担当より詳しくなります。そうするとトップは、だんだん下からの―特に耳障りの悪い話を―聞かなくなります。自分の方が詳しいし上手くやれるんだ、オマエラはただ儂の言うことに黙って従えばよい、と。
May 3, 2020 33 tweets 8 min read
「風の谷のナウシカ」の最も魅力的な登場人物の一人であり、とりわけ漫画版ではもう一人のヒロイン・主人公とすら言えるクシャナ殿下ですが、今回はその「成長」と彼女が目指した「王道」について考察してみたいと思います。
#ナウシカ 漫画版ナウシカでは、途中(3巻辺り)までどこか浮世離れした理想家(に見える)ナウシカと、実務家・現実主義(に見える)クシャナの対比が目立ちます。とりわけ3巻のサパタ包囲突破戦は軍人クシャナの面目躍如といった感がありとてもカッコいい( ・∀・)イイ!!のです。