しずかちゃん Profile picture
強くなくてもいいし正しくなくてもいいからただ生きてほしい。/子宮頸癌経験者/元看護師/あたたかい紅茶にミルクを注いでいるような気持ちになれるポストをお届けします/座右の銘「人間万事塞翁が馬」/2025年Kindle出版予定📙
Sep 8, 2024 5 tweets 1 min read
「生活保護受けてる人が
スタバにいるのおかしくない?」

皮肉にも、そんなポストを
スタバでコーヒー飲んでいるときに見かけた。

最近わたしは介護に疲れ、
スタバに逃げこむことが多くなった。

そんな矢先、目にしたポスト。

(え?なんで?生活保護受けてる人は
スタバでコーヒー飲んじゃいけないの?)

そう思ってしまったのは
言うまでもない。

わたしは高校生の頃、生活保護を受けていた。
父に捨てられ、慰謝料も養育費もない中
母が大病をし、働けなくなったからだ。

「明日食べるごはん、どうしよう…」
そう思ったのは、
たぶん一生忘れない。

市役所の生活福祉課の担当ケースワーカーさんには、今でも感謝している。

わたしが友だちと一緒に
生活福祉課をたずねたとき、
ケースワーカーさんは、

「今までよく頑張りましたね。
もう大丈夫ですよ。
すぐに手続きをしますからね」

そう言って、わたしたち母子を
救ってくれた。

母の入院費などは
もちろん支払わなくても良かったのだが、 生活保護の暮らしが楽なわけはない。

母はなんとかやりくりをして
わたしには苦労を見せなかったが、
それは、とても辛かったと思う。

わたしはたまに仲が良い友だちと学校帰り、
ショッピングモールのフードコートで
一杯500円のラーメンを食べるのが楽しみだったが、

今考えれば、それもぜいたくだったのではないだろうかと思っている。

けれど、

「生活保護受けてる人が
スタバにいるのおかしくない?」は
どうなのだろう。

違和感しか感じない。

じゃあ、ドトールならいいのか。

そもそも、
『生活保護を受けている人が、外食してはいけない』
という法律はない。

たとえば、生活保護を受けている人が、
1日に1回はスタバに行くとする。
その人にとっては、それが1日1食の楽しみ。

1日3食は必要なくて、
スタバでコーヒーとシュガードーナッツが食べられれば満足、となったら、
1日の食費は1,000円以下でおさえられる。

1ヶ月の食費は約30,000円。
生活保護費で十分やっていける。
(コーヒーとシュガードーナッツは
あくまで例えです)

それを
『ぜいたく』『無駄遣い』と言えるのか?

ご存知のとおり、